スクウェア・エニックスは、2023年2月24日に発売を予定しているプレイステーション 5/プレイステーション 4/Nintendo Switch/PC用RPG「オクトパストラベラーII(OCTOPATH TRAVELER II)」の最新情報を公開した。なおSteam版は2023年2月25日に発売予定。
本作は2018年に発売された「オクトパストラベラー」のシリーズ完全新作。ドット絵と3DCGを融合した「HD-2D」のグラフィックスが、さらなる進化を遂げて登場する。“ソリスティア”と呼ばれる新たな大地で、新たな時代に、新たな8人の旅が始まる。
今回は、盗賊「ソローネ・アングイス」となる「ソローネ編」と、神官「テメノス・ミストラル」となる「テメノス編」が公開された。他にも、バトルで使えるもうひとつのジョブ「バトルジョブ」などについて紹介する。
コンセプト
【新しい世界、新しい物語】
物語の舞台となるのは、分かつ海を隔て東西に大陸を有する“ソリスティア”と呼ばれる大地。
航路が開拓され大型船が海を往来し、蒸気を使った新技術の発明に湧く時代。
華やかな産業や文化に胸躍らせる者たちも、戦乱や疫病や貧困に涙する者たちも存在する世界。
そこで君は、生まれた場所も、職業も、そして旅の目的も異なる8人の旅人の1人となり、自由に旅することとなる。
ソローネ編
盗賊:ソローネ・アングイス
CV:田中 理恵
ここは、都会に胸躍らせるブライトランド地方。君は、23歳の“盗賊”ソローネ・アングイス。街の金と権力を握る、ならず者の集まり“黒蛇盗賊団”、その一員である君の仕事は、盗みと……掃除だ。
「……まただ。また、この匂い。吸い込むたび、胸が腐っていく……血の匂いだ。」
繰り返す日々から這い上がるため、君の旅は始まる──
ソローネ編登場人物
ファーザー
CV:堀内賢雄
黒蛇盗賊団を束ねる頭目のひとり。幼いソローネに暗殺と盗みの技術を教えこんだ。盗賊団の「仕事」を仕切る一流の殺し屋であり、組織の「父」。
マザー
CV:片岡富枝
黒蛇盗賊団を束ねる、もう1人の頭目。盗賊団の人員管理を担い、組織内の規律と秩序を重んじる。不出来な団員は容赦なく罰する、残忍なる組織の「母」。
ピルロ
CV:茂木たかまさ
黒蛇盗賊団の一員。組織に絡めとられる人生に半ば諦念を抱きつつも、組織で成り上がり自由を得る夢も持っている。
スキラッチ
CV:新井良平
黒蛇盗賊団の一員。攻撃的な言葉で吠えるその心の内には、組織から下される罰に対しての恐怖が刻まれている。
ソローネの旅立ちの地:ブライトランド地方
ソリスティア東部にある、東大陸随一の大都会地方。ブライトランドは、太陽の光に祝福された土地という意味。もともとは気候の良さを活かした農業が盛んだったが、やがてその流通が活発となり、世界中の人と富が集まっていった。
地域の発展と共に、大劇場や遊技場などの娯楽施設が増え始め、今では文明という新たな光を灯している。 その中心地がニューデルスタの街。東には、大航海時代から産業の中心として栄える工業地帯、クロックバンクがある。
盗賊ソローネのフィールドコマンド
昼:盗む
人々からアイテムを得られる。
(確率で成功。失敗すると関係性悪化)
何度も失敗すると、町との関係性が悪化しフィールドコマンドが使えなくなってしまう。ソローネのレベルを上げれば、「盗む」の成功率を高めることができる 夜:闇討ち
人々を気絶させられる。
(必要なもの:レベル)
ソローネのレベルが達成条件を満たしていれば気絶させることができる。行く手を阻むものを討ち、先へ進もう 盗賊ソローネの固有アクション:闇夜の加護
バトルで使えるソローネ独自のアクション。夜間におけるバトル開始時、味方全体を強化する。
「闇夜の加護」は夜間のバトル開始時に自動で発動する。味方全員の「物理攻撃力」、「属性攻撃力」、「行動速度」が上昇するため、バトル開始から一気に攻勢に出るのも戦略の1つとなる 盗賊ソローネの底力:残影
底力ゲージが貯まった時に使用できるソローネの技。発動すると1ターンに2回行動ができる。
「残影」を発動すると、そのターンにおけるソローネの行動直後にもう一度行動が可能になる。1ターン内に連続で2回行動できる強力なコマンド 2回分の行動は、それぞれ自由に選択できる。体勢を立て直すもよし、ひたすら攻めに徹するもよし、プレーヤーの戦術が試される テメノス編
神官:テメノス・ミストラル
CV:石田 彰
ここは、静謐な山々連なるクレストランド地方。君は、30歳の"神官"テメノス・ミストラル。異端審問官として、飄々と仕事をこなしていた君だが、ある日、聖火教会の大きな事件に巻き込まれていく。
「やれやれ……仕方ない。フフ……疑うことが私の仕事なもんで。」
遺された謎を解き明かすため、君の旅は始まる──
テメノス編登場人物
教皇 イェルク
CV:石黒史剛
町の人々や子供たちからも尊敬されている、聖火教会の最高位聖職者。テメノスを信頼していて、直属の異端審問官に任命した。
聖堂騎士 クリック
CV:榎木淳弥
「神の剣」とも呼ばれる、教会中から選りすぐられた聖堂騎士の1人。新人の任務として大聖堂の警護に配属された際にテメノスと出会い、共に奇妙な事件を追うことになる。
テメノス の旅立ちの地:クレストランド地方
ソリスティア北東部にある、山脈連なる地方。高い岩山の頂には、聖火教会の総本山たるエルフリック大聖堂がある。大聖堂には、人々の信仰の対象である大聖火が祀られている。100年前、東大陸が大寒波に見舞われたとき、大聖火がひときわ温かく輝き、人々を救ったという。 以来、聖火教会は名実共にこの地の主教となった。大聖堂のふもとにはフレイムチャーチという小さな村があり、巡礼者が多く宿をとるため彼らを相手にした商売で賑わっている。
神官テメノスのフィールドコマンド
昼:導く
人々を連れて歩ける。
(必要なもの:レベル)
テメノスのレベルが足りていれば町の人々を「導く」ことができる。連れ歩いている町人はバトルに「加勢」してもらうこともできる 夜:暴く
人々から情報を得られる。
(必要なこと:バトルでブレイクに成功)
「暴く」ではバトルでシールドポイントを削り「ブレイク」することで情報を入手できる。相手を倒す必要は無いので、弱点となる属性を探して攻撃しよう 神官テメノスの固有アクション:月光の審判
バトルで使えるテメノス独自のアクション。夜間のバトル開始時、敵全体に弱化効果を付与する。
「月光の審判」は夜間のバトル開始時に自動で発動する。敵全体に対して「暗闇状態」を付与して命中率を下げつつ、「物理防御力」、「属性防御力」を下げる効果がある。敵からの奇襲を避けながら味方の身を守り、バトルに安定感をもたらす 神官テメノスの底力:断罪
底力ゲージが貯まった時に使用できるテメノスの技。すべての攻撃で、敵の弱点に関係なくシールドポイントを削ることができる。
「断罪」を発動したターンのテメノスの攻撃は、敵の弱点でなくてもシールドポイントを削ることができる。ブーストや、攻撃回数の多いアビリティを組み合わせれば一気に敵をブレイクさせることができる システム
バトルジョブ
職業が異なる8人の旅人はそれぞれ、生来のジョブである「ベースジョブ」を持っているが、冒険を進めていくと、バトルで使えるもうひとつのジョブ「バトルジョブ」を解放できる。
「バトルジョブ」を変更すれば、「ベースジョブ」と「バトルジョブ」2つのジョブに応じた武器種とアビリティを扱うことができる。
扱える武器種が増えれば、敵の弱点に応じた武器を選んでブレイクさせやすくなる。扱える武器が増えるだけでも戦力は大幅に変化する それぞれのキャラクターの長所をさらに伸ばすか、短所を補うようにバトルジョブを組み合わせるか、プレーヤーの数だけ戦略がある バトルジョブの入手
剣士、踊子などの基本となるバトルジョブは世界に点在する「ギルド」を見つけ、「ライセンス」を発行してもらうことで入手できる。「ライセンス」はギルドの課題をクリアすることで最大3つまで入手できるので、同じバトルジョブを同時に複数人が使用することも可能になる。
町の中に堂々と存在するギルドもあれば、町はずれにひっそりと存在するギルドもある。くまなく探索してみよう 中には、1つしか存在しない「伝承の証」という特殊なアイテムが必要になるバトルジョブもある。そのぶん強力な技も多いので、誰がどう使うか考えよう サポートアビリティ
ジョブアビリティの習得数に応じて「サポートアビリティ」も習得していく。自動で効果を発揮するお得なアビリティで、各自最大4つまで自由に組み合わせて装備することができる。
習得できるサポートアビリティは、バトルジョブによって異なる。色々なジョブアビリティを積極的に習得していこう 「物攻+50アップ」に「クリティカル+50アップ」など、異なるジョブのサポートアビリティを組み合わせて、より強力なキャラクターに育てることができる 「エンカウント半減」、「戦闘後回復」などバトルだけではなく探索に向いたサポートアビリティもある クロスストーリー -ソローネとテメノス-
今作では主人公同士が共に行動しストーリーを進行する「クロスストーリー」があり、主人公同士で描かれる新たな物語も体験できる。
「フレイムチャーチへ戻ってきたソローネとテメノス。大聖堂に隠されたというお宝の噂を思い出したソローネは、テメノスに調査の協力を持ち掛けるが……。」
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