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「Predator」初となる裸眼3D立体視搭載のゲーミングノートPCが11月11日発売

【Predator Helios 300 SpatialLabs Edition「PH315-55s-SL93Z」】

11月11日 発売予定

価格:オープン

想定価格:640,000円(税込)前後

 日本エイサーは、最上位ゲーミングブランド「Predator」では初となる、裸眼での3D立体視を実現する没入型体験「SpatialLabs(スぺイシャルラボ)テクノロジー」を搭載したゲーミングノートPC「Predator Helios 300 SpatialLabs Edition『PH315-55s-SL93Z』」を11月11日に発売する。価格はオープン。想定価格は640,000円(税込)前後。

 特別な3Dメガネを使用することなく、よりリアルな没入型体験が可能な本製品は、本格的にゲームを楽しむユーザーや、映画やアニメーションなどの3Dコンテンツを3D立体視で楽しみたいユーザーにピッタリのモデル。コンシューマー市場に向けてはビックカメラグループ、ヨドバシカメラ、JoshinのECサイト、Acer公式オンラインストアにて販売される。また、法人市場向けにも取り扱いが開始される。

 なお、AcerのSpatialLabsテクノロジー搭載製品は現在、クリエイター向けブランド「ConceptD」のノートPC「ConceptD 7 SpatialLabs Edition『CN715-73G-SL76Z』、手持ちのPCにつないで裸眼3D立体視を活用できるモニター2機種「Acer SpatialLabs View Pro『ASV15-1BP』」、「Acer SpatialLabs View 『ASV15-1B』」がラインナップされている。

【Predator Helios 300 SpatialLabs Edition「PH315-55s-SL93Z」】

「Predator Helios 300 SpatialLabs Edition『PH315-55s-SL93Z』」の特長

裸眼3D立体視を実現するテクノロジーを搭載

アイトラッキング技術

 製品本体上部のウェブカメラの両脇に専用カメラを搭載。目と顔の動きを認識してトラッキングする。

3D表示可能ディスプレイ

 ディスプレイ表面に光学レンズを接着。左右の目に見せるイメージセットを作成し、ディスプレイと光学レンズを通して表示させることにより、3D表示を実現する。2Dモードと3Dモードの切り替えも可能。

リアルタイムレンダリング技術

 3Dコンテンツをリアルタイムにレビュー、レンダリングすることで、デザインなどの制作フローを効率化する。

AI技術

 2D画像や映像を3Dに自動変換するAI技術を搭載。

4つのアプリを提供

 本製品には、ゲームを含めた裸眼3D体験に必要なアプリケーションを各種標準搭載。3Dアプリ管理ツールである「SpatialLabs Experience Center(SpatialLabs エクスペリエンスセンター)」内で以下4つのアプリが提供される。

SpatialLabs TrueGame

 SpatialLabs TrueGameは、お気に入りのゲームタイトルをさらに没入して楽しむための3D立体視を導入するアプリケーション。多くのゲームは3次元を意識して、各シーンやオブジェクトに奥行きの情報を盛り込んで制作されている。SpatialLabs TrueGameは、この既存の情報を活用して、ゲームを3D立体視で表示。ユーザーがお気に入りのゲームをシームレスに楽しめるよう対象のゲームタイトルごとに専用の3Dプロファイルを用意する。さらに今後も、順次ゲームタイトルが追加アップデートされる予定。

□ゲームタイトルリスト:https://d3iwt3ba3jnmee.cloudfront.net

SpatialLabs Model Viewer

 主要な3D形式のファイル※1をインポートし、立体3Dで表示するアプリ。各種設定項目を選択することで、オブジェクトの移動、回転、拡大・縮小、照明の方向など、さまざまな視覚効果をリアルタイムで確認することができる。

SpatialLabs Go

 3DソフトウェアのBlenderを使用することで、リアルタイムレンダリング技術により2Dで編集をし、立体3Dでリアルタイムに表示をするアプリ。ユーザーが持っている外付けの2Dモニター上でコンテンツを作成または編集し、立体3Dで変更点をリアルタイムに「Predator Helios 300 SpatialLabs Edition」で表示することができる※2。

 さらに、2DコンテンツをAI技術により疑似的に3Dレンダリング(サイドバイサイド方式へ変換)して3D表示する機能も搭載。写真や画像、ビデオ会議など、さまざまなフルスクリーン2Dコンテンツを疑似的に3Dで表示する※3。

SpatialLabs Player

 右目用と左目用の映像を左右に並べたサイドバイサイド方式のビデオを、立体3D表示するプレーヤーアプリ。

Core i9/RTX 3080搭載

 パワフルなパフォーマンスをサポートするため、CPUは第12世代インテル Core i9 プロセッサー、GPUは NVIDIA GeForce RTX 3080を搭載。高い処理速度と強化されたリアルタイムレイトレーシング技術により、遅延の少ない臨場感溢れる映像で幅広いゲームタイトルが楽しめる。さらに、メモリーは 32GB、ストレージは 1TB SSDと大容量を搭載。

 また、高解像度の15.6インチ UHD※4ディスプレイはIPSパネル搭載。斜めの角度から見ても高精細で鮮明な映像を映し出す。映像やグラフィックスの表現には欠かせない精緻な色表現にもこだわり、デルタE2未満の正確な色精度、Adobe RGB比100%の色域で、ゲームのなかの世界を鮮やかに映し出す。

冷却システム

 冷却システムは、通常のファン1基に加え、前世代に比べ最大約10%風量性能の向上を実現したAcer独自の冷却システム 第5世代 AeroBlade(エアロブレード)3Dファン1基を設置。ファンのエッジをギザギザ状にすることで風量を増加させ、静音性を高めつつキーボード周辺の熱を効率的に排除する。加えて、CPUとサーマルモジュールの間に、液体金属グリスを採用。これにより、より効率的に熱を逃がし、CPUの性能をさらに最適化する。

インターフェイス

 インターフェースは、Thunderbolt 4対応のUSB 3.2 Type Cポート、USB 3.2 Type Aポート 3つ、HDMI出力ポート、Mini DisplayPort出力ポート、有線LANポートと充実している。

※1:対応フォーマット:FBX、OBJ、3DS、IGES、GCO、DAE(COLLADA)、GCODE、STP、glb、gITF、IGS、STEP
※2:パソコン本体を別途モニターと接続する必要があります。Blender、およびモニターは別売となります。
※3:すべてのコンテンツを3D表示にするものではありません。表示するコンテンツにより見え方が異なる場合があります。DRM保護されたコンテンツは非対応です。
※4:2D表示の場合。