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【TGS2022】いっぱい地に塗れました。「Wo Long: Fallen Dynasty」試遊レポート

虎にも大苦戦の義勇兵は妖魔だらけの三国志を生き残れるのか

【Wo Long: Fallen Dynasty】

2023年 発売予定

価格:未定

 コーエーテクモゲームスは、2022年9月15日から18日まで開催されている東京ゲームショウ2022にて、後漢末期の三国志を舞台にしたダーク三國アクションRPG「Wo Long: Fallen Dynasty」(ウォーロン フォールン ダイナスティ)の試遊台を設置している。

 「ウォーロン」は、主人公となる名もなき義勇兵が中国武術を駆使したアクションで、妖魔はびこる乱世に立ち向かうタイトル。試遊台では15分間のプレイが可能で、今回は、このTGSバージョンを体験させてもらった。

プレイスタイルに合わせてカスタマイズ可能なキャラメイク

 ゲームをスタートすると、最初にキャラクターの外見選択を行うこととなる。素体としてはいくつかのパターンが用意されており、その中から好きな外見を選ぶことが可能だ。製品版ではスタンスの広さや肌の色などの変更もできるようなので、メイキングだけで何時間も費やしてしまうプレーヤーもいそうだが、ここでは用意された外見から一つを選んで先へと進むことにした。

自分だけのキャラクターを作れるが、あまり時間をかけすぎてしまうとプレイタイムが短くなるので要注意だ(笑)。

 続いて、プレイスタイルに応じた五行を選ぶ。これは火、土、木、金、水が用意されており、火行なら攻撃特化型、金行は妨害特化型というような特徴を持っている。プレーヤーの腕に合わせた五行を選択すれば、いよいよ戦いの幕開けだ。今回の体験版では、最深部に潜むボスキャラを倒せばクリアとなるということで、まずは要所で守りを固めている敵を倒していくことに。

五行は文字通り5つあるので、プレーヤーのプレイスタイルに合わせたものを選択しよう。

意外とサクサク進める道中

 ここまで終了すると、いよいよ戦いの幕開けだ。ダークな雰囲気が漂う岩場に、名もなき主人公キャラがたたずむ。右上にはレーダーがあり、赤く光っている部分に敵が存在する。それを見ながら、ゆっくりと歩を進めていこう。

レーダーを見れば、敵がどこにいるのかがわかる。プレイ中は、常に気を配っておきたい。

 フィールドでは、主人公が近づくと相手の頭上にゲージが表示され、これが一杯になると見つかったという判定になり敵が攻撃を仕掛けてくる。最初は良くわからないままに、襲ってくる相手に対して剣で斬りつけてみたところ、あっさりと倒すことに成功してしまう。死にゲーと言ってたけれど、こんなに弱いなら楽勝でしょう! と調子に乗って、その後も数人の敵と遭遇するものの、同じように剣を振り回すことで撃退できてしまった。

敵の頭上に表示されているゲージが振り切れると、こちらを発見して攻撃態勢をとってくる。見つかる前に静かに近づいて、ばっさりと斬ってしまおう。
道中には、旗を立てられる休息ポイントが用意されている。ここに旗を立てることでHPを回復したり、戦闘を有利に運べるようになるプレーヤーの士気ランクをアップすることが可能だ。

強敵が続々。「一敗地塗」死にゲー体験

 意外にサクサクと進めるものだなと思っていたところ、目に飛び込んできたのは虎をより凶暴にしたような敵。見るからに強そうなのだが、覚悟を決めて戦いを挑むことに。ところが、敵の視界に入った瞬間にこちらの存在がバレてしまい、ものすごい勢いで遠くから飛んできて襲いかかられてしまった。気がつけば、反撃もままならないうちにゲームオーバーに。これは強すぎると思いながらも×ボタンを押して再びフィールドに復帰し、もう一度戦いを挑んでみたのだが、またも返り討ちにあってしまう。

虎は最初の難敵。距離を取っていても飛び込んできて、その鋭い爪で攻撃してくる。壁際に追い詰められたら死、あるのみ。
プレーヤーのHPが0になると、画面に大きく“一敗塗地”というメッセージが表示された後、Tipsが表示される画面が表示されリトライ待ちに。ここにはヒントになることも書かれているので、一度すべてに目を通してから×ボタンを押して再挑戦したい。体験版だけでも一敗どころか10敗以上、苦渋をなめさせられるのだから。

 ここで、道中に表示されていた回避方法を思い出し、相手が攻撃してくるタイミングで○○と素早く入力すると、主人公が横っ飛びで攻撃をかわしてくれた。やった! と思ったのもつかの間、その油断した隙に攻撃を喰らってしまい再びゲームオーバーに。ちなみに、○ボタン2回で回避行動だが、敵の攻撃に合わせて○ボタンを押せば「化勁」というアクションが発動し、相手の攻撃を受け流して戦闘を有利に運べる。タイミングがシビアなのでアクションゲームの腕が問われるが、死にゲーが好きな人ならば簡単に発動できるはず?

ゲーム進行中には、時々このような感じで操作方法が表示される。思った以上に大事なコマンドなので、忘れずに覚えて使いこなしたい。筆者はうまく化勁が発動できなかったため、回避のお世話になりまくった。

 これが死にゲーなのか……そう思いながら三度目四度目とチャレンジしてみるものの、どうしても勝てない。そんな時にもう一つ、キャラメイク終了後に表示される操作方法の中に、R1と□や△で武技が出せると書いてあったことを思い出し、試してみることに。敵の攻撃を回避し、隙ができたところに武技をたたき込むことをゲームオーバーになりながらも10回近く繰り返し、ようやく撃破に成功! この時ばかりは心の中でガッツポーズを決めたほどだ。この爽快感は最高で、確かに死にゲーの虜になってしまう人の気持ちがよくわかった。しかし、この強さでも体験版のラスボスではなかった……。

敵の攻撃を回避でかわして武技を叩き込むこと数回、ようやく倒すことができた。武技は、五行ごとに違う技が設定されているので、いろいろ試してみるといいかもしれない。

 さらに先へと進み最深部にたどり着くと、そこに現れたのは“人公将軍 張梁”という妖魔。右腕には巨大な棍棒を持ち、伸縮する左腕に捕まると振り回されたあげくに地面に叩き付けられてしまうという、とんでもない強さを誇る敵だ。まずは様子を見ようと思い回避行動で接近してみたのだが、左手に捕まって大ダメージを負い、あっという間にゲームオーバーになってしまった。先ほどの虎とは比べものにならない強さなので、再挑戦時には慎重に近づいてみたのだが、どうしても捕まって攻撃を食らってしまう。やはり化勁が使えないと厳しいと思っていたのだが、何度か死を繰り返すうちに、右手の棍棒で攻撃した直後に隙があることを見つけ、そこタイミングで反撃を喰らわせてやる! と思ったところで時間となってしまった。うーん残念。

べらぼうな強さだと感じた張梁は、もはやモンスターレベル。しかし後ほどスタッフに話を聞いたところ、あっさりと倒してしまう人もいるとか。
士気ランクは、プレーヤーだけでなく敵キャラにも設定されている。この数値が大きいほど強敵ということになるのだが、プレーヤーを倒した敵は再挑戦時には士気ランクがアップするのだ。ボス敵がランクアップしたら、もう涙しか出てこない。

たった15分でもバッチリ死にゲー。勝てばご褒美も用意

 今回は15分という短い間でのプレイだったが、うまく表現されたダークな雰囲気や多岐にわたるアクション、さらには死にゲーにふさわしい死にまくりもシッカリと体験できた。試遊すると缶バッヂがもらえるほか、最後に登場する“人公将軍 張梁”を倒すことができれば、特典としてTシャツをゲットすることができる。「仁王」などが得意という人は、ぜひ撃破に挑戦してTシャツを持ち帰って欲しい。

こちらが、試遊者にプレゼントされる缶バッジ。

※特典は数に限りがあります。制限に達ししだい配布終了となります。