ついにN高敗れる！　第4回全国高校eスポーツ選手権 「League of Legends」部門、クラーク記念国際（東京）「Yuki飯食べ隊」が悲願の初優勝

　一般社団法人 全国高等学校eスポーツ連盟（JHSEF）は12月26日、第4回全国高校eスポーツ選手権 「League of Legends」部門の決勝大会を開催し、クラーク記念国際（東京）「Yuki飯食べ隊」が初優勝した。

　全国高校eスポーツ選手権は、「eスポーツを日本の文化」を合言葉に、2018年よりスタートした高校生を対象にしたeスポーツ大会。第4回大会では、「League of Legends」、「ロケットリーグ」に加えて、新種目として「フォートナイト」が加わり、3種目で全国の高校生が覇を競う大会となっている。

　第4回全国高校eスポーツ選手権最終日となった12月26日は、国内にもプロリーグが存在する人気種目「League of Legends」の決勝大会が行なわれた。2018年の第1回大会から常勝軍団として常に決勝大会に名を連ね、大会2連覇中のN高（沖縄）と、“打倒N高”を合い言葉に、プロチームの力を借りながら実力を養う有力校という構図で、毎年様々なドラマが繰り広げられてきたが、今年はついにN高が敗れるという大波乱が起こった。

　N高の3連覇を阻んだのは、クラーク記念国際（東京）「Yuki飯食べ隊」。「Yuki飯食べ隊」は、2019年の第2回から大会に参加し、第2回は決勝でN高「KDG N1」に、第3回もN高「Team No Plan」に予選大会で敗れるなど、常にN高に敗れてきた。第4回は準決勝で宿命のライバルであるN高、しかも2連覇を果たしている最強チーム「N1」と激突。Rascal Jesterで活躍していた元プロゲーマーYuki選手の3年間のコーチングの成果を遺憾なく発揮し、栄えあるオフライン決勝の場で「N1」に完勝。その勢いのまま、決勝戦でもアートカレッジ神戸（兵庫）に33：7というスコアで大勝。ついに悲願達成となった。

応援レポーターとして出演したN高「KDG N1」優勝チームメンバーの大友美有さん。後輩の敗北を目の当たりにしてパニックになったようだ

【大会結果】

1位：クラーク記念国際（東京）「Yuki飯食べ隊」

2位：アートカレッジ神戸（兵庫）「ACKA A」

3位：N高校（沖縄）「N1」

3位：ルネサンス大阪高校（大阪）「ロイヤル決して諦めない」