ルネサンス大阪高校（大阪）「ロイヤル決して諦めない」、優勢からの逆転負けも「負けてしまったが楽しめた」

　「eスポーツを日本の文化」にという想いから始まった全国高校eスポーツ選手権。先週12月19日には「フォートナイト」部門、昨日12月25日には「ロケットリーグ」部門の決勝大会が開催されたが、本日12月26日には本大会最後となる「リーグ・オブ・レジェンド」部門の決勝大会が開催された。結果は、因縁の相手だったN高（沖縄）を下し、クラーク記念国際 Akihabara（東京）「Yuki飯食べ隊」の優勝となったが、本稿では決勝大会出場チームへのインタビューをお届けする。

　最初は、本日1戦目となるルネサンス大阪高校（大阪）「ロイヤル決して諦めない」vsアートカレッジ神戸（兵庫）「ACK A」で惜しくも負けてしまったルネサンス大阪高校（大阪）「ロイヤル決して諦めない」チームへのインタビューをお送りする。

左からkarehamodoki選手、ぴえろちゃん選手、tokoroten1629選手、ざよい選手、sYuus選手

　試合中盤まで優勢なゲーム展開を築けていたルネサンス大阪。中盤のバロンファイトで集団戦に負けてしまい、逆転を許してしまうという悔しい形での敗退となったが、3年生のtorkoroten1629選手は「自分たちの中ではいい試合ができた。負けてしまったけど楽しめたので良かった」とコメント。「来年以降は後輩にがんばってほしい」と続けた。同じく3年生であるsYuus選手は「個人的には満足行くプレイができたのでよかったと思う」、karehamodoki選手は「この経験を何かに活かせられたらいいと思います」とした。

　対戦相手であったアートカレッジ神戸は、ルネサンス大阪と同じ関西地方の高校ということで、これまで何度も対戦していたため色々対策は練っていたようだ。そのため序盤は思うように事を運んでいたが、試合の後半になってアートカレッジ神戸が上回ってきたとのこと。決勝大会という舞台で焦りがあったが、次のドラゴンが湧くまで待ち、リードをつくってから畳み掛けたほうがよかったと反省していた。

　また、ミッドレーナーのkarehamodoki選手としては、今回はチームファイトで勝つ構成をしていたが、バロンを取るか集団戦で勝つか。それを決めることができなかったのが敗因だと語る。バロンか集団戦か、あやふやな状態で戦うことになったことでいい形での戦闘を起こせなかったのだ。

　有利に試合を進めていても、1つの集団戦で大きく戦況が変わってしまうこともあるのが「LoL」。やはり、試合のターニングポイントとなったあのバロンファイトに悔いは残るだろう。ただ、ベスト4という結果に関しては「去年は先輩方が違う大会でベスト4をとっていたので、同じ成績をおさめられてよかった」という。本大会を通して、「様々な方が応援してくれたことが嬉しかった」という言葉でインタビューは締めくくられた。

【ルネサンス大阪高校（大阪）「ロイヤル決して諦めない」】