インタビュー

アートカレッジ神戸(兵庫)「ACK A」、優勝逃すも笑顔のkaeto選手「楽しい試合ができて後悔はない」

第4回全国高校eスポーツ選手権「LoL」部門 準優勝チームインタビュー

【全国高校eスポーツ選手権「LoL」部門】

12月26日 開催

 「eスポーツを日本の文化」にという想いから始まった全国高校eスポーツ選手権。本日12月26日に開催された「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」部門の決勝大会出場チームインタビュー3組目は、クラーク記念国際 Akihabara(東京)「Yuki飯食べ隊」との決勝戦に敗退し準優勝となった専門学校アートカレッジ神戸(兵庫)「ACK A」だ。

左から、ikki1031選手、Kensou選手、tatsu09選手、kaeto選手、Metamonn選手、衛生兵イルミん選手

 準決勝でルネサンス大阪と戦い、ゲーム中盤のバロンファイトで逆転して決勝へと勝ち上がったアートカレッジ神戸。クラーク記念国際 Akihabaraと戦う決勝戦でもその勢いのまま波に乗れるかというところであったが、結果はBO3(2本先取戦)で0勝2敗という形になった。決勝戦ということもあって、アートカレッジ神戸「ACK A」の選手たちは非常に悔しい思いをしているだろうと思ったが、リーダーであるkaeto選手は「負けてしまったが、僕個人的にはとても楽しい試合だった」と終始笑顔だった。

 また、この決勝戦だが、1試合目はアートカレッジ神戸側が常に劣勢で押される試合となっていた。そのため、2試合目は気持ちで負けてしまい、奥手奥手でネガティブなプレイになってしまうのではないかと予想をしていたが、実際はその逆。アートカレッジ神戸側がどんどん攻めていく試合展開となっていた。これは、1試合目と2試合目の合間に、チーム全体で「もっとアクションを起こしていこう、積極的に攻めていこう」という作戦を話し合ったからだという。

 kaeto選手もこの作戦に対し、「1試合目はミスが多かったが、2試合目はどんどんアクションを起こせていけたので満足した」とコメント。この戦い方こそがアートカレッジらしさであり、思う存分プレイできたので後悔はないと言い切った。ただ、チーム全員に後悔がなかったわけではなかった。中でもミッドレーナーのKensou選手は、「自分はクラーク記念国際に動きを止められ、2試合ともチームから離れた位置で何もできなかったので悔しい気持ちでいっぱいです」と悔しさを語った。

 チーム6人中5人が今年度で卒業となるアートカレッジ神戸。3年生でありリーダーのkaeto選手は、「コーチも含めて全員でこんな大きなステージに立てたことは思い出になった」と語った。

【アートカレッジ神戸(兵庫)「ACK A」】
【第4回全国高校eスポーツ選手権リーグ・オブ・レジェンド部門決勝大会】