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対戦モード「ゴーストウォー」ではガジェット&連携が鍵!「ゴーストリコン ブレイクポイント」オープンβテストレポート

10月1日 発売予定(通常版のみ10月4日)

【価格】

通常版:
8,400円(税別)
ゴールドエディション:
12,000円(税別)
アルティメットエディション:
14,400円(税別)
コレクターズエディション:
20,000円(税別)

 まもなく発売を迎えるゴーストリコンシリーズ最新作「ゴーストリコン ブレイクポイント」。現在誰でも参加可能なオープンβテストを9月29日23時まで実施している。本作は“Tom Clancy's”シリーズの最新作であり、元特殊部隊員のエミル・ダボン氏が脚本とミリタリーアドバイザーとして参加し、架空の南国の島「アウロア」を舞台に“いま、そこにある危機”を描く

 オープンβテストでは、本作の魅力の1つであるオープンワールド部分の探索はもちろん、いくつかのサイドミッション、そして対人コンテンツである「ゴーストウォー」などがプレイできる。

 最新のテック企業から古代遺跡までが散らばる広大なマップを探索するオープンワールドの魅力、物語を深堀りするサイドミッション、そして専門家による緻密な検証に基づいたミリタリー要素についてはクローズドβテストで体験できたのだが、本稿では新たにプレイできるようになったPvPモード「ゴーストウォー」について紹介していきたい。

【『ゴーストリコン ブレイクポイント』PvPモード「ゴーストウォー」トレーラー】

「ゴーストリコン」世界でのシビアな対人戦「ゴーストウォー」

 「ゴーストウォー」はゴーストリコンの世界観でプレイする対戦用コンテンツだ。4人対4人で対戦するモードで、現時点ではデスマッチモードの「エリミネーション」と、攻撃側・防御側に分かれて爆弾の爆破(解除)を目指す2モードをプレイすることができる。プレイするのも簡単で、拠点からNPCに話しかけるか、作戦ボードから選択するとプレイできる。本モードの特徴は、本編と同様に“ミリタリーのリアル感”を高めた緊張感と、本編と地続きのキャラクターカスタマイズなどのシステムにある。

 ミリタリーのリアル感は設定や戦闘システムで再現されている。本作のキャラクターは特殊部隊「ゴースト」の隊員とはいえ、無限に走り続けられるわけでも、何十発も銃弾を受けて耐えられるほどのタフさも持っていない。つまり、「ゴーストウォー」では1人で"無双"することは難しい。また、マップの端から端まで走ると数分間はかかるくらいの広さがあり、さらに遮蔽物なども多い。だからこそ「ゴーストウォー」では本編以上にガジェットやアイテムの活用、そして味方との連携が勝負の鍵を握る。

 例えばドローンを飛ばして敵を索敵するという要素は本編でもお馴染みのシステムである。先に敵を発見しておけば、相手の不意をついたり、自チームのほうが人数が多い状態で戦闘を仕掛けることができる。勝って生き残れる可能性が上がるのはもちろん、すぐに直接ぶつからずとも敵の位置をマークして味方に共有することで、有利に立ち回ることができる。1人の力だけで戦闘を生き残るのは難しいが、チームで力を合わせることで一気に有利になる。このリアル感が痺れるところであり、「ゴーストウォー」の魅力なのだ。

発砲音で敵のおおよその位置がレーダーに表示される。なおハンドガンやサブマシンガンにサプレッサーをつけることで発砲音を消すこともできる。それもまた戦い方の1つだ
敵のドローンを撃ち落とすことで索敵の妨害をすることも可能

 一方で、ただリアルさを追求するだけではなく、ゲームの対人戦として面白くなるようにアレンジされている要素もある。例えば戦闘中に撃たれてダウンしても他のプレーヤーに蘇生してもらうことが可能なので、抑え込まれていても逆転のチャンスがあるようになっている。また、マップ上には一箇所「監視システム」という設備があり、この設備をハッキングすることで敵チームの位置をマーキングできる要素などもある。ただ蘇生もハッキングもある程度の秒数を必要とするので、そこを狙われたりすると逆転のチャンスも潰されてしまう。このバランス感はリアルを追い求めつつも、きっちりとゲームとしての面白さとして生かしている要素の1つだと感じた。

「監視システム」のハッキングで敵の位置をマーキングすることができる。だがハッキングには時間がかかるので、待ち伏せされているとアウトだ

 本編と地続きのキャラクターカスタマイズについては、本編で使用しているキャラクターのクラスや、持っているアイテムなどがそのまま「ゴーストウォー」にも引き継がれる。もちろん強すぎるPerkなどは効果を発揮しなかったり、補正がかかっていたりして、あくまでも“プレーヤーのスキルベース”の対人戦になるように調整されている。

ゲームに降り立ったばかりのキャラクターでもキャラクター性能は調整されるので、いきなり戦場に飛び込んでもOKだ。ただ、自分の好みの武器程度は持ち込んだほうがより楽しめるだろう

 「ゴーストウォー」を終えれば経験値やゲーム内クレジットも入手できるし、ミッションを達成すれば本編でも使用できるアイテムなどが入手できる。他のタイトルではソロモードとPvPモードが分離しているものも多いなか、本作では本編で育成したキャラクターと入手した銃・装備を使って「ゴーストウォー」で対人戦を楽しむことができ、そしてリワードは本編にも共有される。この本編とPvPモード「ゴーストウォー」のループは「ゴーストリコン ブレイクポイント」を魅力的にしている要素の1つだ。

「ゴーストウォー」を通じてキャラクターを育てることもできるし、このモードでしか入手できないPerkなどもある。本編とPvPの地続きのゲームシステムになっている

 「ゴーストリコン ブレイクポイント」は現在オープンβテストを開催中だ。謎多き「アウロア島」の探索、続きが気になるストーリー、そしてリアルな対人戦を楽しめる本作をぜひ体験してみて欲しい。