ニュース
発想・想像力を武器に新たなJoy-Conを開発せよ!キッザニアの新たなパビリオン「ゲーム会社」のオープンセレモニーが開催
2019年7月16日 22:53
KCJ GRUOPは、こどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」と「キッザニア甲子園」において、任天堂がオフィシャルスポンサーを務めるパビリオン「ゲーム会社」をオープンした。
「キッザニア」は3歳から15歳のこどもが様々な仕事やサービスを体験できる施設。そこに新たに加わった「ゲーム会社」ではゲームクリエイターとなって、Nintendo Laboの新たなコントローラー開発を体験できる。
7月16日には「キッザニア東京」においてプレスツアーが開催され、Nintendo Laboを用いたJoy-Con開発までの流れが実演されたほか、あわせて行なわれたオープニングセレモニーでは任天堂 取締役上席執行役員の柴田 聡氏とKCJ GROUP 代表取締役副社長の圓谷道成氏が登壇。「ゲーム会社」にかける意気込みや狙いを語り、テープカットを行なった。
なにを使ってToy-Conをつくる?パビリオン「ゲーム会社」
さて、「ゲーム会社」では大人のスーパーバイザーの指導のもと、キッザニア仕様の特別版「ドライブキット」を用いてToy-Conを作っていく。最大のポイントとなるのは開発に使う"アイテム"だ。パビリオン内には旗やヘルメット、ホウキやディスクといったおよそコントローラーからは程遠いアイテムが用意されており、これとJoy-Conのジャイロセンサーを使って画面内のバギーをどうやって操作するかを考える。
スーパーバイザーは子どもたちに「まず自分が楽しみながら、プレイした人にも楽しんでもらえるように」コントローラーを考えるようアドバイスを贈る。すると子どもたちは、例えばホウキで床を掃く動きがバギーに連動するのが面白いのか、はたまたヘルメットに取り付けて頭を左右に振ることでバギーが動くのが面白いのか……という、自分なりの「面白さ」を求めていろいろと試行錯誤する。
もちろん子ども向けの施設ということで、動作のためのプログラムまで1から設計するということはないが、アイデアを絞り出して面白いものをつくるという体験は非常に素晴らしいものだ。この過程こそが「ゲーム会社」というパビリオンの面白さであるとともに、Nintendo Laboという製品の持つ面白さであるとも言えるだろう。
そして「ゲーム会社」の体験が終わると、最後にキッザニアロゴ入りのJoy-Conホルダーとネームプレートが入ったNintendo Switchパッケージがもらえる。なんとパッケージには作ったToy-Conと自分の記念写真が印刷されるということで、これはなんとも嬉しいおみやげと言える。
「ゲーム会社」はゲーム好きな子どもはもちろん、おそらくはそうでない子どもにも、ゲームを通じて考えることの楽しさを教えてくれるような素敵なパビリオンだ。そしてここでの体験を原体験に、将来ゲーム開発に進む子どもが出てきたとしたら、そんなに素晴らしいことはない。キッザニアを訪れた際には是非体験してほしいパビリオンだ。