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【東京おもちゃショー2019】くり抜いたダンボールを弾丸として飛ばすバンダイの「ダンボールコマンダー」は、男の子の工作心をくすぐるトイガンだ!

6月13日~16日開催(一般公開日は15日、16日)

会場:東京ビッグサイト 西1~4ホール

入場料:無料

 ゲーム業界では任天堂がダンボールをNintendo Switchのコントローラーにする「ニンテンドーラボ」が大きな話題となったが、おもちゃ業界にもダンボールを使ったおもちゃが登場した。バンダイの「ダンボールコマンダー」だ。

バンダイブースの「ダンボールコマンダー」ブースは、見た目もダンボール風

 その名の通り、本体の多くのパーツがダンボールでできているトイガンで、弾を飛ばす機構が組み込まれた「DBシューター」というコアとなるパーツを中心に、同梱のダンボール製「カスタムDBボード」を組み立てることで完成する。このカスタムDBボードには、完成したときに格好良く見えるように模様が印刷されているのだが、その裏には何も印刷されていないというのがポイント。

 実はこれ、裏返した状態でも組み立てが可能で、その状態で完成させると模様のないプレーンなガンが完成する。これに模様を描いたり色を塗ったりすることで、自分だけのオリジナルのダンボールコマンダーを作れるというわけである。

「ダンボールコマンダー ライフルキット」。中央にあるのがDBシューターだ
ライフルキットのカスタムDBボード。パーツには切り抜きが入っているので、工具なしで作れる
パーツは付属のピンとダンボールで作った三角柱のジョイントで接続する。ジョイントの入る穴を開ければ、お手製のダンボールパーツなども使えそうだ

 ダンボールコマンダーの弾丸となるのもまたダンボールで、カスタムDBボードの余った部分や一般的なダンボールを、付属の「DBメーカー」を使って切り抜くことで作れるようになっている。DBメーカーの隙間にダンボールを入れてハンドルを15回前後回すとダンボールが綺麗にくり抜かれ、接続したマガジンにくり抜いた弾が装填される。これを何度か繰り返すことで、マガジンに給弾されていく仕組みだ。DBメーカーにはくり抜くための刃が内蔵されているが、マガジンを接続しないと刃が出ず、その状態なら刃に触れることはできないという安全に配慮した設計が施されている。

付属のDBメーカー。厚さ1.5mm~3mmまでのダンボールに対応。持ち手にはダンボールの厚さを測るゲージが備えられている
くり抜いた弾はマガジンの中へと装填される。これをDBシューターにセットすると撃てる
円盤状の弾が気持ちよく飛んでいく。折れたダンボールで作った弾は飛距離が出ないので使わないほうがいいそうだ

 トリガーを引くと、DBシューターの中のハンマーがスプリングで押し出されて弾をはじき出すシンプルなストライカー式で、公式の飛距離は4m程度とのことだが、弾が円盤状なので、意外にまっすぐ飛んでいくのが気持ちいい。また弾を作るダンボールの厚さによって飛行や挙動が変わるのも手作り感があって楽しいところだった。

こちらは「ダンボールコマンダー ハンドガンキット」。作るのも簡単だ

 ラインナップはコンパクトな「ハンドガンキット」(3,800円、税別)と、両手で抱えられる大きな「ライフルキット」(4,500円、税別)がラインナップ。ともに8月上旬発売予定となっている。工作好きなお子様のみならず、大人も楽しめるアイテムだ。

ダンボール製の緩衝材は、撃ってスコアを競えるターゲットになっているエコ仕様