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【FFXIV FAN FES】15,000人が熱狂した2日間「FFXIV」ファンフェスレポート
コスプレ、PvP、多数のアクティビティで幕張がエオルゼアになった
2019年3月25日 10:31
スクウェア・エニックスは、3月24日に幕張メッセで開催中の「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」ファンイベント「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO」を開催した。4倍の競争率を勝ち抜いて2日間通しチケットを手に入れた15,000人が幕張メッセのHall4、5、6をぶち抜く広大な会場に集合した。
会場は見渡す限り人、人、人で、まるで東京ゲームショウの一般日に来たような気分になった。MMORPGというどちらかといえばニッチなジャンルのたった1つのタイトルで、これだけの人数を集めてしまうというのもすごいが、ステージイベントを彩った豪華なゲストや、「劇場版 ファイナルファンタジーXIV光のお父さん」などビッグな発表が行なわれ、新生して6年目を迎えているにも関わらず、依然として勢いを感じさせた。
土曜日は非常に寒い日だったが大入りの会場内は暑いくらいで、基調講演とオープニングが終わるとホール全体に配された目的のアクティビティはどこも黒山の人だかり。この日は導線に不手際があり「極リオレウス狩猟戦 -Revenge-」の待ち時間360分を筆頭に、長時間の待ち時間が発生した。これは翌日には解消され、行列の待ち時間も数十分に短縮されたが、大規模ファンイベントの運営の難しさを垣間見ることができた。
フロアアクティビティは、ゲーム内で遊ぶチャレンジコンテンツと、写真撮影ブース、モーグリキャッチャーなどゲーム内のミニゲームを再現したリアルミニゲームなど。フードは前回と同様にエオルゼアカフェが出張ブースを出した。さらに各種パーツメーカーやBTOショップなどの協賛メーカーもブースを出し、それぞれに趣向を凝らしたプロモーションを行なっていた。
このレポートでは写真をメインにイベントの雰囲気を紹介したい。
長蛇の列ができたバトルチャレンジ
ファンフェスでは恒例となっているバトルチャレンジ。今回は、先行体験のスペシャルバトルとして「スペシャルバトル ヨウジンボウ」が登場した。ゲーム内では3月26日に実装予定のバトルを会場で一足早く体験できる。チャレンジコンテンツの中でも毎回人気がある先行体験だが、今回は事前にプレイ時間を予約できるシステムが導入された。
「極リオレウス狩猟戦 -Revenge-」は、倒すともらえる激レアアイテムの「I BEAT リオレウス」Tシャツを求めて、大行列ができた。それ以外にも定番の「四聖獣ルーレット」や、ワンダラーパレス踏破のタイムを競う「ダンジョンスピードラン」などのチャレンジコンテンツがあり、いずれも人気を博していた。
年々参加人数とクオリティがアップしているコスプレコンテスト
コスプレコンテストには事前の審査を通過した50人以上が参加した。朱雀やヨツユ、リセのコスプレが人気を集める中、サボテンダーやアサヒ、ヨルを連れたシリナなど個性的なコスプレも参加していた。
最終選考に残ったのは、2年前から作り始めたというラクシュミや、LEDを使って後輪や月を輝かせた朱雀とツクヨミ、素材を工夫して動きやすくスタイリッシュに作った竜騎士など、どれも力作ぞろい。
代表取締役社長の松田洋祐氏、メインシナリオライターの石川夏子氏、クエストデザイナーの髙柳早紀氏が審査員として選考を行ない、最終的にオメガFと、若葉マークの初心者キャラコスプレが審査員特別賞、ボガトィーリ・ヒーラーアタイアとスザク、ツクヨミが優秀賞。作り込みがすごいヤフェーム・ディフェンダーアーマーのコスプレが最優秀賞を受賞した。
サブステージが熱く燃えたThe FEAST Japanファイナル
24日はサブステージで「The FEAST リージョナルチャンピオンシップ 2018 Japan ファイナル」の決勝が開催された。決勝に残ったのはElementalデータセンターのArc'irisと、GaiaデータセンターのDark-Knight。Arc'irisのヒーラーFaye Previn選手はThe FEASTシーズン12でもデータセンターでトップという凄腕。
決勝は5戦中3戦先取で争われた。パーティメンバーは戦士と白魔道士は両チーム共通、Arc'irisのDPSは機工士と侍、Dark-Knightは竜騎士と吟遊詩人という布陣で1戦目がスタートした。試合は序盤からペースの早い攻防が繰り広げられた。Dark-KnightはなんとかArc'irisのヒーラーを落とそうと狙うが、守りが厚く、逆に隙をつかれたカウンターでDPSを落とされた。侍へのアドレナリンラッシュもしのがれ、第1戦はArc'irisが勝利した。
第2戦もDark-KnightはArc'irisのヒーラーを狙う作戦でいくが、攻めきれず逆にカウンターで落とされてしまい、第2戦もArc'irisが勝利した。後がなくなったDark-Knightは第3戦、吟遊詩人を黒魔道士に変更。黒魔道士への警戒から序盤は様子見の展開となった。3戦目は序盤からデンジャータイムに突入し、Arc'irisの機工士が落とされる。その後もDark-Knightが追いすがる展開を見せたが、残り30秒というところでDark-Knightのヒーラーが陥落。耐え切れずにタンクが落ちて、大量のコインを奪ったArc'irisが3戦連勝のストレート勝ちで優勝を決めた。
通常とは異なる独自のスキルやルールがあり、初心者には少々敷居が高いThe FEASTだが、実況つきで観戦すると試合の流れがよくわかる。周囲で観戦していた人たちからも、初めて試合を見たが意外と面白かったという会話が聞こえてきた。
優勝したArc'irisには盾のほか、副賞として試合に使用したPCやデバイス、ゲーミングチェアが吉田氏のサイン入りでプレゼントされた。
趣向を凝らした記念写真が撮れるグルポスポット
会場には6カ所のグルポスポットが設けられた。ここではグループポーズを使ってスクリーンショットを撮影するノリで、記念撮影をすることができる。アルフィノと一緒に竜の眼を雲海に投げ捨てる「/throw 竜の眼」、好きな武器を構えて撮影できる「次元の狭間オメガ:幕張編」、マーケットボードやドラゴンヘッドにある思い出の場所を再現した「マーケットボード/オルシュファンの石碑」、等身大セニョール・サボデンターと記念撮影できる「マクハリ・ゴールドソーサー」などスポットごとに違う趣向が凝らされていた。
屋台あり、アーケードあり、カードゲームありのアクティビティ
アクティビティは、ゴールドソーサーとドマ町人地が融合した多数のミニゲームを遊ぶことができた。中でも話題を呼んだのが、1枚500円のお面を販売する「頭装備屋さん」。ナマズオやチョコボなど、普通に屋台で売ってそうなものに混じって、「このオレぉぉ!?」で紅蓮ナンバーワンインパクトキャラに輝いたアサヒ・サス・ブルトゥスくんの例のシーンの表情を再現したお面もあり、人気のため2日目には早々に完売していた。
コラボエリア
コラボエリアにはリズムアクションゲーム「シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル」、アーケード版の「ディシディア ファイナルファンタジー」、「チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ」、「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴァイス」の4タイトルが展示された。
「ディシディア ファイナルファンタジー」には、24日のプロデューサーレターLIVEでゼノスの参戦が発表され、以降は先行解禁されたゼノス同志の対戦が盛り上がっていた。
アドレナリンゾーン
アドレナリンゾーンでは、懐かしのアーケードゲームやARゲームを遊べた。並んでいたのは「F.A.T.E.『ワニワニ、ワニっす!』」、エアホッケーゲームでアラガンロット擦り付けを再現した「アラガンロットなすりつけチャレンジ」、ARで両サイドから気弾を打ち合う「ハモンの格闘士入門」、レトロなコインゲーム「ハイデリン一周<押して……離して……ゴールして……>」の4つ。単純ながら難しいレトロゲームに多くの人が熱中していた。
テーブルゲームラウンジ
テーブルゲームラウンジでは、ゴールドソーサーをイメージして作られたボードゲーム「ゴールドソーサー くじテンダーパーティ」と、「FF」シリーズのカードゲーム「ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム」の2つを実際にプレイしてみることができた。また、隣には「FFXIVを見ないで描いてみた。」コーナーがあり、初日はアルファくん、2日目はアサヒを描いた力作が飾られていた。
お買い得品や新製品が盛りだくさんの協賛コーナー
ALIENWAREブースでは、The FEASTリージョナルチャンピオンシップ2018 Japanの公式使用パソコンや、「FFXIV」推奨PCを展示していた。IO-DATAブースでは、バトルチャレンジ用に提供しているイベント限定デザインのモニターが販売されていた。イベント終了後にそのまま着払いで発送されるアウトレット品ということで、定価の半額程度のお買い得価格で購入することができた。
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