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東京・吉祥寺で「バイオハザード RE:2」発売記念イベント開催!!

神田プロデューサーのサイン会や抽選会も実施

1月25日開催

会場:東京・プラサカプコン吉祥寺店

 サバイバルホラー「バイオハザード」シリーズの最新作「バイオハザード RE:2」が発売された1月25日、東京・吉祥寺のプラサカプコン吉祥寺店を会場に、発売記念イベントが開催された。

 今回のイベントは基本的にこの日に発売された「バイオハザード RE:2」の購入者を対象としたもの。パッケージやレシートなど、ゲームの購入を証明できるものを提示することで、同作の神田 剛プロデューサーのサインがもらえるほか、豪華賞品が当たる抽選会に参加することができた。また、購入者でなくとも自由に参加できる「SNS投稿キャンペーン」も実施。会場には多数のファンが集結し、熱気溢れるイベントとなった。

神田プロデューサーのサインには長蛇の列

「みなさん、発売おめでとうございます」

 神田プロデューサーの挨拶でイベントははじまった。

 神田プロデューサーは続けて「今回、我々はは『バイオハザード2』という傑作をリメイクしたんですけれども、何を残してどういう体験をお届けするかは開発チームのなかでも議論がありました。でも発売直前にリリースした「1-Shot Demo」は大変好評で、(海外の大手レビューサイト)Metacriticなどではみんながテンション高く盛り上がるくらいのスコアをいただけて、感無量です。

 皆さんの応援に開発チームが応える形でみんな頑張ってここまで来ました。今日からは思う存分、『バイオハザード RE:2』をすみずみまで遊び尽くしていただければな、と思っています。

 我々としては今後もいい体験をお届けできるよう頑張っていきますので、『バイオハザード』シリーズをよろしくお願いします」と語った。

 来場者の拍手とともに挨拶を終えた神田プロデューサーは、来場順に配布された整理券順にサインを開始。スタッフによって「バイオハザード RE:2」製品版と同じダミージャケットが用意され、それにサインを入れていくのだが、1人1人ときちんと言葉を交わし、ときにはいっしょに記念写真を撮影し、と雰囲気は非常に和やか。持参したキャラクターグッズなどにもサインを入れてもらう人も見られた。

サイン会に先立ち、来場者に挨拶を述べる神田プロデューサー。平日の早い時間に開催されたにも関わらず、想定を超える人数が訪れるほどの盛況だった
1人1人と言葉を交わしながら、ときには記念撮影にも応じつつサインをしていく神田プロデューサー。無事に発売日を迎え、さらには熱心なファンに囲まれた同氏は始終、笑顔を絶やすことはなかった

抽選会ではそうそうに豪華賞品が当選

 会場では、サイン会と同じく購入した人が挑戦できる抽選会も実施。「VOLK TACTICAL GEAR×バイオハザード RE:2 TACTICAL SAFARI SHIRT」や「バイオハザード キャップ」、「バイオハザード メンテナンス用ラバーマット」など、さまざまなオリジナルグッズが賞品として用意されていた。

 驚いたのは、整理券番号1番、つまり、最初に抽選に挑んだ人が、早々に「BIOHAZARD 折りたたみコンテナ」をゲットしたことだ。「1等賞」と呼んでいた賞品がいきなり出たことにスタッフも驚いていた。

 また、この抽選会は購入したゲームソフトの本数分だけ抽選に参加できるというシステム。見ていると2本購入した人も少なくなかった。友人知人の分、というパターンも当然あっただろうが、通常版と「Zバージョン」の両方を1人で購入した熱心なファンもいたようだ。

会場の一角には、購入者でなくとも利用できるフォトスポットも。ビッグサイズな商品パッケージなどを手に記念撮影ができ、ハッシュタグ「#バイオ2 #re2」をつけてSNSに投稿するとバイオシリーズクリアファイルがもらえる「SNS投稿キャンペーン」が開催されていた
サイン会同様、購入者には豪華賞品が当たる抽選会も実施された。なんと整理番号1番のかたが早々にもっとも豪華な賞品「BIOHAZARD 折りたたみコンテナ」をゲットするという快挙。これにはスタッフも「想定外」と驚いていた

サイン会終了後は神田プロデューサーへのインタビューも

 詰めかけたメディアを対象に、サイン会を終えた神田プロデューサーがインタビューに応えた。

――発売日を迎えての感想は?

神田プロデューサー:まずはほっとしている気持ちが大きいですね。直前まではどういう評価をいただけるか気になっていたのですが、高いスコアをいただけて。今日はたくさんのユーザーにも足を運んでいただけてよかったです。お話をうかがうと「最初に遊んだのが『バイオハザード2』だった」という方も多くて。我々としてはその思い出を「バイオハザード RE:2」で上書きしてさらにいい思い出としていただきたいという思いもあります。そういう意味では今日はそういう方たちとお話ができて、非常にうれしい日になりました。

――ファンのコメントで特に印象に残ったものは?

神田プロデューサー:Tシャツにサインをさせていただいたのですが、シアトルで開催されたゲームイベント「PAX」に足を運んで試遊したときにもらったものだそうです。「1-Shot Demo」の配布以前はショーでしか遊ぶ機会を用意していなかったなか、海外に足を運んでまで遊びたいと思ってくださったことは、オリジナルがそこまで思い出深いタイトルだったことを実感しましたし、その方のコメントも印象的でした。

――コンプリートボックスの特典にサインをお願いされている方もいました。

神田プロデューサー:さすがにサインをするのも緊張しました。実際に秋葉原のコラボレーションバーでプレゼントしているランチョンカレンダーへのサインをするときにミスってしまって(苦笑)。

――PS2版を遊んでいなかったような女子高校生の姿も見られました。

神田プロデューサー:正直なところ、ちょっと想定していなかったので、新鮮でした。どういう経緯で「バイオハザード RE:2」を買っていただいたのかは聴けませんでしたが、10歳代や20歳代の方にもプレーしていただきたいと思っていたので、うれしかったですね。同じ世代の友達に「おもしろいゲームだよ」って広めてもらえたらいいですね。

――「1-Shot Demo」はかなり好評ですね。

神田プロデューサー:体験版だけで満足してしまう懸念はあったのですが、自宅でもイベント会場と同じように30分という限られた時間だけ遊べるようにしました。価値ある体験を発売直前にしていただいて、「もっと遊びたい」という気持ちで今日の発売日を迎えて欲しかったんです。そういう意味では高評価をいただけて「よかった」という気持ちが非常に大きいです。

 高評価を知ったときの開発陣の喜びはすごかったですよ。自分たちが作ったものが評価されたことで、竹内(潤氏:常務執行役員、CS第一開発統括)をはじめ、チーム全体、フロア中に笑みがこぼれまくってました。

――高評価の理由をご自身ではどう考えられていますか?

神田プロデューサー:オリジナルの「バイオハザード2」が持つプレイフィール、ゾンビサバイバルホラーの体験が損なわれずにリメイクできたということが高評価に繋がったと思っています。原作はとても人気があって、当時遊んだユーザーのなかにはそれぞれ思い出をお持ちです。それを損なわずに現代風に蘇らせた部分をしっかり感じていただけたのではないでしょうか。

――ご自身の「バイオハザード2」におけるいちばんの思い出は?

神田プロデューサー:やっぱりリッカーは思い出深いですね。形状もそうですし、登場するシーン、強さ、不気味さなどが印象に残ってますね。もちろんタイラントなどもよく覚えてますが、やっぱりリッカーがいちばんインパクトありましたね。

――クリア後に解放される「2ndシナリオ」について教えてください。

神田プロデューサー:原作の「バイオハザード2」ではザッピングシステムとしてレオンとクレアが切り替わるようになっていましたが、今回はレオン編とクレア編それぞれに独立させ、ストーリーを詰め込んで作っています。我々としては両方の主人公の物語と「~ RE:2」の世界観をしっかり味わっていただきたくて、どちらかのシナリオをクリアすると、その裏側でもう一方の主人公がどう動いていたかがわかる「2nd シナリオ」を用意しました。ザッピングとは違うのですが、両キャラクターの物語を新たな気持ちで楽しんでいただけるのではないでしょうか?

――このイベントの前にゲームショップの店頭には行かれましたか?

神田プロデューサー:はい。パッケージを手に取ってじっくり眺めていらっしゃるかたが多かったですね。指名買いではなくて、話題になってるので「どんなゲームなんだろう?」と興味を持たれているようで、それがとても印象的でした。パッケージの裏に書かれていることをじっくり読んで買おうかどうしようかと迷ってる感じでした。

――その悩まれていたかたたちの年齢層は?

神田プロデューサー:やはり少し高めで、PS2で原作を遊んでいたかたたちだと思います。かつて「バイオハザード2」を遊んでいたかたにもお店に足を運んでいただけていたことは、非常にうれしかったですね。売り場のなかで「バイオハザード RE:2」がいちばん注目を集めていたのはよかったです。

海外のイベントで入手したというTシャツなど、思い入れのあるグッズを手にしているかたも少なくなかった。また、かなり若い来場者の姿は神田プロデューサーにとっても意外だったとのこと

【特設会場は「CAPCOM eSPORTS CLUB」のスペースに開設】

 最後に会場となったスペースにも触れておこう。

 会場となったプラサカプコン吉祥寺店は、同社直営のゲームセンター。東京の吉祥寺ロフトの地下1階にあるこのお店の一角には、「CAPCOM eSPORTS CLUB」が開設されていて、今回はそのスペースに特設会場が作られていた。

 この「CAPCOM eSPORTS CLUB」は登録制のコミュニティスペース。eスポーツのユーザー層拡大やファン層の充実、サポートを目的としていて、通常はPS4版の「ストリートファイターV」8台を設置。平日はフリーの対戦が楽しめるほか、週末は大会などのイベントが行なわれている。登録や利用は無料。登録者は現在は約1,500名ほどで、さらに増加中だそうだ。

 eスポーツにおけるメーカーの取り組みとして非常にユニーク。プロとして活動する選手も足を運んでいるそうで、「ストリートファイターV」のファンなら1度は訪れたい場所と言えるだろう。

今回のイベント会場となった一角は、普段はこのような形でeスポーツ振興ためのコミュニティスペースとして利用されている