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「『バイオハザード RE:2』発売直前!スペシャル公開生放送」開催!
ゲストに最上もがを迎え、最新情報を大公開!!
2019年1月23日 21:12
- 1月22日 開催
- 【バイオハザード RE:2】
- 1月25日 発売予定
- 価格:
- 7,800円(税別、PS4パッケージ版)
- 7,222円(税別、PS4/PC DL版)
- 8,148円(税別、PS4/PC DELUXE EDITION)
- 24,800円(税別、COLLECTOR'S EDITION)
- 7,280円(税別、Xbox One DL版)
- 8,180円(税別、Xbox One DELUXE EDITION)
- CEROレーティング:D(17歳以上対象)
- ※Z Versionは「Z」18歳以上のみ対象
1月25日の発売を3日後に控えた22日、東京・時事通信ホールでプレイステーション 4/Xbox One/WindowsPC用サバイバルホラー「バイオハザード RE:2」の開発陣がゲストに最上もがを迎え、同作の最新情報を紹介する公開放送を実施。会場一杯に詰めかけたファンを前に、実機プレーなどを通じてその魅力をアピールした。
まずは「バイオハザード RE:2」をおさらい
MCの渡辺順子さんとともに、「バイオハザード RE:2」のプロデューサーである平林良章氏、神田 剛氏が登場。「3分で分かる! バイオハザード RE:2」として、2人の掛け合いで改めて同作の特徴を紹介した。
同作は1998年にプレイステーション 2で発売されたシリーズ2作目のリメイク版ではあるものの、すべてを一新し、「シリーズ最新作」として登場するという。以後、「新構築」、「最恐」といったキーワードとともに同作の魅力が語られた。
【新構築】……グラフィックスの進化に止まらず、マップやストーリーも再構築し、“懐かしくもまったく新しい作品”になっている。
【最恐】……「バイオハザード2」の主役はゾンビととらえ、“人が人を食べる恐さ”に注目。“噛む”というモチーフを中心にしっかりと仕上げた。
【臨場感】……ビハインドビューを採用することで、操作するキャラクターとゾンビなどの襲い来る敵がしっかりとスクリーンに納まり、“噛まれる恐怖”を演出している。
【没入】……恐さばかりが強調されがちだが、原作同様、主人公をはじめとする魅力的な登場人物たちが繰り広げるヒューマンドラマをしっかり描いた。
公約通り、2人のアピールは3分で終了。魅力を伝えきったと、両ディレクターは満足げだった。
「1-Shot Demo」は300万DL、クリア率は24%
続いて話題は配布中の「1-Shot Demo」に。30分1回限りというプレー制限を設けるというユニークな試みも話題となっているこのデモ。MCの渡辺さんは残念ながらクリアできなかったそうだが、「死んでも30分以内なら繰り返し楽しんでいただけるのでぜひクリアを目指して欲しい」と平林プロデューサーはアピール。
神田プロデューサーによれば、このデモは、すでに300万ダウンロードを突破し、まだまだその数は伸びているという。また、プレイする際にデータの送信設定をオンにするとその結果が「RESIDENT EVIL.NET」で集計される仕組みになっていて、その結果は誰でも参照することが可能だ。そのデータによればクリア率は26%とのこと。
しかし、この日の会場では大半がこのデモを体験済みなうえ、「クリアした」と挙手した人の割合は目視による概算だが半数前後はいた。改めて会場へ詰めかけたファンの熱意が垣間見られた瞬間だった。
さらに会場では「1-Shot Demo」をクリアした人のために作られたという特別映像を上映。矢継ぎ早に本編のクライマックスシーンがたたみかけられるシリアスな展開だったが、最後に一変、「あ~しんど」とつぶやきながら下水道を歩く白い塊が……。やり込み要素である「The 4thサバイバー」、「豆腐サバイバー」の映像が盛り込まれていたのだ。
待望の実機プレーによるデモンストレーションも公開
ここでディレクターの門井一憲氏、安保康弘氏、さらにゲストの最上もがさんが登場し、実機によるプレイ実演へ。
もがさんがプレーしたのは、2つのシーン。レオン編で警察署を抜け、「~ RE:2」で新たに作られたエリアを抜けたレオンがエイダとともに下水道へと入り、巨大ワニと対決する場面。さらに、クレア編で強敵「G」の第2形態と戦う場面も公開された。
開発陣からのアドバイスになってないアドバイスを受けながら、みるみるプレーに慣れていった様子のもがさんは、ワニとの対決ではクリアはならなかったものの、その後の「G」はフィールドにあったクレーンを利用して見事に撃退。これは開発陣も予想外だったとのこと。会場からは拍手が沸き起こっていた。
なぜ「バイオハザード2」を新作として作ることになったのか?
神田プロデューサーによれば、今回の「~ RE:2」の制作は、世界的なユーザーからの強い要望があってのことだという。また、「バイオハザード7」などの制作に用いたゲームエンジン「REエンジン」により、開発環境が整っていたことでよいものができるという確信が持てたことも大きかったそうだ。
また、安保ディレクターによれば、「バイオハザード2」はそもそも開発チームのなかでも「いつかリメイクしたい」という声があり、それをファンの声が後押しした形なのだそうだ。
続いて話題は開発の舞台裏へ。レオンを演じた役者さんの顔や表情を多数のカメラで撮影しているシーンが紹介された。
「ヒューマンドラマっていうところでこだわりがある。ちょっとした評定や目線の動きなどでいろんな気持ちが伝わる」(平林プロデューサー)
そうして出来上がったゲーム中のモデルは皮膚のシミなども再現されたリアルさ。こうした注力は顔の表現だけでなく、衣装など細部に渡り、結果として非常にリアルな映像になっているそうだ。
もがさんも以前、番組の収録で同じように撮影してもらったことがあるそうで、あまりの再現度の高さに「10年前だったらよかった」と女性ならではの感想を呟いたエピソードが披露された。
ファン待望の未公開情報も発表に
会場で未公開情報として明かされたのは、「プレイステーションストアカード『バイオハザード RE:2』オリジナルデザインバージョン」の発売。同タイトルと同日、1月25日から数量限定で発売されるこのカードを購入すると、特典として「レオン・'98」と「クレア・'98」という2つのコスチュームがすぐにゲーム中で使えるようになるという。
これは文字通りPS2版のレオンとクレアを再現するコスチューム。21年前のPS2版そのままのテクスチャーが施され、服のデザインだけでなく、モデル自体がPS2版同様の外見になるのだ。
会場では実際にそのコスチュームを適用した状態でのプレイが披露された。PS4ならではのリアルな背景のなかで、操作するレオンだけがPS2版のモデルそのままというシュールさは一見の価値あり。
なお、このコスチュームは3月22日から無償配布される予定とのこと。前述のプレイステーションストアカードが買えなかった場合は、それを待てば入手が可能だそうだ。
やり込み要素「4thサバイバー」の実機プレイも披露
もがさんが降壇した後に、門井ディレクターによる本編とは独立したやり込み要素「4thサバイバー」のプレイも披露された。
このモードでは、アンブレラ社の特殊部隊隊員のハンクを操り、コンティニュー不可の状態でラクーンシティからの脱出を目指す。戦闘を最低減に抑え、限られた弾薬をどう使うかが生き残りのカギを握り、また、タイラントなどの強敵とどう戦うか、リスクのコントロールも重要だそうだ。
また、もうひとつのやり込み要素、特別映像にちらりと映る「豆腐サバイバー」の画面も公開された。今回のこのモードでは男前豆腐店とのコラボが実現。プレーヤーが操作するキャラクターのモデルは実際の豆腐をスキャンして作成されているとのこと。サプライズとして来場者にも特別コラボパッケージの豆腐が配られることが発表された。
さらに、「ザ・ゴーズトサバイバーズ」という原作にはなかった新たなモードが発売後に配布されるという驚きの情報も発表された。このモードでは、本編で死体として登場する市長の娘、ケンド銃砲点のオーナーであるロバート・ケンド、さらにハンクとは別のアンブレラ特殊工作員らを主人公としてプレーでき、安保ディレクターによれば「このモード専用の新たな敵も作ってしまった」そうだ。
公開放送の内容も濃かったが、会場では超リアルなゾンビのメイクをした役者さんと記念写真が撮影できたり、実機での試遊も可能。さらにはポスターやクリアファイル、豆腐(!)といった特製グッズのプレゼントもあり、来場したファンは非常に満足げな表情を浮かべていた。公開放送としても見応えのある内容だったのではないだろうか。
イベント後の開発陣に直撃
公開放送終了後には開発陣を囲んでの報道陣共同でのインタビューも行なわれた。
――「1-Shot Demo」を配布するに至ったきっかけは?
神田プロデューサー:2018年のE3に体験版を出展したときの来場者の反応が非常にポジティブで、体験版を活用したいという思いはありました。しかし、初見の衝撃が薄れるという懸念から、その提供方法を模索し、落ち着いた答えが「30分1度限り」という「1-Shot Demo」でした。また「もっと遊びたい」という思いを製品版発売へとつなげるために、デモを配信するタイミングにも配慮しました。
――「1-Shot Demo」のクリア率が24%ということだがこれは想定通りでしょうか?
門井ディレクター:予想よりは若干低いかな? というところです。でもデータを見るとマップの各所を探索しての時間切れが多いようなので、その分、楽しんでもらっているのではないでしょうか?
――初心者へのアドバイスは?
門井ディレクター:ゾンビは足を撃って転ばせればスルーできますが、何度も往復するような場所ではその場にいる限り掴まれてしまう危険があるので、何度もプレイしてその辺りを判断して対処してください。また、手を撃つとドアを開けられなくなるので、そういうこともいろいろ試してみてください。
安保ディレクター:今回はマップを使いやすいものにしているので、これをよく見ることで取り忘れたアイテムや弾薬を拾えたりと有利に攻略できると思います。
門井ディレクター:1度死ぬとコンティニューの前に難易度を変更することができます。いちばんカンタンな「アシステッドモード」では武器の照準や体力回復がサポートされるので、どうしてもクリアできないところではそれを活用するのもいいと思います。
――開発でもっとも苦労したところは?
安保ディレクター:ゾンビの作り込みは時間をかけて何度もやりなおしていますね。
門井ディレクター:ゾンビは最初から最後までずっとイジリ続けていましたね。
平林プロデューサー:ゾンビ単体とゲームシステムが独立しているのではなく、同時に積み上げていくような形で開発していたので、そのさじ加減が見えるまでは時間がかかりました。
安保ディレクター:警察署はもっとも時間をかけてますね。今回は自由度を重視していろんなルートで攻略ができるようにしています。そのためにいろいろ模索していましたね。
平林プロデューサー:原作ではゾンビがドアを越えて移動することはなかったのでその部屋のなかの難易度を独立してコントロールできたのですが、今回はそういうわけにもいかず、2人のディレクターが非常に苦労していました。
――もがさんがプレーされているときにタイラントの動きにAIが使われているとのことでしたが?
門井ディレクター:今回のタイラントはきちんと音を聞いてプレーヤーの位置を判断しているので、隣の部屋にいるときに大きな物音を立てたりすると、それを検知して追いかけて来ます。物陰に隠れてやり過ごすときも静かにしていればいいのですが、走ると足音で気づかれたりもしますね。
安保ディレクター:ゾンビと戦って銃を撃つとその音を聞きつけてやって来ます。
平林プロデューサー:今回のタイラントは出待ちをしているわけではなく、ちゃんとこちらを探しながらマップのなかを移動しているんです。無理矢理に空間ジャンプはさせていません。
――オリジナルをリスペクトしているとのことですが、変えるべきでないと判断した部分は?
門井ディレクター:ワニですとか、タイラントですとか、原作ファンだったら絶対覚えている場面はできる限りちゃんと再現しつつ、ちゃんと新たな驚きも用意するようにしています。
安保ディレクター:ストーリーの核となる部分は極力変えないようにしつつ、表現方法は今風にしようとディテールアップをしたり、リアリティを増したりしています。
平林プロデューサー:ほぼ完成したところで僕が1度、すごいダメだしをしたこともありました。
安保ディレクター:「2」って前後が続く物語なので、破綻しないように調整しなおしたところがありますね。サバイバルホラーとしてのプレイフィールや世界観、ゲーム全体のバランスは前作をしっかり踏襲しているという点には自信を持っています。
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