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「黒い砂漠 MOBILE」、モバイルで“PCハイエンドタイトル”のプレイ感を!
光源処理や霧、戦闘の爽快感にもこだわり抜く。発表会で実機デモを披露
2019年1月8日 15:46
パールアビスジャパンは1月8日、Android/iOS用オンラインRPG「黒い砂漠 MOBILE」リリース発表会を開催した。配信予定は今春。基本料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。発表会開催に合わせ、1月8日13時より事前登録が開始されている。
「黒い砂漠 MOBILE」は、PC用MMORPG「黒い砂漠」のモバイル版として開発されているオンラインRPG。モバイルのためにゲームエンジンを作り直しており、仕組みと内容がモバイル用に最適化されている点が特徴となる。推奨スペックはiPhone 6以上、Snapdragon 805相当のプロセッサーで3GB RAM以上。容量は未定だが、2~3GB程度になるという。
発表会では、パールアビスジャパン代表取締役のイ・ジョンソプ氏、韓国本社Pearl Abyss CEOのジョン・キョンイン氏が挨拶を行なった後、パールアビスジャパン「黒い砂漠 MOBILE」運営プロデューサーの秋山隆利氏より本作の特徴が説明された。
今回「黒い砂漠 MOBILE」が開発された背景には、PC版「黒い砂漠」が全世界150カ国で1,000万人以上がプレイするヒット作に成長したことがある。パールアビスとしては「黒い砂漠」をPC以外の様々なデバイスに届けることを構想しており、「黒い砂漠 MOBILE」はその第1弾なのだという。
パールアビスでは「黒い砂漠 MOBILE」を「黒い砂漠」に続く“第2作目”と位置づけており、50名で1年11カ月をかけて開発した。その目的はPCのハイエンドタイトルの面白さをモバイルで実現すること。光源処理や霧などの表現のほか、円滑な戦闘シーンにもこだわり、PC版と変わらない没入感やアクションの爽快感を体験できることが本作最大のウリということだ。
またモバイルならではの機能には、スリープモードやオートプレイモードなどがある。コンテンツとしては農業や釣りなどの生活系コンテンツも充実させており、多人数でも1人でも「いつでも誰でも手軽に」楽しめるタイトルになるとした。
なお正式サービススタート時にはウォーリアー、ジャイアント、ヴァルキリー、レンジャー、ウィッチの5クラスが用意され、プレイエリアはカルフェオン地域までがオープン。このほか6種類の戦闘コンテンツと、領地・生活コンテンツが実装される。アップデートは2カ月に1度程度のサイクルで行なう予定。
会場では秋山氏により、実機によるプレイデモも披露された。秋山氏はウィッチを操り、ステージを進んでボスを倒すまでの「小規模」のクエストをプレイしていった。秋山氏はオートプレイモードにしてザコ敵との戦闘を自動で進めつつ、ボスからの強力な攻撃は自分の操作でしっかり回避するプレイを披露した。
本作では、オートプレイモード中も操作は反映される。普段はオートで、決め所をしっかり押さえるハイブリッドな楽しみ方は、モバイル版ならではと言えるだろう。
今回のクエストは合計10分かからない程度の1人用のクエストとなっていたが、このほか巨大モンスターを討伐するような協力戦、多人数による対戦コンテンツも用意される予定。本作はすでに韓国や台湾でリリースされているが、日本版は「単なるローカライズに留まらない内容を提供していきたい」と秋山氏は述べた。
試遊でわかった「黒い砂漠 MOBILE」戦闘の手軽さと気持ちよさ
発表会終了後、本作のバトル部分を実際に触れることができた。高い品質のビジュアルや滑らかな動きも触っていて心地よかったが、特に注目だったのは戦闘の手軽さだ。
スキルは画面右下に配置された4つのボタンからワンタップで出せるので、派手な斬撃などをザンッ、ザンッと繰り出すのがとても簡単。攻撃スキルで敵をガンガン押し込み、敵の攻撃に合わせて回避をすれば、アクションゲームとして楽しい。
またスキルは4種類だけでなく、ボタンをクルッと回すようにフリックすれば、別の4種類のスキルに切り替わる。つまり、最大8種類のスキルを使って戦闘できるということ。そのためスキル発動の切れ目なく、なおかつ様々なパターンで敵を攻め立てられる。ワンパターンになりがちなMMORPGの戦闘を、上手く工夫していると感じた部分だ。
今回は戦闘部分を少しだけ触れただけだが、クラス別の特徴や全体のプレイ感などは非常に気になる。PC版の特徴でもあるキャラクターメイキングの作り込みも同じように楽しめる(キャラクターメイキングだけを遊んでいる人もいるそう)ということで、今から配信が楽しみな大型タイトルになりそうだ。
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