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「Diablo Immortal」ファーストインプレッション
スマホであの「Diablo」が遊べる! 手触りの良さ、濃厚なバトルの手応え、これは本物だぞ!!
2018年11月3日 17:04
BlizzCon 2018でサプライズ発表された「Diablo」シリーズ最新作「Diablo Immortal(ディアブロ イモータル)」。残念ながら期待した「Diablo IV」ではなかったものの、さっそく試遊で遊んでみたところ想像以上にキチンと「Diablo」になっており、スマートフォン向けオンラインRPGの新定番となりそうな、あるいは「Diablo」ブーム再燃のきっかけとなるような手応えを掴むことができた。さっそく短い内容となるが、ステージで発表された内容も交えつつファーストインプレッションをお届けしたい。また、後ほどゲームの詳しい仕様について聞いたクリエイターインタビューもお届けしたい。
今回のデモでは、ソロプレイでのバトルを、バーバリアン、モンク、ウィザードの3種類で楽しむことができた。製品版では、これらに加えてクルセイダー、デーモン・ハンター、ネクロマンサーという「Daiblo」シリーズお馴染みのクラスでプレイする事ができる。
舞台設定は、「Diablo II: Lord of Destruction」から「Diablo III」までの20年間の間に発生したエピソードを描く。開発は中国NetEase Gamesとの共同開発で、10年に渡るパートナーシップの集大成としてリリースされる。
今回は、デモ機として大量に用意されていたSAMSUNGのGalaxy Note 9とヘッドセットでプレイする事ができたが、快適そのものだった。
懸念事項だったバーチャルパッドは、モバイルゲームの豊富な開発経験を持つNetEaseのノウハウが存分に活かされているようで、まったくイライラしなかった。基本操作は左右の親指で操作する形になるが、左の親指を置いた位置にバーチャルパッドが設置される仕組みになっており、手の大きさや持ち方の違いを柔軟に吸収する仕様となっている。右側は、基本攻撃の周りを取り囲むように4つのスキルが配置でき、その上に回復ポーションボタンがある。基本は基本攻撃を連打しながら、スキルのクールダウンからの回復を待って様々なスキルに指を伸ばして戦うという感じだ。
これは良いなと思ったのは、オートターゲットになっていることだ。持ち方によってはキャラクターの向きを調整しながらスキルを放つことが難しいことがあるが、本作はオートターゲットになっているため、近づいてスキルを放てば、敵の向きでスキルを放ってくれる。攻撃方向を指定するスキルは、ボタンを押すと、矢印が現われるため、そのまま右指をスライドさせて指定して攻撃というスタイルになる。左は移動、右は攻撃(回復)でそれぞれ完結しているためまごつくことがない。
また、NPCがいたり、アイテムがドロップした場合は、その都度、適切なボタンが表示されるようになっている。装備品の場合は、そのままワンタップで装備可能で、わざわざバックパックを開いて装備を選ぶ面倒な手間は必要ない。ちなみに今回はバックパック自体を開けなかったため、どのようなUIになっているのかはわからない。
スキルや装備については、基本はシリーズを継承しつつ、新規のものを追加しているため、シリーズを遊び尽くしたというファンでも新鮮な気持ちで楽しめるようになっている。
グラフィックスは、「Diablo III」に勝るとも劣らないクオリティで、「Diablo」シリーズのファンならそれだけで興味をそそられるだろうし、「Diablo」を知らない若い世代なら、ちょっとやってみようかなという気持ちになると思う。
実際にプレイした印象としては、手触りが非常に良く、「Diablo」独自のハック&スラッシュの爽快感が、小さい画面、コンパクトにまとめられたUIの中に見事に収められている。スペックについては調整中としているが、無数の敵に対してエフェクトをまき散らしながら戦うゲームデザインからしてそれなりのスマートフォンが必要になりそうだ。
リリース時期、ビジネスモデル、パブリッシャー、一切未定とのことだが、日本展開は確定しているということなので、日本のゲームファンは、「Diablo III」あたりでシリーズの予習をしておいては如何だろうか。