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20人のライダー集結! 超巨大ホワイトベースに、VF31アーマード! 「TAMASHII NATION 2018」ベルサール編
2018年10月26日 11:05
「TAMASHII NATION 2018 青の衝撃」は、秋葉原UDXと、ベルサール秋葉原で開催されている。また、秋葉原駅周辺の「TAMASHII NATIONS AKIBAショールーム」でも、本物の感触を実現したなりきり玩具ブランド「PROPLICA」、「TAMASHII Lab」を触れるコーナーが用意されており、こちらも注目だ。
弊誌では秋葉原UDXのレポートは行なったが、今回は新製品・試作品が多く、また、情報解禁時間が設定されている商品もあったため、本稿でベルサール秋葉原の展示と、UDX側でまだ伝えられなかった商品を合わせて紹介していく。
好評の「ROBOT魂Ver.A.N.I.M.E.」は、同スケールの「ホワイトベース」を展示。20人の仮面ライダーが一堂に会するコーナーや、「DX超合金 VF-31」のファン待望のアーマーパーツ展示など、注目商品目白押しである。
超巨大ホワイトベースなどなど、テーマに合わせた展示が楽しいベルサール秋葉原
ベルサール秋葉原は開放的なスペースにいくつものコーナーを展示、「ドラゴンボール」、初代「ガンダム」を扱った「ROBOT魂Ver.A.N.I.M.E.」、「ウルトラマン」、「仮面ライダー」などファンならばそのボリュームに驚き、商品のクオリティに釘付けになってしまうコーナーばかりだ。
その中でも最も注目を集めそうなのが、「ROBOT魂Ver.A.N.I.M.E.」コーナーだろう。1/144スケールで全長約2メートル、周囲には激戦を繰り広げる無数のジムとザクという非常に楽しい展示だ。きちんとホワイトベースのデッキに、「ROBOT魂 ホワイトベース ハンガーデッキ ver. A.N.I.M.E..」を使っているところがファンにはニヤリとさせられるところだ。
このコーナーには企画担当者である野口勉氏のこだわりに満ちている。参考出展商品としてファンの注目は「コアブースター」だろう。シャア専用ゲルググと一緒に展示してあるところが、アニメ「機動戦士ガンダム」の名場面を知っている人にはたまらないところだ。このほかにも模型誌やボックスアートで登場したアニメとはテイストの違う造形が面白い「武器セット」、MSVとして発表されたがプラモデル化は行なわれなかった「一般作業型ザク」と、非常にマニアックなところを掘り下げているのが素晴らしい。
その野口氏が新たにチャレンジするのがLEDを仕込んだ艦船フィギュア「輝艦大全」シリーズの新展開だ。これまでは「宇宙戦艦ヤマト」の艦船を扱っていたが、今回「輝艦大全ホワイトベース」が発表された。手のひらサイズに、繊細な造形、しっかりしたカラーリング、左右と中央のハッチの開閉を差し替えパーツも使って再現し、燎原のメガ粒子砲も再現できる。同スケールのガンダム、ガンキャノン、ガンタンク、ガンペリーが付属する。ガンキャノンはちゃんと2体ついていて、劇場版設定も再現できる。
そしてシリーズのウリである「光の演出」も見逃せない。エンジン、艦橋が光るのに加えて、「輝艦大全ホワイトベース」では、MSデッキ、中央のデッキが光るのである! MSを内部に搭載している場所が光るのは、ドラマ性を大きく増してくれる。
そしてさらにうれしくなってしまうのは今後のラインナップだ。「聖戦士ダンバイン」の「ゼラーナ」、「超時空要塞マクロス」の「マクロス」なのだ。アニメ作品に出てくる艦船は、ドラマの中心となり印象深い。この方向性はとても期待が大きくなった。
ベルサール秋葉原の展示でもう1つの注目はやはり仮面ライダーだ。今回の新番組「仮面ライダージオウ」は、平成ライダー20作目になる。20人の主役ライダーが、今回一同に展示されているのだ。そしてファンの注目は「仮面ライダーキバ」である。キバは仮面ライダーのフィギュアシリーズ「S.H.Figuarts」での商品がこれまでなかった。前身に当たる「装着変身」で出ていたため、発売されなかったのである。「S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダーキバ キバフォーム」はファンの待ち望んだ商品だったのだ。
「S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダーキバ キバフォーム」の最も注目したいのは“鎖”の表現である。キバは肩や足を鎖によって封印が施されており、これを開放することで必殺技を使う。鎖をフィギュアサイズにすることが難しかったという。商品では鎖を樹脂パーツで再現。非常に繊細な、しかししっかりした鎖を再現し、見応えのある造形を実現している。筋肉のように見えるマッシブなスーツの質感もしっかり表現されており、とても見応えのある商品だ。
他にも「ドラゴンボール」、「ウルトラマン」、「ワンピース」、「カウボーイビバップ」、「アベンジャーズ」など注目作品は非常に多いが、そのなかから「DX超合金 マクロス」シリーズをピックアップしたい。「劇場版マクロスΔ」に登場した「VF-31」のアーマードパーツが展示されていたのだ。その圧倒的なボリューム、存在感、武装の多さは本当にびっくりさせられる。
VF-31は商品として関節構造の強度も考えられているのだが、これらの重装備をしっかり保持できるか、開発の試行錯誤も感じられる。そしてもう1つ、主人公達Δ小隊でまだ商品化されていなかった「チャック機」が展示されているのもうれしいところだ。特徴的なレドームもしっかり再現されており、存在感がある。こちらの商品化も大いに期待したい。
情報解禁となったUDX側の展示商品で最も注目なのが「ROBOT魂 ガンダムNT-1 ver. A.N.I.M.E.-チョパムアーマー装備-」と「ケンプファーver. A.N.I.M.E.」だろう。チョパムアーマーは爆発エフェクトを「これでもか」というレベルで同梱している。それは、「ケンプファーによるチェーンマインの攻撃での演出」を再現しているからなのだ。NT-1の初登場として非常に印象的なシーンを再現できるのである。
撮影不可ではあったが、「ver. A.N.I.M.E.」の新展開として「機動戦士ガンダム0083」の「GP-01」と「GP-02」も出展されている。こちらは「プロポーションを検討中」だという。マクロスで知られる河森正治氏がデザインしたこのMSは独特の存在感がある。アニメの雰囲気を再現する同シリーズでどう表現するか、検討中とのことだ。
もう1つの注目商品が「ROBOT魂 ギトール」である。オーラファンタズムを原作とするオーラバトラーで、担当の小西諒氏の強いこだわりが感じられる商品である。ギトールは特に“素材”の違いを塗装で再現しているのが面白い。盾は鋳物の鉄のようで、コクピット周りも金属のようだ。サーバインやヴェルビンとは異なる、見た目より強度を優先したような、より“実戦的”な雰囲気があるのが面白い。