先行体験

「モンハン」の世界に全身で入り込める! 大阪・関西万博「モンスターハンター ブリッジ」レポート

専用ホールとARデバイスによる万博でしか体験できないコンテンツ

【モンスターハンター ブリッジ】
開催期間:4月13日~10月13日
開催場所:大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン
体験料金:無料(別途、有料の万博入場チケットが必要)
※完全予約制

 いよいよ4月13日より開幕となる「大阪・関西万博」。世界各国のパビリオンが集結し、ミニ世界旅行ができる博覧会だが、ゲーマーとして押さえておきたいのが、大阪ヘルスケアパビリオンで行なわれる「モンスターハンター ブリッジ」だ。

 「モンハンブリッジ」は、大阪に本社を置くカプコンが「大阪・関西万博」のために開発した“世界でここでしか体験できない”コンテンツ。完全没入型シアター「XD HALL」と今回のために開発されたARデバイス、多数のスピーカー、床の振動など最新技術を駆使し、まるで「モンハン」の世界に全身で入り込んだかのような体験を味わえる。

 本稿では3月30日に行なわれたメディア向けの「モンスターハンター ブリッジ」体験会の模様をお届け。現実世界とモンハン世界の垣根を越えて、アイルーと触れ合ったり、リオレウスと対面できる体験型コンテンツの魅力を紹介していく。

【『モンスターハンター ブリッジ』 プロモーション映像】

新大阪駅から約35分! 「モンハンブリッジ」の場所は東ゲートゾーン

 「モンスターハンター ブリッジ」を体験するには、まずは「大阪・関西万博」の開催場所である大阪・夢洲に向かわなければならない。地下鉄「大阪メトロ」の中央線に乗り、万博に合わせて開業した「夢洲駅」で降りれば会場はすぐそこだ。今回は新大阪駅から向かったが、約35分ほどで夢洲に到着した。

 「モンハンブリッジ」がある大阪ヘルスケアパビリオンは、今回の万博を象徴する“大屋根リング”の中ではなく、“東ゲートゾーン”と呼ばれる場所にある。夢洲駅からすぐそこの入り口が東ゲートなので、迷うことなく辿り着けるだろう。

2025年1月19日に開業したばかりの大阪メトロ・夢洲駅
「XD HALL」まで足跡が続いている
「XD HALL」前にはリオレウスの壁画を展示
アイルーはいつ見ても可愛い
こちらが大阪ヘルスケアパビリオン「XD HALL」。東ゲートゾーンにあり、夢洲駅からかなり近い

360度ホール×ARデバイスで目の前に「モンハン」世界が広がる!

 大阪ヘルスケアパビリオン「XD HALL」は、LEDスクリーンとプロジェクターを駆使して360度映像を映し出すことが可能。さらに壁内にはスピーカーが埋め込まれ、床を振動させることもできる完全没入型のシアターとなっている。

 そこに「モンハンブリッジ」のために開発されたARデバイスを装着して入場。これによって壁面に環境映像を映しながら、ARデバイスにモンスターやエフェクトを表示することで、まるでその場にいるかのような立体感のある映像を楽しめる。

シアターに入る前に装着するARデバイス。「モンハンブリッジ」のために作られた専用品だ
着け心地は良好。メガネユーザーでもそのまま装着できる

 今回は実際に体験することができたのだが、壁面のスクリーンは解像度が非常に高く、現実世界のように美しい映像が広がる。ARデバイスの映像も綺麗で視野角も広いため、違和感などは全くない。

 このARデバイスは装着者の手を認識しており、体験中はなんとアイルーと触れ合うことができた。さらになでるとリアクションをするようになっていて非常に可愛らしい。残念ながらARデバイス越しの映像を紹介することはできないが、間違いなく「XD HALL」の中にはアイルーがいたはずだ。

後ろに広がる景色は全てLEDスクリーンによるもの。非常に高解像度で現実に近い
ARデバイス越しにアイルーやモンスター、エフェクトが表示される
床はプロジェクターで映像を投影しており、360度全てスクリーンで覆われている

 また回復ミツムシに触ったり、モンスターに向かって投石できるなど、インタラクションが多数用意されているほか、リオレウスが登場するシーンでは地響きのような床の振動と低音が印象的だった。映像の迫力も凄まじく、バトルシーンでは思わず体を仰け反ってしまうほど目の前まで迫ってくる。本当に「モンハン」の世界に入り込んだかのような感覚だった。

画像では見えないが、回復ミツムシに触れている様子。感覚的には本当にいたような気がするが……
こちらはリオレウスに向かって投石している様子。画像にリオレウスはいないが、本当にそこにいるかのような迫力だった

 「モンハン」ということもあり、武器を振るってモンスターを狩猟するアトラクションを想像している方もいるかと思うが、実際は少し違う。基本的には映像とストーリー、インタラクションを楽しむことがメインの体験型コンテンツだ。

 だが「モンハン」ファンが楽しめないかというとそんなことは一切ない。「モンハンブリッジ」はXD HALLとARデバイスを組み合わせた“万博ならでは”の贅沢な環境の中、ゲームとはまた違った形で「モンハン」世界を味わえる。おっ!と思うような演出もあり、ファンだからこそ体験してほしいコンテンツだ。

「モンハンブリッジ」は360度見回しつつ、アイルーと触れ合ったり、迫力の映像を楽しめる
子供からお年寄り、モンハンファンなど全員が楽しめる体験型コンテンツだ

半年間限定の「モンハン」体験型コンテンツ! 百聞は一見に如かず!

 ここまで「モンスターハンター ブリッジ」の体験レポートをお届けしてきた。専用ホールとARデバイスによって、現実世界とモンハン世界の垣根がなくなり、全身で「モンハン」を体験できる贅沢なコンテンツに仕上がっている。だが、ARデバイスを用いることもあってなかなか文章では伝わりにくく、“百聞は一見に如かず”という言葉がピッタリなコンテンツだ。

 だが「モンハンブリッジ」はカプコンが大阪・関西万博のために製作したコンテンツのため、万博が終わると体験できなくなってしまう。4月13日より10月13日までの半年間限定で楽しめる「モンハン」をぜひ家族や友人たちと体験してみてほしい。