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【UBIDAY2018】着地の姿勢が最大のキモ!「トライアルズ ライジング」試遊レポート
リトライの"早さ"がチャレンジ精神に火をつける!
2018年10月14日 19:18
ユービーアイソフトが10月14日に開催した「UBIDAY2018」において、2019年2月発売予定のプレイステーション 4/Xbox One/Nintendo Switch/PC用レース「トライアルズ ライジング」がプレイアブル出展された。
「トライアルズ」シリーズはバイクを操ってタイムを競う横視点のレーシングゲーム。「トライアルズ ライジング」でも基本的な操作はアクセル&ブレーキとライダーの前後の体重移動だけと極めてシンプルだ。起伏とギミックが満載のコースを舞台に、前後回転などのトリックを決めながら駆け抜けていく楽しみが味わえる。
コースには体験できただけでもジェットコースターよろしく360度回転があったり、爆発ともに障害物を突き抜けたり、コースターの目の前を通り過ぎたり、ビルの屋上を飛び回ったりとかなり派手なものが用意されている。さらにコースの動きにあわせて、現世代機で描かれた美しい背景が流れるように変化していくので、うまくトリックを決めてコースを走り抜けられたときは最高に気持ちがいい。
ただし、物理エンジンを搭載した本作は、少しの操作がダイレクトにバイクの姿勢に影響する。そしてそのバイクの姿勢制御はかなりシビアで、特にジャンプからの着地が本作最大のキモといっていい。アクセルとブレーキで突入の速度を調整しつつ、着地までに前後のバランスをうまく整えることができなければ、ライダーはとんでもない姿勢で路面と激突することになり、どうみても復帰が不可能な状態になると「CLASH!」としてミスになってしまう。
この際の、タイヤがまるでツルッと滑るかのように宙に飛んでいったり、グルングルン回転しながらコースを転がっていく姿はそれはそれで笑えるものだが、レースとしては失敗だ。しかし本作ではタイムにペナルティこそ課されるものの、ボタン1つで直前の地点に戻って再スタートすることができるので、テンポよく目の前の障害に挑んでいくことができる。
正直結構難易度は高めな印象で、試遊台を眺めている限り、1つのジャンプ台で何度もリトライしているプレーヤーもかなりの数見受けられたし、筆者自身コースを走りきるまでに結構な回数のリトライをした。それだけに障害物をうまく抜けられたときの喜びもひとしおで、リトライのテンポのよさも相まってどんどん先に進んでいきたくなる。
今回は短い時間での試遊だったので上達する前に終わってしまったというのが正直なところだが、本作にはまずコースをミスなく走りきれるようになること、そしてそこからトリックを決められるようになること……という上達の道筋が用意されているように思う。操作そのものはシンプルなだけに、姿勢操作のために気づけばコントローラーがミシミシ言うほどスティックを倒していたりと熱中度も非常に高い。
もっとステージが進めば、もっと派手でもっとバカバカしく、そして難易度の高いコースが用意されていることは想像に難くない。また、操作のシンプルさとは裏腹にかなりシビアなゲーム性は、プレーヤーの向上心を焚きつける。発売が非常に楽しみなタイトルだ。