ニュース

バンダイ、AI技術を活用したデジタルカードゲームの新ブランド「AI CARDDASS」を設立

第1弾タイトル、スマホ用「ZENONZARD」を2019年にリリース

2019年 配信予定

価格:無料(アプリ内課金あり)

 バンダイカード事業部は、AI(人工知能)の技術を活用したデジタルカードゲームの新ブランド【AI CARDDASS<エーアイカードダス>】を立ち上げ、その第1弾タイトルとして、スマートフォン向けAI×デジタルカードバトル「ZENONZARD<ゼノンザード>」を2019年に配信する。ダウンロード・基本プレイ無料でビジネスモデルはアイテム課金制。

 新ブランド「AI CARDDASS」では、「AIがキミを一流にする。」をキャッチコピーとし、AIが様々な場面においてプレーヤーに新しい体験や驚きを提供する。深層学習(ディープラーニング)を含む機械学習などの技術を用いて、膨大なプレイデータを学習し作り上げられたAIがプレーヤーを徹底的にサポート。カードゲーム特有の難しさや手間を減らして、誰でもすぐに一流プレーヤーと肩を並べるようなプレイを可能にする。

 「ZENONZARD」のリリースに先駆け、「AIと共に、AIと闘う」をキャッチコピーとする「ZENONZARD」の世界観をモチーフとしたティザー映像が公開された。本映像ではアーティストの藍井エイル氏が「ZENONZARD」のために書き下ろした新曲「Daylight」をイメージソングとして採用している。

【「ZENONZARD<ゼノンザード>」世界観ティザー映像】
イメージソング「Daylight」を担当したアーティストの藍井エイルさん

第1弾タイトル「ZENONZARD<ゼノンザード>」について

 「AI CARDDASS」の第1弾タイトルとなる「ZENONZARD」では、今までのパターン化されたCPUや人との対戦だけでなく、自分のAIを強化するために「育成」し、ライバルAIとの「対戦」やAIと人間による「共闘」を行なうことができる。

 本作には「トレーディングカードゲーム」に特化したAIが搭載される予定。AIとの対戦では深層学習(ディープラーニング)などの機械学習によりAIが日々進化していくことで、これまでにはない白熱したバトルを繰り広げられるようになる。さらに、プレーヤーとの対戦を通じてそのプレイング内容や思考、癖などによって、AIが個性を持って成長していく。

 パターン化されたCPUや人との対戦だけではなく、プレイを通じての「AI育成」という要素や、「人間とAIの対戦」、「人間とAIの共闘」という新たな面白さが加わる。またAIが、プレーヤーのデッキを構築するためにアドバイスをしたり、対戦結果を振り返り、プレイの分析をする機能の搭載なども予定されている。詳細情報は順次公開される予定で、2018年12月には、ゲームルールやプレイイメージ、各種イベント等のプロモーション展開や、事前登録の情報などを発表するWEB番組が配信される。

HEROZとの取り組み

 「ZENONZARD」は、AI(人工知能)を活用したサービスの企画・開発・運営を行なうHEROZの技術を活用している。同社は「驚きを心に」をコンセプトとして、「AIの技術で世界を驚かすサービスを創出する」ことを目指しており、電王戦でプロ棋士や名人に史上初めて勝利した「Ponanza<ポナンザ>」や、コンピュータ将棋選手権で1位を獲得した「Apery<エイプリー>」などの将棋AIの開発を通じて培った深層学習(ディープラーニング)等の機械学習のノウハウを活用した独自AI「HEROZ Kishin」を各種産業へ展開している。

「人間代表 vs 最強のAI」ショーバトルのイメージ