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ヴァロフジャパン、「新作発表会&『アトランティカ』ファン感謝祭 2018」開催
新作は世界観を同じにするスマホ向けMMO「Legacy of Atlantis」
2018年7月15日 11:26
ヴァロフジャパンは7月14日、e-sports SQUARE AKIHABARAにて、「新作発表会&『アトランティカ』ファン感謝祭 2018」を開催した。
「アトランティカ」はターンベースの戦闘システムを持つMMORPG。ネクソンが運営を行なっていたが、2016年にヴァロフジャパンにプレーヤーデータを引き継ぐ形で運営移管を行ない、昨年もユーザーイベントを開催している。
今年で2年目になるオフラインイベントでは、ヴァロフジャパンが9月から運営するスマホ向けMMORPG「Legacy of Atlantis」の情報と、運営タイトルのアップデート情報が発表された。
「Legacy of Atlantis」は、「アトランティカ」と世界観を同一とするスマホ向けMMORPG。アクション要素が強く、プレーヤーはいつでも切り替えることができるサブキャラクターに加え、NPC2人を含む最大4人パーティーでダンジョンに挑んでいく。
エルフと人間という対立する2種族でストーリーは異なり、PvP要素もある。また、プレーヤーキャラクターで参加できるレイドなども用意されている。7月14日より事前登録を行なっており、9月にサービス開始予定だ。
「アトランティカ」の今後のアップデートも明らかになった。昨年からの課題である「対戦環境の調整」は継続して行なっていく。キャラクターの「グリムリーパー」については、スキルなどが強くバランスに影響があるため、この調整を行なっていくという。またコア向けのダンジョン「混沌の神殿」の調整も行なっていくとのことだ。
今後まず実装されるのは「剣闘場システム」。傭兵達がトーナメントで戦う戦場で、観戦者は勝敗に賭をすることができる。読みが当たれば大もうけの可能性もあるという。戦いはトーナメント方式で、どのチームが勝ち上がるか戦いを見守っていく。
今後の実装では「ペットシステム」がある。第1弾は小さなドラゴン型のペットで、成長し、進化し、合成させる機能を持つ。プレーヤーキャラクターに様々なバフを与えてくれ、戦いの選択肢がさらに多くなる。
またメインキャラクターをいつでも切り替える「タッグシステム」を実装、プレイの時に瞬時に切り替えることができるようになる。この他2019年には新たな地域が開放、ストーリーも盛り込まれていくという。サポート対応も返答を48時間以内に行なうことが宣言された。
アップデート情報の後は、ユーザー達が参加する「アトランティカ」ファン感謝祭が行なわれた。「アトランティカ」は対戦が熱いゲームであり、プレーヤーキャラクターを含む9人の布陣をどうするか、コマンドをどう出すか、選択とそれぞれを鍛える根気、その上でどう戦うかの戦略、さらにいかに有効に戦っていくかのプレーヤースキルが求められる。
今回は「アトランティカ」での有力プレーヤーである「Hibari」さん、「そらぼー」さん、「とーま」さんの3人のプレーヤーが選出され、韓国の開発者「アトランティ仮面」と戦いを繰り広げた。最初に戦ったのはそらぼーさん。緊張でミスをしたというがアトランティ仮面のスキルをうまく封じ、倒した。来場者からは装備の凄さを指摘する声も聞かれた。
アトランティ仮面は日本のプレーヤーの戦い方に慣れたのか構成を変更してとーまさんに挑んだ。とーまさんはデバフが得意で、他の人が使わない傭兵をうまく使いこなすテクニックがあるプレーヤー。しかしアトランティ仮面の攻撃が凄まじく、一時はピンチになるものの、最後は狙った大技で勝利した。
連敗したアトランティ仮面は、「このままでは飛行機ではなく船で帰らされてしまう」と必死の形相。さらに対策を練ったデッキで戦いに挑んだ。対するHibariさんは「先生」と呼ばれるほど知識量のあるプレーヤーだが、日本のプレーヤーの流行とは異なる「近接攻撃主体」の戦いに苦しめられた。アトランティ仮面は相手のバフを外し、大きなダメージを与えてくる戦法でとーまさんのユニットを撃破していき、勝利した。とーまさんは「普段戦わない戦法でとても勉強になった」とコメントした。
この後もイベントは大きく盛り上がった。ビンゴ大会では魅力的なアイテムにユーザが歓声を上げ、ユーザーからの質問に答えるコーナーもきちんと用意されており、会場に来た来場者を楽しませようという運営の姿勢がはっきり感じられた。
昨今、韓国系MMORPGはかつての輝きを失ってしまっている。韓国本国では一気にモバイルにユーザーが動いてしまった一方で、コンテンツとしては中々新しさが見いだせないこともあってか、全体的に日本市場での韓国タイトルの存在感は小さくなっている。それでもユーザーは熱意がある。今回のように小規模でもオフラインイベントを開催してくれるタイトルは、応援したいところだ。