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「北斗が如く」発売! 名越稔洋総合監督と佐藤大輔ゼネラルプロデューサーが魅力を語る!

ダウンロードコンテンツで配信される「原作モード」は激ムズ?

3月8日 開催

会場:セガ 秋葉原 3号館

【北斗が如く】

3月8日 発売

価格:
8,390円(税別、通常版)
11,390円(税別、世紀末プレミアムエディション)
プレイ人数:1人

CEROレーティング:D(17歳以上対象)

 セガゲームスは3月8日、プレイステーション 4用アクションアドベンチャー「北斗が如く」を発売した。通常版が8,390円(税別、通常版)で、世紀末プレミアムエディションが11,390円。CEROレーティングはD(17歳以上対象)。

 発売日には、東京・秋葉原の「セガ 秋葉原 3号館」において豪華賞品が当たる「『北斗が如く』発売記念抽選会」が開催された。このイベントは、ソフト購入者を対象としたもので、店舗やオンラインショップ等で「北斗が如く」を購入し、購入を証明できるレシートや納品書などを提示することで参加できる。

 店頭の会場にはメッセージボードが置かれ、メッセージをシールではることができるほか、名越稔洋総合監督や佐藤大輔ゼネラルプロデューサーをはじめとした開発陣の手書きメッセージも飾られている。

 さらにフォトスポットが用意されており、ザコ敵が迫り来る背景をバックに写真を撮影可能。ここには、ゲーム中に登場する断末魔の叫びの文字を武器化した“ひで武器”も置かれており、ケンシロウのように戦う様を再現して撮影することもできる。

「セガ 秋葉原 3号館」の店頭に用意された「『北斗が如く』発売記念抽選会」
ザコ敵が迫り来る様子が描かれたフォトスポット。“ひで武器”を手に撮影することができる
佐藤大輔ゼネラルプロデューサーが“ひで武器”を持ったところ。そこそこ重いので、女性や力の弱い方は少し気をつけた方が良いかも
ゲーム内で描かれている“ひで武器”で攻撃しているシーン
開発陣のコメントが読めるボード
メッセージを書いてボードにはることができる

 会場には名越総合監督と佐藤ゼネラルプロデューサーも来場し、報道陣の質疑応答に応えた。名越氏は「発売されたので、あとはユーザーのみなさんには楽しんでいただきたいし、楽しめる作品になったと思う。1人でも多くの人に触れて欲しい」と発売日を迎えた心境を語った。佐藤氏も「ようやく皆さんのお手元にお届けできて嬉しい。同時にどういった評価を受けるのかという点でもドキドキしている」と答えた。

 「北斗が如く」においてこだわった点を聞かれた名越氏は、「北斗の拳」が大ヒット作品であることから人それぞれに異なる思い入れがあることを挙げ、それらをゲームに取り込むことはもちろん、「“驚き”を入れなければならない」と語り、チャレンジを繰り返しながら版元に確認を取り開発を進めたという。“驚き”を入れるというチャレンジが「龍が如くスタジオ」にとっても、「北斗の拳」にとっても次のステップに繋がるようこだわったのだという。

 一方で佐藤氏は、「『龍が如くスタジオ』にしか作れない『北斗の拳』を作ろうとこだわった」のだという。バトルでは、プレーヤーが「北斗神拳」を使っているという感覚を得られるように工夫するため「秘孔アクション」を開発し、「龍が如く」シリーズとは違ったバトルシステムに仕上げられている。

 ダウンロードコンテンツについては、何週間かにわたって装備アイテムなどが配信される。「ジャッカル」など原作でお馴染みのキャラクターが登場する「宿星護符」などの他、原 哲夫氏描き下ろしのパッケージの衣装も配信されるという。

 そんなダウンロードコンテンツの中でも最も注目なのが、最後に配信される予定の「原作モード」だろう。ゲームでは通常登場する敵は最初は弱く、ゲームを進めるに従って徐々に強敵が現われる。ところが「原作モード」では原作そのままの強さで敵が登場する。序盤であろうと“強敵と書いて友と読む”敵は多数登場するため、かなりの高難易度となりそうだ。

 「北斗が如く」では「こんなケンシロウ見たことない」というキャッチフレーズ通り、これまでのゲームやコミック作品では登場したことのないようなケンシロウが描かれているシーンもある。名越氏は開発を振り返り、「色々と版元さんから叱られると思いながら提案させていただいたが、『面白いものを作ろう』という我々の取り組みがわかってもらえ、意外に叱られなかったのは驚きだった」と語った。

 佐藤氏は「人気キャラクターが登場するが、それぞれの立ち位置もあって、どんな風に物語に絡んでくるのか見て欲しい。また、オリジナルのキャラクターも魅力的なのでそちらも注目して欲しい」とアピールし「原作ではあり得ないケンシロウも描かれているが、『面白いものをやりたい!』と原 哲夫先生に思いをぶつけた。(いろいろ取り入れてもらって)懐の深い版元さんだと思った」と語る。

 最後に佐藤氏は「『龍が如く』ファンにも『北斗の拳』のファンでも、どちらの方にも楽しめる作品に仕上がったので、楽しんでいただきたい」とコメント。名越氏は「ユニークな作品を今後も作り続けていきたいので、『北斗が如く』も認めていただければ次に続くと思います」と締めくくった。

名越総合監督(左)と佐藤ゼネラルプロデューサー(右)
【スクリーンショット】