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アニメをプレイする新感覚!Cygamesの放つ新生「プリコネ」、「プリンセスコネクト!Re:Dive」配信開始!

2月15日 配信開始

 Cygamesは2月15日、Android/iOS用アニメRPG「プリンセスコネクト!Re:Dive」の配信を開始した。プレイは無料で、アイテム課金制。

 「プリンセスコネクト!Re:Dive」は"Re:Dive"の名が示す通り、2016年7月にサービスを終了した「プリンセスコネクト!(以下、プリコネ)」の続編として生まれ変わったタイトルだ。もちろん「プリコネ」の既存キャラクターが多数登場するほか、新キャラクターも加えて総勢50名以上のキャラクターが登場する。

 また、本作の制作には多数の著名なクリエイターが携わっており、アニメーション部分はアニメ「進撃の巨人」や「甲鉄城のカバネリ」のWIT STUDIO、メインシナリオは「あんさんぶるスターズ!」や「狂乱家族日記」の日日日氏、メインテーマの作曲は「サクラ大戦」や「ONE PIECE」の田中公平氏など錚々たるメンバーが名を連ねている。さらに、登場するキャラクター達には1人1人異なる声優が当てられており、Cygamesの本作にかける並々ならぬ熱とこだわりが感じられる。「プリンセスコネクト!」ファンはもちろん、ゲーム、アニメファンにはたまらないクリエイターたちの繰り出す新作ということで、期待のタイトルといえるだろう。

 本作は配信前にメディア向けに先行試遊会が実施されており、短い時間ではあるが配信に先駆けて試遊することができた。そこではオープニングからはじまり、ストーリー、戦闘そのほかの思った以上のアニメーションっぷりに、「これがアニメRPGか!」と感動すら覚えるレベルだったので、本稿では「プリンセスコネクト!Re:Dive」のアニメっぷりとその手触りについてご紹介していきたい。

ストーリーを彩る"アニメーション"。キャラクターたちの魅力の虜に

 本作のゲームサイクルは「ストーリー」、「バトル」、「キャラクター育成」の3つの軸で成り立っており、キャラクターを育てて「メインクエスト」のバトルに赴き、メインクエストを進めるごとにストーリーが進んでいくというものになっている。

「メインクエスト」はマップを1つずつ進んでいく形式
ストーリーには「メイン」、「キャラクター」、「ギルド」、そして「エクストラ」のタブがあり、それぞれに膨大な物語が格納されている

 そのサイクルを通じて、特筆すべきはなんといってもゲーム中のアニメーションの多彩さ。"アニメ"とひとくくりにしてしまうのはたやすいが、本作「プリンセスコネクト!Re:Dive」ではキャラクターが出てくるシーンで静止画のもののほうが少ないレベルでアニメなのである。ストーリーの随所には当然のようにテレビで放送しているような、いわゆる「アニメ」が挿入されるし、戦闘中のカットインもさることながら、ストーリーの1枚絵も口や目がセリフに合わせてアニメーションしている。

 もはや「ゲームにアニメを入れてみました」というレベルではなく、「アニメをそのままゲームにしてみました」といった感じのこだわりようで、そのこだわりが全キャラクターに等しく注がれているのが本作の素晴らしいところだ。各キャラクターには1人1人声優があてられ、全編フルボイスで喋ってくれるので、アニメーションとの相乗効果で、どんどんキャラクターに愛着が沸く。

 また、本作のキモとなるストーリーはバトル部分とは完全に独立しており、ストーリーやゲームの進行に合わせて1つずつアンロックされるような形になっている。それぞれのストーリーはテキストとイラスト、そしてアニメーションが組み合わさった、いわゆるビジュアルノベルのような形式になっていて、ストーリーには物語の本筋となる「メインストーリー」はもちろん、キャラクター個別のものやキャラクターが所属する「ギルド」単位のものなど膨大な量の物語が用意されている。そのテキスト量はなんと70万字以上に及ぶという。そんな膨大なテキストはさも当然のようにフルボイス+アニメーションでの演出になっており、まさしくアニメを"プレイ"しているかのような感覚が味わえるのだ。

序盤だけでもたっぷりのアニメが堪能できる。ストーリーはテキストとアニメーションとイラストのリッチなビジュアルノベル形式

バトルのキモは編成と「ユニオンバースト」のタイミング!シンプルながら奥深いシステム

 ゲームの基本となる「メインクエスト」のバトルには最大5人のパーティを組んで臨む。キャラクターたちはバトル中、基本的に通常攻撃と「スキル」の使用は自動で行なってくれるので、バトルは"半自動"で進行していくようなシステムとなっている。

 そのため、重要となってくるのはパーティの編成で、キャラクターたちはそれぞれ「前衛」、「中衛」、「後衛」の役割と、「ユニオンバースト」と「スキル」を所持している。役割は概ね言葉のイメージ通り、前衛キャラクターはHPが高めで耐久力に優れるキャラが多く、中衛は味方の強化や回復など、支援を得意とするキャラクターが多い。また、後衛は攻撃面に優れるが、耐久力に欠けるキャラクターが多い傾向がある。パーティの5人のうち役割毎の人数に縛りはないので、全員前衛、あるいは全員後衛といったパーティ構成にすることも可能だ。バランスなど無視して「全員弓兵」などのこだわりパーティを組むのも楽しみ方の1つといえる……のかもしれない。

前衛、中衛、後衛から自由に5人を選び、パーティを組む
バトルでは2.5等身ほどのキャラクターが動き回る

 「スキル」はキャラクターがそれぞれ所持する特殊能力で、「ユニオンバースト」は戦闘中に貯まっていくゲージが満タンになると任意のタイミングで発動できる、強力な必殺技のようなもの。大ダメージを与えるものや全体回復、味方の強化など、「スキル」と比べて比較的強力な効果を持つものが多いようだ。そのため、バトルは"半自動"とはいうものの、この「ユニオンバースト」をどのタイミングで使うかで、戦果は大きく変わってくるだろう。ちなみに、「ユニオンバースト」発動の際にはこれまた派手なアニメーション付きのカットインが挿入されるので見た目にも楽しい。思わずキャラクターを次々に入れ替えて、それぞれに用意された「ユニオンバースト」発動シーンを見たくなってしまう仕上がりとなっている。

 また、システム的には「ユニオンバースト」も含めて全て自動で進める「AUTO」機能や、戦闘を「早送り」する機能も搭載されているので、ドロップアイテム狙いや経験値稼ぎなどの周回プレイも快適に行なえるようになっている。後述するが、キャラクターの強化に必要な特定クエストのドロップアイテムを狙う必要もあるので、こうした基本機能がきっちり押さえられているのは非常に好印象だ。

初期キャラクターの「ぺコリーヌ(上段)」と、「キャル(下段)」のユニオンバースト。アニメーションと固有エフェクトが発生

お気に入りのキャラクターといつまでも。全キャラ最大レアリティまで育成可能!

 キャラクターはガチャやストーリーを進めることで入手することができ、「装備」、「Lv強化」、「スキル強化」、そして「才能開花」によって育成していくことができる。

 戦闘を重ねたりアイテムの「EXPポーション」を使うことでキャラクターの「Lv」をあげてステータスを強化することができるほか、6カ所の「装備」アイテムをキャラクターに装着させることで「RANK」を上げることができる。「RANK」が上がるとステータスの強化のほか、「ユニオンバースト」、「スキル」のアンロックや強化ができるようになる、というシステムだ。

 つまり、キャラクターのLvを戦闘で上げ、ドロップアイテムを装備させてRANKをあげ、ゲーム内の通貨となる「マナ」を用いてスキルや「ユニオンバースト」を強化する、というサイクルになっている。

 特に装備に関しては、例えば「アイアンブレード」や「レギオンヘルム」など、キャラクター毎、RANK毎に必要なアイテムが異なってくるのだが、1日1回引くことができる「ノーマルガチャ」や特定クエストのドロップアイテムで入手することができる。ドロップで入手を狙う場合、「どのクエストで手に入るか」というドロップ情報もゲーム内で確認することができる親切設計となっている。

キャラクターの育成はLvとRANKとスキルの強化によって行なう。RANK上げに必要な装備は入手クエストが参照できる親切設計

 「才能開花」は俗にいう「限界突破」のようなもので、いずれのキャラクターも各キャラクター専用の「メモリーピース」を用いて最高レアリティの「☆5」まで育成することができる。レアリティが上昇するとステータスが強化されるほか、育成の上限も解放される。「メモリーピース」はガチャなどで同一キャラクターが手に入ったときに入手できる「女神の秘石」というアイテムと交換したり、ドロップアイテムとしても入手ができるようだ。

 ゲームのタイトルによってはキャラクター毎に固有のレアリティが設定されていたりして、レアリティが低く成長の見込めない"ハズレキャラ"は存在そのものがなかったことにされたりすることも多い昨今、こうしてお気に入りのキャラクターと長く付き合っていけるシステムは素直に嬉しい。

キャラクターがガチャなどで"ダブる"と「女神の秘石」が入手でき、これはキャラクターの「才能開花」に必要な「メモリーピース」の購入に使える
「メモリーピース」は「女神の秘石」による購入のほか、ドロップでも入手可能

お気に入りのキャラクターと「プリンセスコネクト!Re:Dive」世界にダイブ!

 「プリンセスコネクト!Re:Dive」はアニメ―ション演出に非常に力を入れたタイトルであるとともに、キャラクターに非常に愛着の持てるシステムになっている。全く毛色の異なるキャラクターが沢山登場して、それぞれに手厚いシナリオやアニメーション、フルボイスの演出が当たり前のように用意され、さらにいずれのキャラクターも最後まで育成することができるとなれば、"推し"キャラクターと「プリンセスコネクト!Re:Dive」世界にどっぷりと浸りたくなるのはある意味当然と言える。

 新たに用意されたこだわりすぎともいえる演出に彩られた膨大な「プリンセスコネクト!Re:Dive」ストーリー。かつての「プリンセスコネクト!」プレーヤーも、「プリンセスコネクト!Re:Dive」から本作を知ったという方も、この世界にダイブしてみてはいかがだろうか?