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新規でいきなりLV.80スタート!? 「ドラゴンズドグマ オンライン シーズン3 リミテッドエディション」のパワーを体感

【シーズン3「亡国の炎」】

8月17日 実装

 シーズン3「亡国の炎」への大型アップデートを果たし、3カ月が経過したプレイステーション 4/3/Windows用オンラインアクションゲーム「ドラゴンズドグマ オンライン」(以下、DDON)。12月にはシーズン3.1のアップデートを控え、これからますます物語が加熱していく感のある本作だが、今回は、このホットなタイミングで「今から始める『DDON』」をテーマに記事をお届けしていきたい。

 じつは何を隠そう、筆者もかつてシーズン1の頃には「DDON」を楽しんでいたいちプレーヤーだったのだが、多忙の波に飲まれてログインがおろそかになっていくうちに、いつしか仲間ともレベルが離れ、今ではすっかり足が遠のいてしまっていた。しかし、先日「DDON」のシーズン3を取材したことがきっかけで「DDON」熱が再燃。そんな流れもあり、ありがたく今回の企画に乗せていただいた。

 なお、久々のプレイをするにあたっては、シーズン3を目指すアシストとして「ドラゴンズドグマ オンライン シーズン3 リミテッドエディション」(7,800円・税別)を使用することにした。これによって新規にキャラクターを作ってプレイを開始し、現在展開中であるシーズン3のシナリオに到達するまでを体験していきたいと思う。果たして、このパッケージの実力やいかに!?

【「ドラゴンズドグマ オンライン」ゲーム紹介ムービー】

「ドラゴンズドグマ オンライン」とは?

現在「DDON」には10種類のジョブが用意されている
通常は最大4人までのパーティーで冒険を楽しむことが可能
ときには敵の背に乗って攻撃するなど特殊なアクションを用いた戦い方も求められる

 「DDON」の内容をご存知ない方のために、まずはその特徴をご紹介しよう。「DDON」は、アクション要素に重点が置かれたオンライン・アクションRPGだ。通常は1人から4人でパーティーを組み、それぞれが「ファイター」や「プリースト」、「シールドセージ」といった各種ジョブから好きなものを選択し、ファンタジー世界を舞台に冒険を繰り広げる、という内容になっている。

 オンラインRPGによく見られる「アタッカー」、「タンク」、「ヒーラー」というジョブごとの役割は本作にも採用されており、それぞれが自分の役割を果たしていくことで、効果的に戦う楽しさが味わえる。また、本作ではそれらに加えてアクション部分が重要視されており、戦闘の際にはただ戦うだけでなく、キャラクターを操作する技術も要求される。敵の動きも個性的で、それぞれことなる攻略法が用意されており、それに対してジョブごとの多様なアクションを使いこなしながら攻略していくのが非常に面白い。

 ただし「DDON」は根底にRPGのシステムがあるので、アクションに頼ってどんな敵でも倒せる、という展開にはならない。敵と渡り合える適正な数値までレベルを上げ、それに見合った装備を整えることで、はじめて効果的に攻撃を行なうことができるようになる、というわけだ。

 そんな本作だが、なんと基本プレイ無料(アイテム課金型)というサービス形態で運営されている。しかも、いわゆる「無課金の場合は基本的な部分だけ遊べる」というものではなく、無課金の場合は一部設備の使用や冒険を進めるうえでの利便性に対して特定の制限がかかるのみ。ユーザーにとっては、無理に課金をしなくても遊べるとてもうれしい仕様であると言える。

 ちなみに、課金アイテムの1つである「冒険パスポート」は、リム転移(拠点間の瞬間移動)が比較的自由にできるようになったり、本来特定の場所でしか使えない拠点用のアイテムボックスを各地で自由に扱えるようになるなど、ゲームを快適にプレイするための基本的なサービスが揃っている。1度使うと離れがたくなるが、裏を返せばそれほど便利なので、機会があれば1度は体験してみてほしいサービスだ。

 なお、「DDON」はサービス開始以来すでに2本のシナリオが完結していて、現在はシーズン3として3本目のシナリオが開始されたばかり。運営も2周年を迎えたとあってサービスはかなり成熟しており、例えば新規プレーヤーに対しては「祝福のルーキーズリング」というアイテムが無料で配布され、それを装備してプレイすればLV.70までなら獲得経験値が2倍になるなど、先に進みやすいバランス調整が行なわれている。

 さらに、プレーヤーが自分1人しかいなくてもポーン(CPU操作によるパーティーメンバー)を3人使用すれば、擬似的な4人パーティープレイも体験できるとあって、いつでも好きなときに遊べる点も大きい。実際に無料でどのようなゲームなのかを体験してみれば「これが無料で遊べるのか!」と驚かれる方も多いのではないだろうか。筆者としては、本作がそれほどよくできているゲームであると感じている。

「ドラゴンズドグマ オンライン シーズン3 リミテッドエディション(PS4版)」の同梱物をチェック!

 まずはプレイ開始にさきがけ、パッケージの同梱物をチェックしてみよう。メインのアイテムとしては、武器&防具「ブラックヴェノム」シリーズが用意されている。これに加えて、特典アイテムに「LV.80成長&礎とエリアランク解放セット」も同梱。そして、ゲームが快適にプレイできるようになる「冒険パスポート」をはじめとした各種コースも用意されているなど、盛りだくさんの内容なのが特徴だ。各アイテムの詳細については下記にて解説していく。

武器&防具「ブラックヴェノム」シリーズ

 全10ジョブ分の武器(サブ武器含む)セットと、防具4パーツ(胴アーマー、胴ウェア、脚アーマー、脚ウェア)が1つずつ獲得できる。これらの武器防具は、いずれも最終強化までを行なえばシーズン3序盤までは使っていける強力なもの。自分とジョブがことなるポーンを連れている場合は、余った武器をポーンに装備させることで戦力の増強を図っていきたい。

 クラフトで製作できる武器や防具の場合はその強さに応じたレベル制限(一定レベルに到達していないキャラクターでは装備できない制限)があることが多いが、これらの特典武器や防具は強力な効果を持ちながらも、キャラクターのレベルが1であっても装備できる。初めて本作をプレイしたり、復帰組として参加するような人にとっては、とてもありがたい特典と言える。

「ブラックヴェノム」シリーズ

LV.80成長&礎とエリアランク解放セット

「LV.80」成長の宝珠

 任意のジョブ1種類をLV.80にしてくれる「『LV.80』成長の宝珠」と、覚者の竜力の継承(4ページぶん)をすべて習得した状態になる「『竜力継承』全継承の宝珠」、そしてシーズン2までのエリア「レスタニア」、「魔赤島」、「フィンダム」にある全拠点の礎の解放ならびに各エリアランクを10にする「礎とエリアランク解放の宝珠」の効果が得られるセット。

 いずれもこれから始めるプレーヤーにとって絶大な効果を持つが、なかでもジョブ1種類をLV.80にしてくれる「『LV.80』成長の宝珠」は、かなり便利。キャラクターがLV.1の状態からスタートした場合、LV.80にするためには相応の経験値をかせいでレベルを上げなくてはならないが、1つのジョブだけとはいえ、そこを省いてくれるのは大きい。もちろんメインとなるジョブ以外にも、これから始めようというジョブのレベル上げに使用することも可能だ。

 本作において、レベルの上昇はステータスアップに直接、大きな影響を与えることはないが、レベルに応じた強力な武器や防具を装備できるようになる。つまり、おもに武器や防具によって自分を強化していく、という仕組みになっているのである。また、レベルはメインクエストを進めるためにも必要となっており、シーズン2の最終クエスト受注条件がLV.80。つまり、このセットはシーズン3へと最速で到達するにあたって非常に効果的だ。

オプションサービス

 「冒険パスポート 30日」、「格納チェストパスポート 30日」、「成長サポートコース 7日間」、「報酬サポートコース 7日間」、「安心アシストコース 7日間」、「成長+報酬サポートコース 3日間」各1セットおよび、「シルバーチケット」100枚がセットになったオプションサービス。

 とくに、どこの拠点に立ち寄っても保管ボックスが使えたり、復活力を回数の制限なく回復させられるなど、便利な効果を享受できる「冒険パスポート」は非常に使い勝手がよい。ただし、いずれのパスポートまたはコースでも、発動させた瞬間から効力が発動し、ログアウトしていても時間のカウントが進むようになっている。そのため、集中してゲームを遊べるタイミングに合わせて利用を開始するのがオススメだ。

お風呂・楽園の湯

 覚者の自室はコーディネートが可能となっているが、そこに設置でき、浸かると体力およびスタミナの上限が一定時間アップする「お風呂・楽園の湯」。シーズン2のパッケージ特典として付属していた「お風呂・極上の湯」よりも強力な効果が得られるとのことで、もちろん実用性も高い。とくに、シーズン3から登場する強敵を相手にする直前には積極的に利用したい施設であり、序盤から終盤まで長く使えるアイテムだ。

オリジナル・サウンドトラックCD

 全72曲が収録されているオリジナルサウンドトラックCD。2枚組。

マイクロファイバータオル

 シーズン3で登場するメインキャラクター「ネド」、「ジリアン」、「メイロワ」があしらわれた、オリジナルデザインのマイクロファイバータオル。サイズは200×200mm。

「シーズン3」パッケージを使って新規プレイから現在の最新シナリオまでを一挙にプレイ!

 というわけで、今回は前述の「シーズン3」パッケージを使用し、新規プレイで開始してから現在進行中のシーズン3「亡国の炎」を遊べるようになるまでを、パッケージの恩恵を実感すべくソロプレイに終始して体験してみた。新規に「DDON」をプレイ予定でパッケージ購入を検討されている新規プレーヤーの方は、ぜひ参考にしていただければと思う。

まずは冒険の下準備

開始直後、パッケージの力で瞬時にLV.80へ到達。これを自力で達成しようとしたらかなりの時間が必要となるはず

 キャラクター作成後は、プロローグが終わったあとに、パッケージ内に封入されている各種イベントコードを入力。そのあとさっそくキャラクターをLV.80に……といきたいところなのだが初期状態ではジョブがファイターのままなので、先に「白竜神殿」の宿屋で、自分が今後使っていきたいジョブに転職する必要がある。というのも「『LV.80』成長の宝珠」は1つのジョブのみをLV.80にしてくれるアイテムだからだ。今回、筆者はヒーラーでありながら豊富な攻撃スキルを持ち、ソロでも立ち回りやすそうな印象のあるシーズン2からの新ジョブ、「スピリットランサー」を選択することにした。

 その後、謁見の間にいるNPC「ジョゼフ」に話しかけ、選択肢より「Lv80にする」を選ぶ。これで、現在のジョブがLV.80へと成長するほか、スキルがLV.6、アビリティもLV.4となり、きちんとスキルやアビリティの付け替えを行なえばキャラクターがかなり強化される。それに加えて「ブラックヴェノム」シリーズを装備していれば、序盤の戦闘において困るようなことはまずなくなるはず。

 レベルを上げたあとは、ジョゼフに話しかけ「竜力の継承を埋める」、「冒険をしやすくする」も忘れずに行なっておく。筆者は、あろうことかキャラクターをLV.80にした時点ですっかり満足してしまい、以後しばらくこの2つの効果を発動させることを忘れて冒険を進めてしまっていた。とくに、竜力継承についてはしばらく自力でブラッドオーブを使って竜力を習得するという体たらく。時間的にも非常にもったいないことをしてしまった。

シーズン1は流れるようにクリア!?

序盤の大型モンスターならば、未強化の武器でもこのダメージ。シーズン1における特典装備の強さたるやかなりのものだ
ポーンを置いて1人で進んでいく力技も……

 いざ始めてみて驚いたのは、やはりキャラクターの強さだ。筆者がかつてシーズン1にて3人の友人と計4人パーティーで、毎日ではないものの、それでも約2カ月間かかって進行させていったストーリー内容を、パッケージを使ったキャラクターはポーン3人を含むプレイによって、わずか10時間たらずで追い越すことができた。これぞ、高レベルかつ強力な装備を使用しているキャラクターがなせる業、といったところである。

 ちなみに、今回のプレイでは「なるべく早くシーズン3へ行くこと」を目的としていたので、各種素材の収集については極力無視してプレイしており、スルーできる敵はすべて無視している。もし時間に余裕があるならば、ぜひ道中もじっくりとプレイを進めていたければと思う。

 また、これはシーズン3に到達してから感じたことだが、シーズン3を快適に遊ぼうと思うのであれば、シーズン1のシナリオプレイ中も、極力、素材などは集めておいたほうが結果的にラクになる。これは、武器や防具の強化だけでなく、ポーンのクラフト試験などで、シーズン1の素材が必要になるケースが多くなるためだ。

 要は「いつ苦労をするのか」ということであるわけだが、場合によってはゴールドを使ってバザーで必要な品を購入していくという力技もある。そう割り切って一刻も早くシーズン3を目指すということであれば、スルーして先を目指していくのも悪くはない選択と言えるだろう。

 今回のプレイでは、各種素材の獲得をせずに進めた関係上、アイテムのクラフトなども行なえず、ひたすら先に進むのみだったのだが、そうすると必然的にポーンにまで充実した装備が行き渡らず、その結果、ポーンの防御力は低いまま。それゆえに、敵にやられやすいポーンをひたすら救出しながらのプレイとなってしまった。こうなると、そのせいでなかなかゲームが進行できず、ストレスもたまるという展開に……。

 そういった場面ではいったん拠点へと戻り、パーティーを解散してプレーヤーキャラクターのみで進行することにした。つまり、プレーヤーキャラクターの強さにモノを言わせて、1人で強引に抜けていくわけである。このような、いわゆる「無双プレイ」ができるのも、パッケージで強化したキャラクターがいればこそだろう。

 なお、シーズン1の後半になると、エリアランクが一定以上なければ進行できないメインクエストが登場する。これについては、本来であればコツコツとエリアポイント(以下、AP)を獲得できるクエストをクリアして、地道にエリアランクを上げる必要がある。しかし、今回は本項の冒頭で説明したように「冒険をしやすくする」で、エリアランクを解放してしまえば、わずかにAPを獲得するだけでエリアランクが1ずつ上がっていく。あとは必要なだけエリアランクを上げれば、メインクエストを進行できるようになる、という流れだ。これもまた、地味ながらパッケージのありがたみを感じるところである。

 途中、エリアランクの上げ方がよくわかっていなかったり、ポーンの強化がらみでゲーム進行を止めることがあったものの、結局、トータルで18時間程度プレイすることでシーズン1を終えることができた。これを長いと見るか短いと見るかは人それぞれだが、オンラインゲームの進行速度としてはまずまずのスピードではないだろうか。

シーズン2は難易度高め! 武具の強化も必須に

いざ装備の強化! と意気込んで始めてみたものの、素材がまったくないことに気づく。ここから素材集めが始まる……
シーズン2「侵食魔」との戦い。触手のように伸びた「侵食核」を破壊することで有利な状況が生まれる
特典武器の最終強化完了直前! これをやっておかなければ、以降の戦いがきつくなる

 それなりに敵を蹴散らせていたシーズン1と比較すると、シーズン2に登場する敵は当然ながら強く、未強化のままの「ブラックヴェノム」装備や、メインクエストをクリアすることで入手してきた防具だけでは被ダメージを抑えづらかった。

 とりわけ、ポーンを連れているとその救出に手を割かなければならない展開が多くなり、まともに戦うことも難しい。シーズン1と同じように、パーティープレイを捨てて自分のみで突破する手も使ってみたが、倒すべき強敵が多いこともあって、これもまた困難な解決法だった。

 さらに、シーズン2では「侵食魔」と呼ばれる、シーズン1にはなかった状態異常「侵食」を引き起こす敵が出現するようになる。この侵食状態は、放置して戦闘をしているといずれ戦闘不能になってしまう恐ろしいもので、解除するには「侵食治療薬」や他のプレーヤー(ポーンでは代用不可)による救助が不可欠。本稿ではソロプレイを前提としているので、「侵食」状態にならないような戦い方が求められることになった。

 ちなみに、「侵食魔」を倒すには、「侵食核」と呼ばれる部位を破壊するのがとても有効な手段となる。成功するとその「侵食魔」は一定のあいだ行動不能になり、そのときに攻撃を行なえば大ダメージを与えることが可能。やっかいな敵にはちがいないが、その特性を逆手に取ることでピンチが一転、爽快感のある戦いにもなる面白さがあった。シーズン2では、このタイプの敵が数多く登場することになる。

 ともあれそういった強敵に対抗するため、これまで時間短縮のため放置していた武器や防具の強化へと本格的に手を出すことに。実は、それでもシーズン2に入って12時間程度は強化なしで何とか進められていたのだが、ポーンが一撃で倒されたり、自分もまた数発ダメージを受けただけで戦闘不能になる状況がつづくと、もはやその先へ向かうことは困難だ。それゆえに、装備の強化という過程をスルーするわけにはいかない、と判断した。

 とは言ったものの、実はパッケージに入っている武器&防具の「ブラックヴェノム」シリーズは、同じアイテムランクの一般的な装備と比較して、強化用の素材にそれほどレアなものは必要ない。ただし、武器+防具4パーツぶんとなるとそれなりの数の素材を要求されるので、それを集めるために、相応の時間がかかった。もし、所持金に余裕があるのであれば、多少高くつくがバザーで購入、という手段でもかまわないかもしれない。筆者の場合は可能なかぎり素材を自力で集めつつ、あまりにも入手が困難なものや希少なもの、また、とても安価なものはバザーでまかなった。

 こうして武器&防具「ブラックヴェノム」シリーズを最終段階まで強化し、冒険へと復帰してみるとその効果はてきめんで、それまで苦戦していた敵もかなりラクに倒せるようになった。とは言うものの、シーズン2のストーリー終盤になるとやはりかなりきつめで、ラスト一歩手前のメインクエストではクリアに3時間、シーズン2最後のメインクエストも同様にクリアするまで3時間を要するなど、最終的には苦戦を強いられたのもまた事実だ。

 安定したクリアを目指すのであれば特典防具以外の部位に装備する防具も充実させてみたり、ポーンも含めた武器の強化をするなどといった対応が必要かもしれない。ただし、ここさえクリアしてしまえばシーズン3へと行ける……すなわち新たな大陸で武器や防具が作れるようになる、ということでもあるので、この段階ではあえて装備の充実ではなくシーズン2のクリアを優先させるプレイとなった。

 なお、シーズン2のプレイにかかった時間はトータルで約22時間。素材集めを含め、クラフトに費やした時間は省いているが、シーズン1、シーズン2をソロプレイで約40時間かかりクリアできたことになる。仮に、新規で開始する社会人プレーヤーが1日3時間程度のゲームプレイを毎日行なったとして、2週間足らずで現在展開中のシーズン3がプレイできることになる計算だ。しかも、ソロにこだわらずに他のプレーヤーの助けを借りながら進行すれば、クリア時間をより短縮できることは間違いない。

そしてシーズン3へ!

シーズン3の最初に出会う敵から受けるダメージがすでに4ケタ。この先の展開が思いやられる
「戦甲種」を倒すには、まず「戦甲」にダメージを与えていかなければならない。武器の吹き飛ばし力が大きいほど「戦甲」を破壊しやすくなるようだ
後半のメインクエストは、久々に友人とのマルチプレイも体験。プレーヤーならではの動きは、やはりポーンでは得がたいものがある。何より戦闘不能になっても救出してくれる点が心強い

 パッケージ特典のおかげで相当にラクをさせてもらいつつ、プレイはいよいよシーズン3へと突入する。ちなみに、ここまで普通にプレイしていれば、シーズン2クリアまでに、プレーヤーキャラクターのレベルは85(現時点でのレベルキャップ)に到達しているはず。そのため、この先しばらくは、レベル制限の点で困ることはないだろう。

 シーズン2クリア時点の装備はそのままにシーズン3の最初のメインクエストをプレイしたときは、まず敵の攻撃力の高さに驚いた。こちらからのダメージはそれなりに与えられるが、受けるダメージとしては筆者のキャラクターの場合、4ケタに届いている。これがプレーヤーキャラクターだけならまだしも、ポーンに至ってはほとんど一撃で倒されるという展開になり、ソロプレイではかなり苦戦を強いられることとなった。

 また、シーズン3に入り、少しストーリーを進めたあたりからは「戦甲種」と呼ばれる、特殊な防具「戦甲」をまとった敵が出現するようになる。この「戦甲種」を相手にするのに、パッケージ特典の「ブラックヴェノム」シリーズでは少々、力不足である感は否めなかった。

 ちなみに「戦甲種」とは特殊な防具「戦甲」を身に着けた、シーズン3特有の敵のこと。この戦甲をまとっている敵に対しては戦甲を破壊するまで、まともにダメージが入らない。一方、その戦甲は敵を守る防具ながら弱点にもなっており、戦甲を破壊することで一気にプレーヤー側が有利にもなる。戦甲を破壊するためのテクニックがキマると短時間で倒せるようにもなり、通常の敵にはない攻略感が戦闘を盛り上げる。

 そんな新たな敵にも対抗するべく、筆者の場合は、シーズン3のメインクエストを2つほど進めた時点でシーズン3から新たに作れるLV.80用装備の製作に着手することにした。まずはラスニテ山麓のエリアランクを2に上げ、ピレモス村を中心として各種素材を回収、それをもとに武器や防具を作っていく……という、「DDON」におけるごく一般的な流れだ。

 まず、使用する武器には、シーズン3から作れるようになるアイテムランク80の新武器を選択。また、プレーヤーキャラクターの防具は「ブラックヴェノム」シリーズをそのまま残したが、それ以外の頭防具、腕防具、オーバーウェアの3防具に関しては新たなものを製作した。さらに、ポーンの防具についてはすべてのポーンに新たな防具を作り、装備させる。

 その結果、プレーヤーキャラクターはダメージ効率がやや上昇。また、プレーヤーキャラクター、ポーンともに敵の攻撃にかなり耐えられるようになり、以後のクエスト消化や素材集めなどはかなり効率がよくなった印象を受けた。しかしながら、以後のクエストについては、やはりポーン同伴では厳しくなってきたため、実に久しぶりに友人とのプレイを再開。すでに先行して装備を整えていたほかのメンバーと比較すると自分は戦力としてやや劣るものの、かろうじてシーズン3で現在配信されているすべてのメインクエストをクリアすることができた。

 今後の目標としては「シーズン3.1」に備え、各種クエストをクリアして入手できる「王家紋章のメダル」を集めたり、特定の敵を撃破して獲得できるレアな素材を集めて強力な武器や防具を作ったり、「エクストリームミッション」や「ウォーミッション」といった高難度ミッションへと挑んで、獲得した報酬でさらなる装備の充実を図る、ということになるだろう。

「ドラゴンズドグマ オンライン シーズン3 リミテッドエディション」を使用してみて

 ここまでプレイしてみたところであらためて本パッケージの感想を述べると、新規で開始したソロプレイでも短期間でシーズン3まで到達できる、という事実をもって、高く評価できるものだと感じられた。また、新規プレーヤーにかぎらず、長くゲームを離れていた復帰組にも同様にオススメできる。

 価格的な価値から見ても確実にお得感がある。今回は、オンラインショップにて個別に購入した場合に1万円以上の価値がある「オプションサービス」に加え、武器や防具のセット、そして「LV.80成長&礎とエリアランク解放セット」など、それらを合計するとパッケージの定価を軽く凌駕する内容だ。過去のパッケージもお得な内容で販売されていたが、とりわけ今回の「LV.80成長&礎とエリアランク解放セット」については、過去に類を見ない破格の特典と言えるだろう。

 ともあれ「DDON」は現在3本目のシナリオであるシーズン3「亡国の炎」が展開中で、それに加えて高レベルキャラクター用の新コンテンツなども用意されている。当パッケージは、それらを早く楽しんでみたいという方に、ぜひおすすめしたい。本作は基本無料で遊べるので、まずはプレイしてみて、その上で今回紹介した内容を魅力的だと感じてもらえたのであればパッケージも購入する、という流れもアリだろう。12月には「シーズン3.1」へのアップデートも控えているので、その前にまずは1度「DDON」の世界を体験してみてはいかがだろうか。

シーズン3.1初登場のトレジャーズロット装備も!?「DDON☆チャンス」

 最後に、イベントの開催情報をお伝えしておこう。「DDON」では12月7日13時より12月14日にはシーズン3.1初登場のトレジャーズロット装備を抽選で入手できる「DDON☆チャンス」を開催する。これは毎日ゴブリンを討伐することで抽選に応募ができ、「プレイポイント」と「ブラッドオーブ」も参加者全員に配布されるというもので、征戦シリーズ武器(IR90)やマエストロシリーズ防具(IR92)も抽選対象となっている。こちらも奮ってご参加いただきたい。

【トレジャーズロット装備(一部)】
アジテイターシリーズのダガー(シーカー)
弓(ハンター)
片手剣(ファイター)
ヴィルトゥオーソシリーズ