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「アイドルマスター ステラステージ」一足お先にプレイインプレッション!
三浦あずさちゃんでプレイしてみた
2017年11月30日 12:00
「アイドルマスター」といえば、最初はアーケードゲームとしてリリースされた作品だが、今やゲームという垣根を越えてさまざまな方面で展開している大人気タイトルだ。そんな「アイドルマスター」シリーズの最新作となるのが、今回取り上げる「アイドルマスター ステラステージ」。
プレーヤーは、デビューしたものの今ひとつ結果を出せずにいた、弱小プロダクション765プロに所属する13人のアイドルのプロデューサーとして、かつて765プロの高木社長と961プロの黒井社長との間で構想されたが実現しなかった伝説の大型ライブ“ステラステージ”実現へ向け、レジェンドアイドルを目指す活動をスタートさせる。
ゲームの流れはシンプルだが、深みのあるストーリーがプレーヤーを惹き込む
ゲームは、ライブで大勢のお客さんが来てくれるようなプロモーションを行ない、ライブをプレイしてマニーや経験値を獲得しつつファンを増やし、アイドルとしてのランクをアップさせていくという流れが基本となっている。
最初に、13人の中からどのアイドルをプロデュースするかを選択するのだが、ここで選んだキャラクターのストーリーが展開されていくので、追いかけたいアイドルを慎重にチョイスしよう。全員分を堪能するのであれば最低でも13回は楽しめるわけであり、相当時間を奪われるのは間違いない。
今回は高木社長いわく「おっとりした癒し系の一面と抜群のプロポーションを併せ持った、魅力的な大人の女性だよ」という、三浦あずさを選択してみた。彼女と話すと、アイドルになり心の中で決めたことを成し遂げたいと告げられる。“心の中で決めたこと”が非常に気になるが、まずは彼女をレジェンドアイドルにすべくゲームを始めよう。
営業するか、レッスンを行なうか、それともライブを選択するか……毎週が悩ましい!?
時間は1週間単位で進行するので、プレーヤーは営業&レッスンを選ぶか、またはライブを行なうことになる。ファンを獲得するのが目的ならば、毎週ライブでも良いのでは? と思うかもしれないが、営業やレッスンを受けると翌週からライブで有利になるブーストが発動するので、それを含めて柔軟なスケジュールを組んでいきたい。
営業は、通常営業と資金営業に分かれており、マニーを消費しない通常営業はライブでマニーが増えやすくなり、資金営業へマニーを使用すればライブで獲得できるファンの人数が増加する。レッスンは、ライブでレッスンの種類に合わせた特定のスコアがアップするが、こちらもマニーが必要だ。最初のうちは、マニーのかからない通常営業でブーストをかけ、それからライブに臨むのをオススメしたい。
ライブはリズムゲーム。タイミング命なので、リズミカルにプレイ!
営業やレッスンを行ない準備が整ったら、いよいよライブに挑戦! ライブには、難易度であるランクが設定されているほか、さまざまなタイプが決まっている。タイプにマッチした衣装を身に着けることで、よりライブ中のアピールポイントがアップするのだ。ただし、複数の衣装を持っていたりアクセサリを所有していると、どの組み合わせが1番良いのかがわからなくなることもあるだろう。そんなときはライブ選択画面でタッチパッドを押し、□ボタンの“ライブ優先コーデ”を選べば、自動的にコーディネートを設定してくれる。また、コーディネートがライブとマッチしていない場合は、開始しようとすると注意喚起のダイアログを表示してくれるので、よほどのことが無ければ服装面で苦労することはないはず。
ここまで来たら、あとはライブで使用する楽曲と難易度を選ぶのみ。なお、選んだ楽曲によっては1人だけでなく2人、3人……などと人数が変化する。その際も、システム側が自動で人数調整を行なってくれるので、プレーヤー側は特に何もしなくても良いのはありがたい。複数人でのライブの場合は、その立ち位置を変更することが可能だ。あれこれ試行錯誤する楽しみもあるので、シリーズのファンにとっては嬉しいシステムだ。
ライブステージでは、リズムに合わせてボタンを小気味良くプッシュ! 飛んでくるアピールアイコンは主に○、△、□の3つなので、この手のリズムゲームがあまり得意ではないという人でも難しくは無いはず。ほかには、ボタンを長押しするアイコン、タッチパッドをこするスクラッチアイコン、会場を盛りあげられる×の思い出アピールアイコン、そして☆アイコンがある。タイミング良くボタンを押せれば、画面右下に表示されているテンションゲージが溜まっていき、CLEAR LINEに届けばライブ成功だ。
特に、ターゲット中央に☆が重なった時にタッチパッドボタンを押すとエクストリームバーストが発動し、エクストリームモードに突入! このモード時にアピールを成功させられれば通常よりも多くテンションゲージが溜まっていくので、間違いなくライブ成功への近道といえるだろう。
なお、同じ楽曲を何度も歌うと楽曲人気が高くなり、楽曲ランクが上昇。高ランクになれば、すべてのアピールを成功させたときに入るボーナス点のチェインコンボボーナスが高くなり、ライブに有利になる。また、楽曲には4つの難易度が設けられており、PROを1回クリアすればMASTERのプレイが可能だ。PRO以上では、方向キーとボタンを同時に入力する同時押しアピールが登場するので、かなり手強い。
ライブ中はアピールアイコンの入力に集中しているため、後ろでダンスしているアイドルを見ている暇は無いが、終了後にアンコールタイムが設けられており、ここでのんびり鑑賞することができる。アンコール中はカメラ位置を自由に変更できるほか、複数アイドルがいる場合はアイドル切り替えも可能。さらには、好きなタイミングでバーストやアピールを行なうこともでき、最後にはそれを保存することも! まさに、世界で1つだけのミュージックビデオが作成できるので、納得いくよう操作しよう。
育成要素のコーチングで、アイドルの才能を次々と開花させていこう
すべてが終わると活動報告が行なわれ、経験値やファン人数が増えるほか、今作から導入された新要素のCP(コーチングポイント)が手に入る。
これは、CPを消費することでアイドルの秘めたる才能であるスキルの習得が可能になるというもの。コーチングしたいアイドルを選び、習得したいパネルへ移動させると、CPを使ってパネルの内容をマスターすることができる。ただし、解放できるのは既に習得しているパネルに隣接した場所のみなので、最初に盤面をグルリと見て回り、各アイドルごとに成長させる方向性をあらかじめ考えてからCPを使っていきたい。
実際、CP使用前と使用後では、ライブの盛り上がりやすさやテンションゲージの溜まり具合などが大きく変わってくる。最初は難しいと思ったライブでも、CPを消費してスキルを獲得してからならば、簡単にクリアできることもあるのだ。それほどに、今作ではCPがゲーム進行のカギを握っているといえる。
とはいえ、CPを稼ぐためにライブを連続で行なうと、徐々に盛り上がらなくなっていくだけでなく、最後にはアイドルたちが体調を崩してしまう。そうなると強制的に休養を取らされてしまうので、体力減少前に計画的にオフを与えるようにしたい。オフ時には担当アイドルと一緒に出かけて、その先で普段は見られない表情を楽しむこともできるのだから。
13人それぞれに違ったストーリーが、熱く展開していく
こうして、営業やレッスンを行ないながらライブを開催し、着実にファンを増やしていく日々を送っていると、ある日961プロに所属するアイドルの詩花と出会う。初登場となる新キャラだが、実は非常に丁寧で物腰の低い人物だ。
その後、歌番組で詩花と共演することになったあずさだが、番組開始直前に“収録が終わったら相談したいことがある”と告げられる。しかし、番組内での詩花の会話を耳にしたあずさは、相談事を後日に延ばしてしまう。
プレーヤーとしても気になるので、それを知るためにも今まで以上にライブに実が入る。こうしてアイドル活動を日々繰り返しファン数が増えていくと、アイドルランクがアップする。その際にはランクアップチャレンジというライブが開催され、それをクリアすると晴れて上位のランクになることができるのだ。とはいえ、ライブ内容はいつもと変わらないので、リラックスしてチャレンジしよう。
アイドルランクがDになると、あずさからとある場所に招かれる。彼女は、そこから見える風景とアイドルを目指した理由を語ってくれるのだが……ここから先は、ぜひゲーム本編を購入して確かめてほしい。思いも寄らぬ展開に、きっと心を打たれることだろう。
©窪岡俊之
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