【特別企画】
「ポケポケ」新パック「超克の光」、新カードを最速ピックアップ! ポケモン界の神「アルセウス」を筆頭に注目カードをズラっと紹介!
2025年2月28日 20:43
- 【テーマ拡張パック「超克の光」】
- 2月28日15時 配信開始
本日2月28日、「Pokémon Trading Card Game Pocket(以下:ポケポケ)」の最新パック「超克の光」がリリースされた。
今回のパックでは前弾「時空の激闘」に引き続き、シンオウ地方のポケモンがフィーチャーされており、中でも数ある伝説のポケモンの中でもトップレベルの人気を誇る「アルセウス」がついに実装される事で大きな話題となっている。
昨日2月27日に配信された発表番組「Pokémon Presents」にて、まさかの翌日実装が告知されたので驚きを隠せないプレーヤーも多いと思うが、今回はそんな本パックの中でも最注目のカードをいくつか紹介していこう。
アルセウスex
最初に紹介したいのが「超克の光」の表紙を飾っている伝説のポケモン「アルセウスex」だ。
「アルセウスex」は、ノーマルタイプ/HP140のexポケモン。ワザ「アルティメットフォース」は無色エネルギー3個で使用でき、70ダメージを与える事ができる。追加効果として自分のベンチポケモンの数×20ダメージを追加できるため、最大で130ダメージを与えられつという、初弾で登場していた「ピカチュウex」を彷彿とさせるようなワザと言える。
「アルセウスex」の特性「しんわのかがやき」は、自身が特殊状態(状態異常)にならない汎用性の高い能力となっており、時間稼ぎで使われるねむり状態や、どく状態を基盤とする「マタドガス」を中心としたデッキなど、特殊状態を駆使するデッキに対して滅法強く立ち回る事ができるだろう。
ノーマルタイプで無色エネルギーしか使用しない事と、全体的に丸い性能なので一見汎用性の高い普通のカードに見えるかもしれないが、「アルセウス」の本領は彼をサポートする数多のポケモン達にある。
今弾で登場した一部のポケモンには、「アルセウス」か「アルセウスex」が自身の場にいると発動する「〜〜リンク」という名の特性が備わっている。「アルセウス」をフルパワーで活かす場合は、これらの「リンク」能力を持つポケモンを中心にデッキを構築し、「アルセウスデッキ」として立ち回る事が可能となっている。
「リンク」特性を持つポケモンは現状各タイプに1種類ずつで、進化ポケモンも多数存在するので全てをデッキに投入するのは難しい。基本は各タイプのサポートとリンク特性を持つポケモン+アルセウスexといった構築が丸いだろう。
クロバット
今回は筆者がその中でも強力だと感じている「リンク」特性を持つポケモンも合わせていくつか紹介しよう。
1枚目は悪タイプの「クロバット」だ。「クロバット」の特性「トリックリンク」は「アルセウス」が自身の場に存在する事を条件に、好きなポケモンに30ダメージを飛ばせる「ゲッコウガ」を彷彿とさせるような特性となっている。
「アルセウスex」自身の火力が最大130ダメージであるため、「ミュウツーex」などの強力なポケモンを一撃で倒せる150ダメージに届いてないのが少し心許ないのだが、「トリックリンク」と合わせれば合計160ダメージを与えられるようになるのが非常に大きい。
「クロバット」自身が2進化ポケモンなため、他のポケモンのスペースを確保するのが少し難しくなるが、「アルセウス」デッキを組む際には最有力候補になる1枚だろう。
ロトム
2枚目は汎用的な札として「ロトム」をお勧めしたい。
「ロトム」の特性「スピードリンク」の能力で自身の逃げるエネルギーをなくすことができ、さらにワザ「とびだしアタック」は無色エネルギー1個で好きなポケモンに20ダメージを与えられるため非常に使い勝手が良い1枚となっている。
「アルセウスex」の最大火力である130ダメージと合わせる事で、150ラインにダメージを届かせられることに加えて、ベンチに逃げたポケモンを狙い撃ちできるため確実にダメージを通せる。上記で紹介した「クロバット」と合わせれば好きなポケモンに50ダメージを与える事も可能なため、相手のベンチで特性を発揮しているポケモンを狙って倒す事もできるだろう。「クロバット」は専用性の高いカードだったが、コチラは「アルセウス」デッキを組む際にどこへでも出張できるポテンシャルを秘めたカードと言える。
また、このカードに関しては「アルセウス」に関係なく無色エネルギー1個で好きに20ダメージを狙える貴重なポケモンとなっているので、様々なデッキへの投入も検討できるのも面白い。
非常に有用なカードとなっているのでぜひ集めておきたい1枚だ。
マスキッパ
最後にリンク特性持ちで紹介したいのが個人的には大穴枠と思っている「マスキッパ」だ。
「マスキッパ」は特性「パワーリンク」で自身のワザダメージを+30する事ができ、ワザ「つるのムチ」が草エネルギー1つでダメージ20なので最大50ダメージを狙えるポケモンとなっている。
一見すると地味に見えるかもしれないが、サポート等を使用しないため、比較的簡単に後攻1ターン目に50ダメージを与えることを狙えるという凄まじいポテンシャルを秘めたカードとなっている。現在の対戦環境には初動カードとしてHP50の「マナフィ」等が使われるパターンも多いため、それらの初動カードを最速で倒せるこのカードは非常に価値のある存在だ。大型のポケモンに対しても、1エネで50ダメージであれば3回で150ラインに届くため、相手が動き出す前に突破することも十分に狙える。相手の油断を突ける1枚だと筆者は感じている。
ダイノーズex
続いて新たなアーキタイプとして活躍が見込めそうなカードを紹介しよう。
1枚目は「ダイノーズex」だ。1進化はがねタイプ/HP160のポケモンで、ワザ「プロテクトユニット」は鋼エネルギー2+無色1で90ダメージを与えながら次のダメージを20軽減できる性能となっている。
注目すべきはその耐久力で、1進化ながら実質HPが180となり、複数回の攻撃でダメージを与えてくる相手にはそれ以上の耐久力となるのが魅力的。ワザのダメージも90ダメージと程よく、2進化のexポケモンであっても2回の攻撃でしっかり落とせる無駄のないスペックと言える。
「ダイノーズex」と組み合わせるカードとしては「きずぐすり」や時空の激闘版の「シェイミ」等の回復カード、「大きなマント」でさらなる耐久力の向上や「ゴツゴツメット」での反射ダメージを狙うといった感じで道具を活用するのも面白そうだ。また、同じ鋼タイプでサポートとしても活躍中の「ディアルガex」も相性が良さそうだ。
今回新たに登場した鋼タイプ専用のサポート「セキ」は耐久力を底上げしてはくれるものの相手にタイミングを選ばせてしまうカードなので多少使いずらそうに思うが、状況を選ぶカードというだけで十分採用圏内なので、耐久力を活かした自由な構築が「ダイノーズex」で楽しめるだろう。
「リーフィアex」
次に紹介したいのはブイズの1体「リーフィアex」だ。
「リーフィアex」は草タイプのHP140でイーブイから進化できる1進化ポケモン。ワザ「ソーラービーム」は草エネルギー1つ+無色エネルギー2個で70ダメージかつ追加効果無しと少し心許ない部分があるが、注目すべきはその特性だ。
特性「もりのいぶき」によって自身がバトル場にいる時に好きなポケモンに草エネルギーを付与する事が可能で、エネルギーブーストの手段が限られている「ポケポケ」では、追加でエネルギーが付けられるというだけでも十分すぎるほど強力。
加えてこのカードは自身のワザに必要な草エネルギーが1つ。自身の特性だけで草エネルギーを揃えることができ、単体で動ける性能なのだ。イーブイの進化系を使うデッキに差し込んでおくことで緊急時のアタッカーとして活用する事もでき、特性をフルに活かして草タイプのデッキに投入する事も当然できたりと、活躍できる場面が多そうな1枚となっている。
組み合わせる先として有力なのはまず「セレビィex」だろう。元々の相方である「ジャローダ」との差別化ポイントとしては、「リーフィアex」自身がバトル場に出ていても十分戦える点と、1進化な事で手札事故の可能性をある程度軽減できる点が非常に大きい。「ジャローダ×セレビィex」での特大ダメージを狙う事は難しくなるが、「リーフィアex」の特性を使ってしっかり「セレビィex」の育成を進めれば、十分1撃で相手を倒せる火力は出せそうなので選択肢としては十分有効だ。対戦環境に耐久力の凄まじいポケモンがいる場合は「ジャローダ」を、小粒のポケモンが多い場合は「リーフィアex」をといった形で使い分けるのが適切だろう。
他の候補としては今弾で登場した「グレイシアex」との組み合わせても面白いだろう。基本的な構築は水タイプで固めておき、速効を仕掛けたい相手が対面した時用のイーブイの進化先としてデッキに差しておくとオシャレ。
他にも1進化で速攻を仕掛けられるので足回りの早い「ナッシーex」の相方として使う等、様々な可能性を秘めたカードと言える。
カイ
「超克の光」では、既存の様々なデッキに投入が検討できる汎用性の高いカードももちろん登場している。
その筆頭として紹介したいのが「カイ」だ。水エネルギーのついているポケモンのHPを全員40回復させるという破格の性能となっており、回復量こそ「エリカ」にギリギリ届いていないものの回復範囲が広い1枚だ。
順当に水タイプのデッキで使っても強いのだが、水エネルギーがついていればタイプに関係なく回復できるため、「マナフィ」と組み合わせて様々なデッキでエネルギーブースト+回復手段として出張も可能になっている。
水タイプには小回りが利く「スターミー」、育成が終われば手が付けられない「ギャラドスex」、単体である程度完結している「パルキアex」といった環境の最前線で活躍しているアーキタイプも数多く存在しているので、耐久力を上げるプランがこのカードによって生まれた恩恵はすさまじく大きいと言える。
カンナギタウンの長老
もう1枚注目のサポートとして紹介したいのが「カンナギタウンの長老」だ。
「カンナギタウンの長老」はサポートカードで、トラッシュのたねポケモンをランダムにに1枚を手札に回収できる能力となっている。このカードの登場でポケモンの再利用が可能となったのだ。
2進化ポケモンを使うデッキでは進化ラインの最初のポケモンでスタートしてしまった際のリカバリング手段となったり、非進化のポケモンを使うデッキであっても中心となるアタッカーを使いまわす事が可能になるので恩恵は大きいだろう。
特に相性の良いデッキタイプを上げると「マーシャドー」を使うタイプのデッキでは活躍が容易ではないかと筆者は考えている。
「マーシャドー」の特性上、確実に1匹はきぜつになるポケモンがいることになるので、このカードが腐る事がほぼない。また、序盤でやられてしまった「マーシャドー」自身を回収するなど、アタッカーの質を常に担保できるのは強力そうだ。
他にも、今後トラッシュを能動的に増やしたり活用したりするカードが増えれば、その度に採用候補になるカードとなるので、集めておくに越したことはない。
今回紹介するカードは以上となるが、もちろん他にも今弾には他にも新しいアーキタイプを生み出せるカードが数多く収録されている。
「アルセウス」1つをとっても何と組み合わせるかで多くのデッキが生まれるカードになっているので、今後の対戦環境はさらに色々なデッキとの対戦が楽しめるだろう。気になる人はぜひ今弾を開封し、様々なデッキ構築を試してほしい。
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