【特別企画】
大阪開催「モンスターハンター20周年-大狩猟展-」内覧レポート
セレモニーに「モンハン」好きでハンマー使いの⻄野七瀬さんも登場
2025年2月19日 16:19
- 【モンスターハンター20周年-大狩猟展- 大阪会場】
- 開催期間:2月20~4月5日
- 会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
東北新社は、カプコンの協力と監修のもと、同社のゲームシリーズ「モンスターハンター」の20周年を記念し、東京で開催された展覧会「モンスターハンター20周年-大狩猟展-」を2月20日から4月5日の日程で、大阪・グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボにて開催する。
本展覧会では、「アニバーサリーシアター」、「武器プロジェクション」、「防具インタラクティブ」、「モンスター図鑑 AR体験」、「黒龍襲来」、大狩猟展を記念したグッズの販売など、「モンスターハンター」の世界観を味わうことのできる様々なコンテンツを楽しめる。
2024年の7月から9月にかけて開催された東京での開催内容に加え、今回は2月28日に発売を控えているシリーズ最新作「モンスターハンターワイルズ」に登場する武器の新規造作物の展示、新グッズの販売、大阪オリジナルのフードメニューなどが用意される。
開催に先駆けてメディア向けの内覧会が実施されたので、本稿では会場の様子を撮り下ろしで紹介していきたい。また、カプコン取締役専務執行役員兼「モンハン」シリーズのプロデューサーを務める辻本良三氏と、「モンハン」好きとして知られる女優の⻄野七瀬さんが登壇したセレモニーイベントも実施されたのでそちらについてのレポートもお届けしていく。
「モンハン」世界を体験できるコンテンツが充実! 大阪で初お披露目の展示も
本展覧会では、「モンハン」シリーズの映像や年表、歴代モンスターのフィギュアなど、これまでの歴史を振り返れる展示がずらり。シリーズをプレイしてきた歴戦のハンターはもちろん、最新作「モンハンワイルズ」から参戦を予定している新米ハンターまで、「モンハン」の20年の歴史を一気におさらいすることができる。
「モンハン大狩猟展」の面白いところが、自分で好きな武器や防具を選んで観察できる「武器プロジェクション」、「防具インタラクティブ」というコーナーや、AR用ヘッドセット「Meta Quest 3」を使用することで目に前に大迫力のモンスターが登場する「モンスター図鑑 AR体験」など、ただ展示を眺めるだけでなく体験型のコンテンツが多数用意されているという点。ゲームをプレイしているかのようなワクワク感と、「モンハン」の世界観に浸れる没入感が味わえる展覧会となっているのだ。
展覧会の主な内容としては東京開催のものと大きく変わらないが、「モンハンワイルズ」も発売間近に迫り、続々と情報が解禁されたことで関連する新たな展示が登場しているのも今回の大阪開催の見所。「モンハンワイルズ」のメインモンスターであるアルシュベルドの素材で作成できる武器・チャージアックスが新規造作物としてお披露目されていたり、「東京ゲームショウ」で公開され話題となっていたハンターの等身大フィギュアが展示されていたりと、「モンハンワイルズ」の発売を今か今かと待ちわびているファンにとっては堪らない内容となっているので、ぜひ会場へ足を運んでみてほしい。
大阪会場ならではの新グッズやオリジナルメニューも登場!
展示物や体験型コンテンツだけでも見応えたっぷりだが、忘れてはいけないのが会場で購入できる「モンハン」グッズの数々。東京開催時に販売されていたTシャツや公式図録、ヤマツカミクッションなどのほか、今回からさらに追加で「パプロボッカの潜口財布」、「ホットドリンクカイロ」といったユニークな新グッズが販売される。
自分用としてはもちろん、ハンター仲間へのお土産やプレゼントとしても喜ばれそうなアイテムが充実しているので、会場を訪れた際は物販コーナーにも忘れずに立ち寄っておこう。
また、展示会場に併設されるコラボカフェ「大狩猟CAFE OSAKA」では、東京会場で提供されていたものとは異なるオリジナルメニューが登場。大阪と言えばなメニュー「ヤマツカミのたこ焼き」や、モンスターのピック付きフード・ドリンク、モンスターアイコンがデザインされたカプチーノなど、見た目も味も楽しめるメニューが用意される。
フードメニューはどれもボリューム満点で食べ応えがあるので、みんなでそれぞれ違うメニューを頼んでシェアしたりするのもよさそうだ。ぜひ家族や友人、パートナーと一緒に楽しんでいただきたい。
⻄野七瀬さんお気に入りの武器は辻本Pと同じくハンマー。ひたすら頭部を狙う打撃派ハンター
今回、メディア向けの内覧会に合わせ、開催前日のイベントセレモニーが同会場で開催された。イベントには辻本プロデューサーに加えて、「モンハンワイルズ」のCMにも起用され、「モンハン」好きとしても知られる女優の⻄野七瀬さんが登場。展示会内容の紹介のほか、⻄野さんの「モンハン」歴に関するトークなどを聞くことができた。
⻄野さんはシリーズでいうとニンテンドー3DS用として発売された「モンスターハンター4」からプレイし始めたとのこと。当時はアイドルグループに所属しており、メンバー同士で仕事の休憩中などに一狩りしていたそうだ。
「モンハン大狩猟展」のコンテンツ「武器プロジェクション」での体験に関連して、ゲーム内で使用しているのはどの武器種かという質問に西野さんは「ずっとハンマーを使っています」と回答。ハンマーと言えば辻本プロデューサーも愛用している武器として知られているが、辻本氏と顔を見合わせ「一緒ですね」と笑顔を見せた。
辻本氏は「女性でハンマーを使ってる人はなかなかいないので珍しいですよね」と一言。西野さんはハンマーを使用している理由について「きっかけは忘れたんですが、打撃系が好きなんですよ」と、ぽかぽか手を振る仕草をしながら回答した。「尻尾を切ったりするのは他の方に任せて、自分は頭を狙って気絶させにいきます」とコメント。マルチプレイをかなり楽しんでいる様子だ。
西野さんは今回の展示会でも販売されている図録を自ら購入し、自宅で度々眺めているそう。モンスターの生態を観察するのが好きだと言い、好きなモンスターとして挙げた「メルゼナ」を例にかなりマニアックなトークをしていたのがとても印象的だった。これには辻本氏も頷きがら「モンスターを作ったスタッフが聞いたら泣いて喜びますよ」と嬉しそうに反応。そんな西野さんはモンスターの挙動を間近で見ることができる「モンスター図鑑 AR体験」が今回の大狩猟展の中で一番お気に入りのコンテンツだったとした。
セレモニーイベント終了後に行なわれた囲み取材にて、辻本氏から「モンハンワイルズ」についても少し言及があった。グラフィックスについてはベータテストから製品版に向けて最適化が行なわれるので、その辺りは楽しみにしてほしいとのこと。細かいことに関しては今後サイトなどでお知らせするということなので、公式からの案内を待ちたいところだ。
発売が迫った「モンハンワイルズ」の手応えについて聞かれると、国内はもちろん、グローバルからも好評いただけているとし、自分たちも自信のある作品に仕上がっていると回答。ただ、ベータテストから少し改善しなければならないところもあるので、グラフィックスの最適化だけでなく武器の調整なども行なって発売を迎えたいし、今後もタイトルアップデートが控えているので、まだまだ開発が終わった感じはしていません、と笑いながら答えてくれた。
ハンターとしては「モンハンワイルズ」の発売がとにかく待ち遠しいが、これまでの「モンハン」をおさらいしつつ、これからの展開の期待も込めながら「モンスターハンター20周年-大狩猟展-」を楽しんでみてはいかがだろうか。
(C) CAPCOM