【特別企画】
「ドラゴンボール Sparking! ZERO」プレビュー
悟飯がチャオズと敵対!? 自分だけの物語を作れる「カスタムバトル」が熱すぎる
2024年9月19日 23:00
- 【ドラゴンボール Sparking! ZERO】
- 10月10日 発売予定(Steam版のみ10月11日)
- 価格: 通常版 8,910円
- デラックスエディション 11,660円
- アルティメットエディション 12,650円
- サウンドアルティメットエディション 14,960円
バンダイナムコエンターテインメントは、10月10日(Steam版のみ10月11日)発売の3D対戦アクション「ドラゴンボール Sparking! ZERO」の最新情報発表や、発売直前バージョンを体験できるメディア向け体験会を開催した。
会場の試遊バージョンでは、早期購入特典キャラクターを除く全キャラクターがプレイ可能となっていた。また、早期購入特典キャラクターを含めるとその数はシリーズ最多の182キャラクターとなる。前作では160以上のキャラクターが利用できたが、さらに追加となる形となった。具体的にはアニメオリジナル続編「ドラゴンボールGT」やZ以前の少年編、劇場版アニメからも多数のキャラクターが参戦する形となった。
体験会では対戦モードの最終バージョンや、本来の物語とは少しだけ異なる「IF」ストーリーが楽しめる「エピソードバトル」、シナリオから戦闘条件までかなり細かく作成、公開可能な「カスタムバトル」などを実際にプレイして楽しむことができた。
本稿では、「ドラゴンボール Sparking! ZERO」の魅力や各種モードについて、簡単に解説するとともに、プレイした際に感じた魅力や面白さについて語っていきたい。
難易度高めだが、満足度も高い「エピソードバトル」が面白い!
「ドラゴンボール Sparking! ZERO」は、3D対戦アクション「ドラゴンボールZ Sparking!」シリーズ最新作で、2007年10月に発売した「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」以来17年振りの新作だ。
本作では、1人用のモードとして「エピソードバトル」を用意。孫悟空、ベジータ、孫悟飯、ピッコロ、未来トランクス、フリーザ、ゴクウブラック、ジレンの全8キャラクターを選んでそれぞれのキャラクター目線で原作に沿ったシチュエーションのバトルが楽しめる。物語の途中の一部では選択肢が出現し、ここで原作にない選択を行なうことで、記憶にある原作のストーリーと異なるIF展開が楽しめる。
ただし、このIF展開については、原作と異なる選択をすることで、難易度が跳ね上がる場合がある。例えば、今回プレイした孫悟空では、ラディッツとの戦闘から物語がスタートとなるが、ピッコロが出現した際に選択肢が提示される。ここで共闘を選べば原作通りだが、共闘をしないという選択をすることで孫悟空とクリリンのコンビでラディッツに勝つ必要が出てくるため、ピッコロとの共闘と比べて難易度が高くなる。筆者もトライしてみたが、通常のピッコロとのコンビと比べると、戦闘力が劣るクリリンとではあまり善戦できず、どうしても孫悟空中心のバトルを展開する必要があり、何度かリトライを繰り返す大苦戦となった。
一方でそこまでトンデモなストーリー展開は発生せず、前述のピッコロとの共闘を断った場合であっても、ピッコロはこっそりと後をつけてきており、最終的にはピッコロの「魔貫光殺砲」でラディッツにトドメを刺すという、原作と同じ展開に戻ってくるのだ。
なお、一部カットシーンで、主人公視点にカメラを変更できるので、より新鮮な気持ちでエピソードが楽しめる。今回、ピッコロの魔貫光殺砲でやられて地面に倒れた状態の孫悟空の視点にカメラを変更してみたが、目が霞む表現まで再現されており、死を迎える孫悟空の切ない気持ちがちょっとだけ味わえた。
その後も界王様の修業により界王拳が使えるようになった孫悟空で、半年後に襲来したナッパやベジータと対決。ナッパについてはリトライもなくすんなり撃破に成功。次いでベジータとの激闘も楽勝……と言いたいところだったが、ラディッツと比べてやはりベジータはかなりの強く、苦戦を強いられた。
本作では強さの差がちゃんとゲームプレイに反映されるように難易度が調整されており、ベジータとのバトルは原作でもギリギリの大接戦を展開していたが、それがしっかりとゲームにも反映されていると感じた。こちらも修業の成果で界王拳などの強力な技が使えるようになってはいるのだが、それでも相手の方が1枚上手と感じさせられる強さが体感できる。
さらにリトライを繰り返す事でどうにか勝利……!と思ったら、ここでも原作同様にベジータは奥の手の大猿化をやってきやがったのだ。ギリギリの接戦をどうにか勝利したところでの大猿ベジータとの再戦はかなりハードで、今回のプレイではここをクリアできずにあえなく断念。この続きは是が非でも製品版を買ってリベンジするしかない。
なお、エピソードバトルでは、原作再現を重要視しているため、一部の敵の技などは特定のシーンにおいて対戦モードとは違う挙動となる場合などもあるようだ。こういった細かなこだわりポイントも原作リスペクトを感じられる。
今回は他にもフリーザのエピソードバトルとゴクウブラックのエピソードバトルを楽しんだ。どちらも時間の都合と筆者の腕のなさでストーリーを先の方まで進めることは敵わなかったが、フリーザのエピソードバトルでは、ナメック星にて孫悟飯、クリリン、ピッコロの3人とのバトルが楽しめた。
ちなみに、ゴクウブラックはTVアニメ「ドラゴンボール超」にて登場する悪役のキャラクター。実は筆者はこれが初見だったのだが、エピソードバトルではかなり簡略されたストーリーがざっくりと紹介されるため、作品を見ていなくとも、そのキャラクターの登場背景などを知ることができるのも嬉しいポイント。また、ゲームをプレイしていると、本編も見てみたくなる副次効果があるようで、筆者も「ドラゴンボール超」をチェックしてみようという気持ちにさせられた。ゴクウブラックのエピソードとしては、青年になった未来トランクスと孫悟空を相手に、荒廃した未来の都市を舞台に繰り広げられるバトルシーンが展開される。
今回体験した限りでは、どちらのバトルも難易度はかなり高めに感じた。フリーザやゴクウブラックなど、敵側のキャラクターを使う場合、原作と異なるIF展開となる可能性が高いため、敢えて難しく設定されているのでは、という印象を受けた。そのため、こういった敵側キャラクターのエピソードバトルを進めたい場合は、ある程度ゲームに慣れた後に挑戦したり、事前に技や操作などをしっかり把握しておくのがいいかもしれない。
なお、エピソードバトルではやられた相手に何度でもリトライが行なえるほか、難易度を下げた状態でのリトライも可能。また、操作方法を忘れてしまった場合などはポーズをかけることですぐに操作方法が確認できるので、実際にプレイしながら少しづつ覚えていける。全8キャラクターのエピソードバトルをプレイする事で、チュートリアルのように操作感やバトルでのタイミングなどを覚えていくのが、本作のプレイフィールを掴む上でかなり役に立つモードになると感じた。
今回のプレイでは試せなかったが、エピソードバトルで本来負ける想定のバトルで勝利することで、次に行なう修業編がスキップされ、修業前の状態で次の敵と闘う必要があるような予期せぬIF展開も楽しめる場合もあるとのこと。難易度はグッと上がってしまうが、ある種縛りプレイのような遊び方もできるなど、1度クリアしたあとでも何度も楽しめる奥の深いモードに仕上がっていると言える。
新たな世界の創造主となる?自由度高くエピソードが作れる「カスタムバトル」
続いては「カスタムバトル」について紹介したい。カスタムバトルでは、原作やエピソードバトルなど、通常ではあり得ない条件付きのバトルやオリジナルのシチュエーションのバトルで遊ぶことができるほか、自身でオリジナルのエピソードを作成して遊んだり、作成したエピソードを公開して遊んでもらうことも可能なモードだ。
カスタムバトルでは、予め作成された30種類以上の数多くのエピソードの中から好きなバトルが楽しめる「エクストラバトル」と、実際に自身の手で新たなエピソードが作成できる「エディットモード」、世界中の誰かが作成したエピソードを遊んだり公開できる「ワールドライブラリ」がある。
先ずはエクストラバトルの中から「亀仙人の試練」をチョイスして実際にプレイしてみた。ここではなんとも懐かしい少年時代の孫悟空を使って、亀仙人と修業するというバトルが楽しめる。難易度としてはかなり緩めで、そのまま亀仙人を倒す事が簡単にできる。
ただし、このバトルには勝利条件が設定されており、最後に亀仙人が指示した技を使って倒す必要があるのだ。厄介なのはバトル中に画面に表示される字幕で、トドメに使う技が指示されるのだが、この指示がバトル中に変化していくことだ。そのため、たとえ亀仙人を倒したとしても、最後の技が支持と合わなければ失敗となってしまう。エクストラバトルではこうした条件付きのバトルで勝利する必要があるため、単に強ければ勝てるようになっていないところが面白い。
そして、こうしたエクストラバトルを自由に作成できるのが「エディットモード」なのだ。エディットモードでは登場キャラクターやバトルのルール、ステージなどの条件が設定できるだけでなく、タイトルコールの部分やバトルに至る導線となるデモシーン、勝利/敗北時の演出、バトル中のセリフなども含めて全て自分で作成することができるという夢のようなモードとなっている。
エディットモードでは、シチュエーションやキャラクターを選択するのみでシンプルなバトルが作成できる「かんたんエディット」もあり、これを使う事で誰でも簡単にオリジナルのバトルを作る事ができる。シチュエーションを選択して、対戦するキャラクターを選択、あとはタイトルを付ければOKと非常に簡単だ。ただし、かんたんエディットではバトル中の演出やイベントシーンが作成できないため、凝ったバトルを作成するには通常のエディットを使っての編集が必要になる。
タイトルの文字なども全て選択式となっており、膨大に用意されたタイトルから選択して利用する。一見すると自分で好きな文字が入力できなくて不便だが、一方で誰でも簡単に「ドラゴンボール」っぽいタイトルが作成できる点はかなりラク。膨大な量と聞くと検索が大変そうなイメージもあるが、簡単に選択するためのフィルタ機能もあるので、慣れてくればスムーズに求める文章が見つけられる。また、名前などを入れ替え可能な文字列もあるため、これらを使う事で、他にはないオリジナルのタイトルやセリフが作れる点は面白い。
今回は先ず、かんたんエディットを使用して適当に1つシンプルなバトルを作成した。シチュエーションは「一対一の真剣勝負をしたい」で、キャラクターはデフォルトが孫悟空とベジータだったため、ここを変更し、昔懐かしの餃子(チャオズ)と孫悟飯をチョイス。タイトルは「ピッコロに認められるため」のピッコロの名前を入れ替えて「餃子に認められるため」という、なんだかよく分からないバトルが1つ誕生した。
実際にプレイしてみると、元が天下一武道会の会場だった事もあり、字幕表示されるセリフが観客の応援やアナウンサーの解説のみのため、なんだか色々とアンマッチな状態になってしまった。この辺りは1度作成したエピソードを修正する事で、変更が行なえる。また、オープニングが味気なかったので、この辺りを修正してみることにした。
1度作成したエピソードを選択して、編集メニューを選ぶと、キャラクターやバトル環境以外にも、「演出設定」や「シーン設定」といった項目があり、これらを変更する事で様々なバトルがエディットできる。前述のアナウンサーや観客のセリフは「演出設定」を利用したものとなっており、バトルするキャラクターの残り体力や時間経過などに対応して自動でテキスト表示するように設定されていた。この演出設定ではセリフ以外にも気力や体力の増減といった設定も行なえる。
エディットメニューの「シーン設定」では、オープニングとエンディングのカットシーンが作成できる。これらのシーンは1つのシーンに最大5カットまで。カット自体も豊富に作成できるので自由度はかなり高い。しかもあまり映像編集に明るくない人であっても、2Dカットを使うと静止画とセリフのみで十分に面白いシーンが作れるし、様々なキャラクターを表示できる3Dカットを使う事で、キャラクター同士の対峙など、豊富に用意されたシチュエーションの中から選択していくだけで、色々なシーンが作成できるので、エディットモードだけでいくらでも遊べる面白さがある。また、こうしたプリセットを使用せず、自分でカメラアングルを変えたりといったことも可能だ。なお、ここでの配置キャラクターにはゲーム内でバトルを行なわないブルマやチチ、デンデなどの非操作キャラも配置可能のようだ。
今回は時間の都合もあり、何者かに乗っ取られたような不穏なセリフを放つ餃子、それに対峙して何とかしようと頑張る孫悟飯という謎のカットがスッと作成できた。僅かな時間でもこれだけのショートエピソードが作成できるので、きっと発売後は世界中で想像もつかないようなすごいエピソードが作成され、公開されるのだと思うと、今からワクワクが止まらない。
バトルアシストオートでラクラクワンボタン操作!
最後に「対戦モード」と登場キャラクターについても簡単に触れておこう。冒頭でも触れた通り「ドラゴンボール Sparking! ZERO」ではリリースの段階で182キャラクターが用意される。初回プレイ時は全てのキャラクターを使える状態にはなっておらず、エピソードバトルを進めたり、対戦モードでバトルするなど、ゲームを遊んでいくことで、色々なキャラクターがアンロックされて使えるようになっていく仕組みだ。他にもゲームプレイ時に入手できるゲーム内通貨のゼニーでアンロックすることもできる。ただし、アンロックしない状態でいきなり100種類以上のキャラクターが使えるとのことで、誰でも豊富なキャラクターを使って楽しめるのも本作の魅力の1つと言える。
本作ではTVアニメ「ドラゴンボールGT」からのキャラクターも参戦するということで、子供化された状態の孫悟空や、その状態で変身した超サイヤ人、超サイヤ人3、さらにGTでのみ登場した超サイヤ人4も含めるとさらに4種類、加えてZ以前の少年期の孫悟空も登場するため、孫悟空だけで18種類も選べる状態になった。
特筆すべきは少年期の孫悟空だ。この頃の悟空は空を飛ぶ技、舞空術が使えない。そのため、どのように空を飛んだりドラゴンダッシュするかというと、なんと筋斗雲が登場して、空の行動をフォローしてくれるのだ。本作では原作の忠実再現が魅力の1つのため、他にも空を飛べないミスターサタンがエア平泳ぎで無理矢理空を飛ぶなど、一部のキャラクターには基本操作時に特殊な挙動が用意されている。
また、劇場版からも多くのキャラクターが参戦しており、ゴールデンフリーザやバーダック、ブロリーやメタルクウラといったキャラクターたちも登場し、利用が可能となっている。個人的にはナメック星で登場したフリーザの部下、ギニュー特戦隊のメンバーが全員(ギニュー、ジース、バータ、リクーム、グルド)参戦しており、ちょうど5人のチームとして対戦で使える点や、本編ではほぼ出番もなく瞬殺されたメカフリーザ、フリーザの父親であるコルド大王も登場する点には素直に感動した。
そして、格闘攻撃など一部攻撃が無効になるなど、バトル面でも強力で見た目の威圧感が圧倒的な巨大キャラについては、大猿ベジータだけでなく、Dr.ウイロー、スラッグ 巨大化、ヒルデガーン、アニラーザ、ジャネンバ、大猿ベビーが利用可能となっており、巨大キャラだけでチームを組むことも可能だ。
バトルの操作や技術については「超修業」の「バトル修業」と呼ばれるチュートリアルを使用して、実際に全ての動きをチェックした。気力使う動作については、気力溜め、気弾による攻撃や気弾を無効化する気弾はじきなどがありとても多彩。気弾の攻撃だけでもラッシュ気弾やスマッシュ気弾など複数あり、感覚を掴むのには時間がかかりそうな印象だ。
他にも格闘攻撃やガード、投げ、相手の攻撃に合わせて反撃するリベンジカウンターなど本作のアクションはかなり豊富だ。こうした各種操作に加えて、キャラクター自身の変身や必殺技、チーム内のメンバーとのチェンジなど、ゲーム内のインターフェイスで分かるものもあるが、覚えるべきポイントは多い。
こうした操作は基本全て手動で行なうが、オプションのアクセシビリティから設定できる「バトルアシスト」をオートに変更する事で、追撃やコンボ派生、ガードなどの操作がワンボタンで行なえるようになり、かなり楽にバトルが楽しめるようになる。
今回、筆者は実際にこのバトルアシストをオート設定でプレイしてみたが、ここぞというところでボタンを連打するだけで気持ちよくコンボが決まり、スムーズな戦闘が行なえた。ただし、スキルストックなどをチェックしておき、コンボと絡めて必殺技を出さないと相手にガードされてしまうなど、効果的に必殺技を使うためには、技のタイミングなど、相手の動きをよく見て攻める必要があり、対戦で勝つためにはそれなりの修練が必要に感じられた。他にも瞬間移動攻撃のバニシングアサルトなどは、ビジュアルも「ドラゴンボール」っぽくてカッコよく、ガードの硬い敵との均衡を崩せる重要な奇襲技なので、覚えておくのがおススメだ。
なお、「バトルアシスト」は初心者にとっては非常に便利な機能だが、オートでの挙動となるため、一定の行動に制限がかかったり、機転を効かせた攻めや守りができなかったりするといったところは注意が必要かもしれない。
また、「ドラゴンボール」という作品らしい機能の1つとして「Zサーチ」も注目だ。通常、対戦している相手は常に補足(ロックオン)している状態となるが、これはZサーチが有効になっている状態を指す。原作では太陽拳を受けると目が一時的に見えなくなり、その後相手を見失うなどの展開があったが、本作ではこうした挙動をゲームで再現できる。太陽拳を相手にくらわせることで、このZサーチが外れてしまい、相手を見失ってしまうのだ。この状態だと、相手に対して攻撃ができなくなり、一部のアクションが使用不可となる。もちろん視点を変えて、視点の中に相手を補足できれば、Zサーチは再び有効となるが、こうした原作らしさの再現こそ、本作の魅力の1つと言えるユニークな機能だ。
本作の対戦モードでは、オフライン時はCPU対戦の他、画面分割を利用したプレーヤー同士の対戦も行なえる。オンラインでは、ランクに影響のないカジュアルなマッチのほか、ランクマッチも用意。ランクマッチについてはキャラクターコストの制限を設けてあり、強いキャラクターばかりで5人チームは組めないようになっているため、キャラクターの選定が重要になりそうだ。
アクセサリでキャラカスタムや神龍召喚など気になるモードがたくさん
ゲームのメインメニューを眺めていると、「チャレンジ/ミッション」では全王様のお願いをクリアしていくモードや、前述のキャラクターアンロック、特定のコスチューム、アクセサリなどがゲーム内マネーのゼニーで購入できる「ショップ/カスタマイズ」のほか、映像や画像などが楽しめる「ギャラリー」、バトル中にゲットしたドラゴンボールを7つ集める事で神龍を呼び出して願いが叶えられる「神龍召喚」といった様々なモードが確認できた。今回はその全てを体験することは叶わなかったが、その名称からなんともワクワクするものばかりである。
なお、ショップで購入できるアクセサリやコスチュームについては、現段階でスカウターや天使の輪、サングラスなどが用意されており、キャラクターに装着して利用できるとのこと。ただし、装着可能なキャラクターは決まっており、例えば天使の輪は孫悟空といった形で決められたキャラクター以外の装備はできないため、原作になかったビジュアルを楽しむことはできないようだ。
体験会後の質疑応答では、バトルアシストについても言及があった。本作のプロデューサー、古谷純氏は「本作の操作については、かなり難しいという意見が多かったが、一方で過去作からのファンなど、やり込み勢も多くいるので、双方に納得してもらえるような作りを目指す形でバトルアシストのオートモードを実装した」と説明。
バトルアシストを使う事で有利になってしまわないかという疑問には「本作のバトルはタイミングが重要なので、バトルアシストのオートモードはコンボが単調な行動になりがちなため、タイミングに応じてカウンターを放ったり、コンボを意図的にずらすことで相手のカウンターをかわすなどのテクニックもあるので、マニュアル操作の方が対応しやすくなっている」とした。
また、本日の体験会では試せなかったオンライン対戦における同キャラ対戦でのカラーリングについては、同じ色になると説明。「同じ色であっても、プレーヤーの視点は自分の操作するキャラクターを後ろから見る形の3人称視点なので混同しないだろうと判断した」としている。
エピソードバトルにおいて、孫悟空を選んだ場合などに、アニメオリジナルの「ドラゴンボール GT」のストーリーに分岐する可能性はあるか問われると、これにははっきりと分岐しないと明言する形となり、あくまでも「ドラゴンボールGT」についてはキャラクターの追加のみとなるようだ。
最後に本作の魅力について、古谷氏は「原作を追体験するごっこ遊びの発展形が本作の魅力。初心者であっても、バトルアシストをオートにすれば誰でもドラゴンボール世界のド派手なバトルが体験できるので、是非楽しんでほしい」とした。
いよいよ発売まで1カ月を切った「ドラゴンボール Sparking! ZERO」。基本的なシステムやその魅力についてお伝えしてきたが、ここでは紹介しきれなかった大ボリュームの内容と、新しい「ドラゴンボール」体験をぜひ自身で体験していただきたい。
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