【特別企画】

新技が増えてバトロワ仕様に! 「F-ZERO 99」をさっそくプレイしてみた

キャプテンファルコンもこっそり参戦。機体カスタムなどやりこみ要素も充実

【F-ZERO 99】

9月15日 配信開始

価格:無料(Nintendo Switch Online加入者限定)

 任天堂は、Nintendo Switch Online加入者向けタイトル「F-ZERO 99」を9月15日に配信開始した。価格は無料(Nintendo Switch Online加入者限定)。

 本作は、1990年に任天堂が発売したスーパーファミコン用レースのリブート版で、99人の他のプレーヤーと対戦できるバトルロワイアルレースゲームとなっている。9月14日に実施された配信イベント「Nintendo Direct」にて突如として発表され、その後すぐに配信開始となったのでさっそくダウンロード。本稿ではチュートリアルから全モード開放までのプレイレポートをお届けする。

□「F-ZERO 99」のページ

【F-ZERO 99 [Nintendo Direct 2023.9.14]】

チュートリアルが充実。予備知識無しの「F-ZERO」初心者でもすぐに遊べる

 ゲームをスタートするとまずはチュートリアルが進行する。チュートリアルでは基本的な操作方法について学ぶことができる。実際にプレイしながら親切な説明が表示されるので、画面の案内に従って進めていけば操作についてはすぐに覚えることができるだろう。

 本作の基本操作は主にハンドル操作、ターボ、アクセル、重心移動の4つ。この中で特に重要となってくるのがターボの使い方。アクセル中にAボタンを押すとターボを使用でき、一気に加速することが可能。ただし、ターボ発動時にはマシンの耐久度を消費してしまう。耐久度が低くなった状態で他のプレーヤーや壁などに激突するとクラッシュアウトしてしまい、ゲームオーバーとなってしまうので注意が必要だ。

 チュートリアルはクラッシュアウトさえせずに安全運転を心がけていけばクリアできるので、マシンの耐久度に注意しながら、まずはここで基本操作をしっかり学んでおこう。

まずは基本操作の説明から
操作はいたってシンプル。左スティックもしくは十字キーでハンドル操作、Bボタンでアクセル、Aボタンでターボ発動、急カーブなどはL、Rで重心移動させることで曲がりやすくなる
最初のチュートリアルは対戦相手なし。1人で自由に走れるので、案内に沿ってのびのびと走ってみよう
少しプレイを進めるとターボの説明が行なわれる
ターボを使うとガンガン加速でき爽快感ある走りができるのだが、マシンの耐久度が下がってしまうのでクラッシュアウトしやすくなる
マシンの耐久度が下がると、機体から煙が出る演出が入るので、こうなったときは他のプレーヤーのマシンや壁にぶつからないよう安全運転が必要だ
クラッシュアウトしてしまうとゲームオーバーとなり、問答無用でそのレースから脱落してしまう
コースにはピットエリアがあり、その上を走ることで耐久度を回復できるので、ピットエリアには毎周しっかりと立ち寄るようにしたい
なお、ターボ使用時以外にも壁や他のマシンにぶつかったりすると耐久度は減っていくので要注意

 「F-ZERO」経験者であれば基本操作については問題ないと思うが、本作では新要素も追加されているのでしっかり確認しておこう。マシン同士がぶつかったりすると「スーパースパーク」が発生し、金色の玉が出現。これを集めてメーターをためることで、コース上空をハイスピードで通過できる「スカイウェイ」を走ることができる。

 最大99人の他のプレーヤーとの対戦時は他のマシンがガンガンぶつかりまくるので、「スーパースパーク」をうまく集めてここぞという時に「スカイウェイ」を利用することができればバトルを有利に進めることができそうだ。

「スーパースパーク」は他のマシンとの衝突時のほか、ゴールドバンパーと呼ばれるCPUのマシンにぶつかることでも発生する
メーターMAX時にAボタンを押すことで「スカイウェイ」を利用できる
「スカイウェイ」では他のマシンや障害物の影響受けずに走ることができる

多人数でのレースは過酷なサバイバル。マシンの耐久度に要注意

 1人プレイでのチュートリアルが終わると、次は25人のCPU戦に進む。ここでは基本操作のほかに、いかに他のマシンを避けていくかなど、ちょっとしたテクニックも必要となってくる。また、他のマシンがたくさん側にいる状態ではターボの使い所もより重要に。何も考えずにガンガン進んでいるとあっという間にクラッシュアウトしてしまう。

 混戦時にはZL+ZRを押すと発動できるスピンアタックで他のマシンをはじき飛ばすこともできるので、こういった小技もここで身に付けておきたい。

最初のチュートリアルをクリアすると25人CPU戦「F-ZERO 25」がオープンする
マッチング中には1台ずつマシンが集まってくる演出も
マッチング中は使用するマシンを選択することができる。マシンはそれぞれボディ強度、回復度、グリップといったステータスがあり性能が異なる。ゲームに慣れてきたら自分のプレイスタイルに合ったマシンを選んでいこう
いよいよレースがスタート。ずらっと並ぶマシンの数に緊張感も増してくる
スピンアタックやカーブ時のテクニックなども説明があるので、こういった小技をCPU相手に試しながら身につけていこう
完走後にはリザルトが表示される。順位やタイムのほか、「スーパースパークの獲得量」や他のマシンに与えたダメージ量等のデータも振り返ることができる。思うようなレースができなかった場合にはこういったデータも参考にしてみるといいかもしれない

 25人戦でクラッシュアウトせずに完走することができれば、次はCPU50人戦となる「F-ZERO 50」がオープン。ここからは「SAFE RANK」と呼ばれるシステムにより、1周ごとに一定の順位以下となってしまった場合は失格となってしまう。「F-ZERO 50」では最終ラップを35以内でゴールすることがクリア条件だ。

「F-ZERO 25」の次は「F-ZERO 50」がオープン
ここからは「SAFE RANK」により、1周ごとに一定の順位以下となった場合はその場で失格となる
50台がズラリ
今回はなんとか12位でゴールし、条件達成でクリア
次はいよいよ99人戦に進む

 ついに本作タイトルでもある本命レース「F-ZERO 99」がオープン。レースの基本的な内容は「F-ZERO 50」と変わりはないが、「F-ZERO 99」ではグレードと呼ばれるランクが設定されており、自分のグレードと近い4名のプレーヤーがライバルに選ばれる。ライバルよりも高い順位でゴールすることで自分のグレードを上げることができるので、1位を目指すことはもちろんだが、まずはこのライバルに勝利することを意識してレースに挑んでいくことがこのゲームでは重要となりそうだ。

 なお、「F-ZERO 99」のCPU戦プレイ中、ライバルとして「F-ZERO」シリーズの主人公「キャプテン・ファルコン」が参戦しているのを確認できたので、本作をプレイした際にはこうした演出にも注目してほしい。

ついに99人とレースする「F-ZERO 99」がオープン。ただし今回はまだCPU戦
「F-ZERO 99」では自分のグレードと近いプレーヤー4名がライバルとして選ばれる
ライバルより高い順位でのゴールを目指してグレードアップを狙っていこう
マッチング画面ではマシン99台が集合
「F-ZERO 99」でも「SAFE RANK」システムが採用されており、1周目は95位以下、2周目は90位以下、3周目は85位以下、4周目は80以下になっていると失格になってしまう
スタートはどんな感じだろうと思ったら横一列にズラリ。ライバルとは横並びでスタートするようだ
前を走るライバルの名前をよく見てみると「F-ZERO」の登場キャラクター、キャプテンファルコンの文字が。しっかり今作でもチャンピオンの座を狙っているようだ
レースを終え、結果は10位。99人中10位なのでなかなか健闘したのではないだろうか
レース後は成績や結果に応じて「チケットポイント」が貰える。「チケットポイント」をためることで、定期開催されるグランプリに参加することができるようだ
「F-ZERO 99」を無事完走することができればCPUとのトレーニングは終了。ここからは他のプレーヤーとの対戦や、様々なモードをプレイできるようになる

マシンのカスタマイズやパーツのコレクション。グランプリでのランキング入賞などやりこみ要素が満載

 「F-ZERO 99」でのCPUとの対戦を終えると、全てのモードが開放される。他のプレーヤーとの対戦のほか、時間限定で開催されるイベントや、「F-ZERO 99」のレース報酬で獲得できるチケットでミニグランプリへの参加も可能。また、レースで条件を満たすことで集められるパーツでマシンのカスタマイズなども行なうことができ、やりこみ要素もかなり充実している。

 また、練習モードも用意されており、好きなコースを自由にプレイ可能。各レースの記録が確認できるレコードモードもあるので、新たな記録を目指してプレイしてみるのもいいかもしれない。

メインとなる「F-ZERO 99」モードのほか、時間限定イベントや定期開催されるグランプリなども用意されている
グランプリの参加にはレースで報酬として獲得できるチケットが必要
マシンカスタムやパイロットカードの変更、各種記録を確認できるレコードモードも用意されている
グランプリのランキングはプレーヤー全員に公開され、週ごとにリセットされる
様々な条件を満たすことでパーツなどがアンロックされていく
好きなコースをプレイできる練習モードも
ベストタイムを目指して新記録に挑戦するといった楽しみ方もできる
レコードモードでは各種記録を確認可能

 筆者は「F-ZERO」未経験だが、チュートリアルを進めていくだけですぐに操作に慣れることができたので、あまり構えずに気軽にプレイにしてみてほしい。また、任天堂から「F-ZERO 99」のレースの前に知っておきたい基本テクニックとコースのポイントを紹介するページが公開されており、ロケットスタートやコーナリングといった基本テクニックを確認できるので、こちらも参考にしてみてはいかがだろうか。

□「F-ZERO 99」レースの前に知っておきたい基本テクニックとコースのポイントをご紹介