【特別企画】

【AC6攻略】バルテウスに苦戦している人向け立ち回り&アセンのススメ

【ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON】

8月25日 発売

価格:
通常版8,690円(税込)
デラックス エディション9,680円(税込)
コレクターズエディション29,700円(税込)
プレミアムコレクターズエディション57,200円(税込)

 「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」は、8月25日の発売以来爆発的な人気を博している。しかし、X(旧Twitter)上ではボスの強さがトレンド入りするなど、新兵も熟練兵も本作のボスに苦戦している様子が伺える。

 中でも序盤となるチャプター1のボス「バルテウス」は、本稿を執筆している(8月29日)でも突破率が48.6%と低い。翌日8月30日には51.6%まで高まっているので、まだ発売間もないこともあり、倒し方が確率されていないものの、徐々に突破する人も増え始めている。しかし、依然として半数近いプレーヤーが突破できておらず、難しいことで有名な「Bloodborne」における最初の鬼門「ガスコイン神父」のような結果にならないか一抹の不安を覚える。

画像は8月29日のもの

 前述したように徐々に突破率が増えているからといって「みんなもうクリアしてるの!?」と焦る必要は全くない。休憩を挟みながら自分のペースで進めて、どうしても勝てないときに本稿を参考にしていただければ幸いだ。ちなみに、本稿は「逆立ちしても勝てん!なんじゃコイツ!」となっている方向けのものなので、素敵性能(見た目の格好良さ)は度外視のバルテウス戦に完全特化したものとなっている。

ボコボコにされた方は、ストーリートレーラーの“殺意マシマシ617君”の気持になって倒してほしい

 筆者的にもプレイ開始当初かなり苦戦した相手であり、クリアした現在も初見の時の強さは他のボスと比べてもかなり上位に入る。一方で、難しかったと思うと同時にミサイルの雨を搔い潜って攻撃する楽しさも強いので個人的にはとても良いボスだった。バルテウスを突破する前と後で圧倒的にプレーヤースキル自体が向上しているのを感じたので、技量向上の練習相手としても良い。

 なお、本稿ではバルテウス戦までに手に入るパーツとユニットのみを使ってアセンブルしているので、機体を再現するのにお金が足りない方は序盤の稼ぎ場として有名になってきたミッション「テスターAC撃破」で訓練生を何度でも“かわいそうな目”にあわせてあげてほしい。慣れれば諸々の操作を含めてトータル2分程で95,000ぐらい(実際には修理費や弾薬費ですこし減ってしまうが)もらえる。

 それでは早速バルテウス戦の攻略方法紹介に入る。最初は立ち回り、次に立ち回りを踏まえたオススメのアセンブルとなっている。読み進める前に下に掲載した動画を御覧いただくとイメージし易いかもしれない。なお、今回は攻略用に新しいデータを作り、完全にチャプター1までの要素のみで攻略をお届けしている(セーブデータは1アカウントにつき1個までしか作れないので注意)。ネタバレは含まれていないので安心していただきたい。

【【AC6】「ACVI」バルテウス戦+おまけ! 概要欄記事では立ち回り&オススメのアセンブル紹介】

立ち回りの鍵は接近すること!

 これは本作全体を通して言えることだが、近接武器の攻撃力と敵の体感(ゲーム中ではスタッガーと呼ばれている)を削る衝撃力が非常に優遇されているのに加え、過去作に加えてホーミング性能が優秀なので接近戦が強い。大事なのは臆せずに前に出て攻撃を絶え間なく叩き込むこと。怯えて恐怖に負けたものから死んでいく。

 今回紹介するバルテウス戦で問題となってくるのがパルスシールドだ。遠距離からちまちまと撃っていても中々剥がせない上に、ミサイルの飽和攻撃が飛んでくるし、ある程度削ると今度はアサルトアーマー発動後に接近してきて燃え盛るブレードを振り回すようになる。時折飛んでくるグレネードや火炎放射も非常に強力で、気を抜くと簡単にAPを持っていかれる。そして感想が別れる“エアの「残念です」”を聴くはめになるのだ。

 ここで注目してほしいのが、遠距離戦では継戦能力的にチャプター1の武装では厳しいということ。圧倒的に火力が足りない。よほど回避に自身がなければ遠距離主体の戦法はやめておいた方がいいだろう。前述したように本作は接近戦が強い。PvPとなるとまた話は変わってくるかもしれないが、ストーリーでは接近戦を意識してほしい。

 とはいっても、近づけなければ意味がない。バルテウスはそういった面でも厄介であり、見た目が派手なミサイル攻撃にまぎれて強力な一撃を放ってくる。それが前述したグレネードであり、ブレードであり、火炎放射だ。順を追って回避方法を述べていく。

 まずミサイルについてだが、これは発射後に横に移動しながら弾頭を目視できるぐらいひきつけてから前にQB(クイックブースト)することで最低限の被弾で済む。ダメージも全弾食らうほど当たらなければ大したことはないので、軽く避けるだけでいい。

フォトモードによる撮影で加工してはいるものの、非常に派手。バルテウスの代名詞ともいえる

 前半で問題になるのはグレネードだ。これは発射時に「ピーピー」と音が鳴るので、2回目の「ピー」音が聞こえると同時にQBすることで回避できる。当たるとAPと体幹が一気に削られるので序盤は最優先で回避したい。ミサイルを避けて油断したところに撃ちこんでくることがあるので油断禁物である。

グレネードを撃ってくる様子。AC用にこの弾速のグレネードが欲しい。

 上記の動きを意識して回避の合間にも絶えず攻撃を続けるとあっという間に体力が半分程度になる。この時に発動してくるのがアサルトアーマーだ。これに関してはエアが「この波形は」といった瞬間に真後ろにQBを連続で吹かせることである程度回避できる。恐らく「この波形は~~」と言い切る前に「この」まで聞こえたら一心不乱にバックブーストするのがいいだろう。

急に止まって“ピカピカ”とひかりだすので見た目にもわかりやすい

 アサルトアーマーを使った後にはブレードでの切り払いと火炎放射を繰り出すようになる。これらはグレネードよりも危険なので絶対に当たりたくない攻撃だ。筆者の場合は高低差をつけながら攻撃することである程度回避できた。イメージとしては「時折高めに飛び、ある程度ENを消費したら降りて補充する」といった感じ。ブレードや火炎放射展開時にバルテウスの足元を通り抜けるように避けるのも効果的だ。火炎放射に関しては、地面に撃たれると火炎が広がってダメージを受けるので飛び上がるのがいい。

火炎放射はこの構えが特徴的なので分かり易い。ブレードはあまり予備動作がないので高低差をつけながら戦うこと

 攻撃については回避の合間に撃ち続けるイメージ。射撃系はリロードが終わったら即発射、ブレードを使う場合は一瞬ミサイルを撃つ体制の時に止まったりするので届くのならば入れるといいだろう。体幹を削ったときはできるならば「OSチューニング」でアンロックできるブーストキックもとどめに入れるといい。

 下の項目では、以上の立ち回りを踏まえて上で、それが実行可能な構成となっている。アセンブルだけでなく「OSチューニング」も大切だ。

攻略用のアセンブルの鍵は「やりたい動き」を先にイメージすること!

 見た目の好みなど意地を捨てて「コイツだけは何が何でも倒す!」となったときに意識したいのが「やりたい動き」を先にイメージしてアセンブルすること。敵の動きを分析し、効きやすい攻撃を意識することで、おのずとアセンブルの答えが出てくる。しかし、答えはひとつはないので、必ずしも「今回紹介する構成でないと勝てない」なんてことはない。そこも本作のいいところであり、難しいところだ。

 アセンブルに入る前に上の項目で述べた立ち回りはまとめると「攻撃を躱しながら絶えず攻撃をしてパルスシールドを剥がしてスタッガーを貯め、そこに追撃を入れる」となる。ここで大事なのが「どのように回避するか」という点。

 今回はQBを連続して使う場面が多いので「ブースタ」から選んでいく。QBを連続して使う場面にはQB使用後にもう一度使用できるまでが分かる数値「QBリロード時間」が大切となってくる。序盤に入手できるブースタでは「ALULA/21E」というのが最もQBリロード時間が短くオススメだ。さらに、同パーツは「QB推力」も高いので、回避に向いている。

「ALULA/21E」
アセンブル画面ではより細かい数値も見れる

 また、パルスシールド対策として外せない武装が「HI-16:GU-Q1」というパルスガン。パルスガンはパルス防壁を相殺可能な武器で、バルテウスの前に戦うことになるスッラが使っている。問題点は連続で発射できる弾数が少ないこと。なので、他の武装にはスタッガーを削り易く、連続して攻撃できる武装が望ましい。

スッラと彼のAC:エンタングル。621よりも前の第1世代として中々に強敵。会話でウォルターを“ピキッ”とさせてくる。飼い犬であるこっちもムキになるヤなやつ
使用しているパルスガンはまた別のものだが「パルス防壁を相殺可能」という点は同じ

 連続して攻撃できる武装として選択するのは「BML-G1/PO3VTC-08」という垂直発射方式の8連装ミサイル。リロード時間が若干長い代わりに、1回の発射数が8発と多く、真上から撃ち下ろす様に敵に向かうので命中率が高い。両肩につけることで、16発のミサイルの雨を降らせられる。ミサイルはロックしてからはワンタッチで多くの数を撃てるので操作も容易という利点がある。

「BML-G1/PO3VTC-08」

 パルスシールドと弾幕という点は上記の武装で解決できているので、最後は体幹を崩した時用にブレードなどの近接武器を選ぶ。前述した通り、本作は近接攻撃が優遇されているので、使わない手はない。今回は初期武装の「HI-32:BU-TT/A」を使う。切りかかる時の伸びとホーミングがよく当てやすいスタンダードな性能で、体幹を崩す時以外にも切りかかり易い。

 残るは本体のパーツとFCSとジェネレータだが、こちらは正直なんでもいいと思う。個人的には初期機体のパーツが使いやすいと思う。FCSに関してはミサイルのロック補正が高い「FCS-G2/P10SLT」がオススメ。ジェネレータは個人的に使いやすい「VP-20S」を使っている。ENを使い切った後の回復量が多いので、アサルトブーストで急接近してENを使い切ってからも継続して戦い続けられる。

 最後に「OSチューニング」だが、エクスパンションについては完全に好みの問題になるので上に掲載した動画では使用していない。筆者は攻撃と攻撃の合間を埋めやすいので「アサルトアーマー」を好んで積んでいる。

 他は前述したブーストキックと被ダメージを軽減する「ACS 動的防弾制御調整」に振るのがいいかもしれない。この辺は好みなので、火力に全振りしても問題ない。

「OSチューニング」の画像はバルテウス戦の後に撮影したもの

愛機で倒すと気持ちがいい

 本稿がバルテウスに苦痛を覚えている方の一助になれば幸いだ。

 ここまで長々とバルテウス戦の立ち回りやアセンブルについて紹介してきたが、もし本稿のアセンブルで倒したら、次は自分のオリジナルACで戦って倒して欲しい。その時の気持ち良さこそが本作の魅力だ。

 最後に、紹介したアセンブルのデータをアップロードしたので「いちいち組むのが面倒」という方は活用していただければと思う。

今回のアセンブル「BALTEUS KILLING」
共有IDは「LWMQVDWQ59M8」