【特別企画】
初代「スプラトゥーン」が今日で7周年! 「スプラ3」発売を前に驚きの画期的シューター登場を振り返る
2022年5月28日 00:00
- 【スプラトゥーン】
- 2015年5月28日発売
任天堂の「スプラトゥーン」シリーズが、2015年5月28日発売の初代「スプラトゥーン」より本日で7周年を迎えた。
初代「スプラトゥーン」のプラットフォームがWii Uだったということをほとんど忘れかけているくらい、Nintendo Switchでの「スプラトゥーン2」がすっかり手になじんでいる昨今だが、なんといっても2022年は最新作の「スプラトゥーン3」が発売される年である。
「スプラトゥーン3」の発売予定日は9月9日。まだ夏をひとつ越える必要があるようで、3カ月はあっという間に過ぎる気もする。そこで本稿では、「スプラ3」発売の前祝い的に、7周年を迎えた「スプラトゥーン」のことを振り返っていきたい。
「こんな可愛くて優しいシューターができるんだ!」という衝撃
筆者が「スプラトゥーン」と初めて遭遇したのは、E3 2014でのこと。この年のE3に合わせた発表放送「Nintendo Digital Event」(まだ「Nintendo Direct」という名前じゃない!)でお披露目され、直後から開催されたE3 2014の会場でいきなり試遊ができた。
触っての第一印象は、「シューターだけどシューターじゃない!」というとてもポジティブな予感。やっていることは三人称視点のシューターだが、あくまで「地面をインクで塗る」ことを目的にすることで、「相手を倒さなくてもいい」という発想がじつに画期的だった。
それでいて戦略性がないわけではなく、むしろそのことによって、視覚的にもゲームデザイン的にもあらゆる意味で彩り豊かなゲームに仕上がっていた。その後は体験版の配信や「闘会議2015」での試遊版出展などを経て、いよいよ5月28日に発売を迎えることとなる。
その爆発的人気ぶりは今振り返ってもとてつもない勢いがあり、マンガ「侵略!イカ娘」とコラボしてみたり、新ブキ追加のアップデートのたびに話題になったり。極めつけは、東洋水産提供によるコラボフェス「赤いきつねVS緑のたぬき」。リアル企業との初コラボとなり、「すごい、こんなこともできるんだ」と大きな話題になったと記憶している。意外かつ面白いサプライズがどんどん仕掛けられることで、今で言うところの「スプラトゥーン」沼にさらにハマっていくことになる。
呼子イベントに「シオカライブ」! 爆発した人気は大きなうねりへ
一連の「スプラトゥーン」での記憶の中で、中でも忘れられないのが、佐賀県のコラボ企画「Sagakeen」で実施された呼子でのイベント「Sagakeen 呼子のイカすフェス」だ。
本イベントは、筆者たっての希望で現地に取材に行くことができたのでよく覚えている。イベントは中心地となる呼子だけでなく、かなり広い地域にまで及んで開催されていて、呼子朝市ではイカの干物をゲットし、波戸岬ではスーパーサザエ的なサザエを食し、提携店舗ではイカの活き造りを食べることができた。
改めて振り返ると食べてばかりなのだが、呼子で味わうイカ&海鮮は本当に美味しかったし、「スプラトゥーン」脳になった頭では余計に幸せホルモンがドバドバ出ていたのだと思う。それくらい、取材していて楽しかったイベントだ。この時購入した「海の幸」Tシャツは、いまでも大切に着ている。
いずれにしても、「スプラトゥーン」で生まれた大きなうねりは、大会「スプラトゥーン甲子園」に繋がり、リアルの音楽ライブ「シオカライブ」を生んだ。その流れは「スプラトゥーン2」へと昇華し、そして今度は9月9日発売予定の「スプラトゥーン3」へとバトンが渡される。
「スプラトゥーン3」では公式Twitterなどから少しずつ情報が出ているが、まだまだ謎は多く残されている。ストーリーとキャラクターが強く打ち出されるヒーローモード「Return of the Mammalians」が楽しみだし、そこで仕込まれる小ネタの数々にも期待したい。
小ネタに関しては、ファッションアイテムとして「メガネっぽい棒」(一時SNSなどで話題になったもの)がすでにチラ見せされており、相変わらずの「スプラトゥーン」スタッフの遊び心は健在だなと安心している。今後の情報公開も、ぜひ楽しみに待ちたい!
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