【特別企画】

美少女育成×アイスホッケー! 「プラオレ!~SMILE PRINCESS~」を先行プレイ

育成しやすく、プレイはシンプル。アニメ版の続きの物語が語られる

【プラオレ!~SMILE PRINCESS~】

3月15日 配信予定

価格:無料(アイテム課金制)

 DMM GAMESは3月15日、PC(DMM GAMES)/Android/iOS用美少女アイスホッケー育成シミュレーション「プラオレ!~SMILE PRINCESS~」を配信する。基本プレイ無料で、アイテム課金制。

 「プラオレ!~SMILE PRINCESS~」は、アイスホッケーを題材にした美少女アイスホッケー育成シミュレーションだ。アイスホッケー女子U-18日本代表のGMに新任したプレーヤーは、代表に選出された22名の選手たちと日々を過ごしながら彼女たちを育てていくこととなる。

 本作については2020年に「プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~」の新作アニメ・ゲーム発表会が開催されており、そのときから気になっていたタイトル。あの時点では、アニメは2021年10月より放映されたが、ゲームに関してのリリース日は未定だったほか、どのような内容なのかもわからなかった。しかし、このたび2022年3月15日から配信が始まるということで、一足先に体験させてもらった。

【ゲーム『プラオレ!~SMILE PRINCESS~』PV 第1弾】
【ゲーム『プラオレ!~SMILE PRINCESS~』PV 第2弾】

「プラオレ!」アニメ版の続きの物語がプレイできる

 ゲームを起動すると、アイスホッケーチームである日光ドリームモンキーズのマスコットキャラクター・モンきちの誘導で、まずはストーリーモードを選択することに。ここでは、アイスホッケー女子U-18日本代表に選出された22名の選手と出会い、さまざまな出来事を通して彼女たちの成長を見ていく話が語られていく。物語は多数の章に分かれており、各章とも十数話のビジュアルノベル+試合という形式になっていた。

要所では、モンきちがいろいろと説明してくれるので戸惑うことはない。ヘルプを通して、後から見返すことも可能だ

 ストーリーは主人公が22人と出会うところから始まりながら、アイスホッケーの試合もプレイしていく。プレイを進めていくと、ストーリーの合間に試合があることで、程よいアクセントとなっている。ちなみに、ゲーム内で語られるストーリーはアニメ版の後の話。そのため、アニメを見ておくとより感情移入ができて良いかもしれないが、視聴していなくても丁寧に説明してくれるので問題はない。

キャラクターたちは、ゲーム用2Dアニメーションに特化したツール・Spineで作られており、アドベンチャーパートでは非常に滑らかなアニメーションで物語に変化を付けてくれる
キャラクターたちのボイスは、アニメと同じキャストが務める。フルボイスではないものの、音声はすべて本作のための録り下ろしとなっているそうだ

アイスホッケーはオートで進行。知識不要で楽しめるゲームパート

 ストーリーの合間にプレイするアイスホッケーパートは、基本的に自動で進行する。細かなルールを特に知らなくても、プレイすることが可能だ。ではプレーヤーは何をするかというと、スキルを使うかどうかを判断することと、チームメンバーのスタミナチェックをすること。

試合は、“必要GP”の箇所に書かれた数値分だけGPを消費する、いわゆるスタミナ制となっている。現在のGPは画面左上に表示されており、レベルアップと共に全回復する仕組み。または、アイテムを消費することでも特定ポイント分を回復させられる
アイスホッケーの試合は、第1~第3ピリオドまで行われる。前半戦・中盤戦・後半戦という感じだ。各ピリオド20分が約1分で進行する。第3ピリオド終了時点で同点の場合はサッカーのPKのような「ゲームウィニングショット」が行なわれ、交互にシュートを決めていく
ホッケーパートは、このような画面で進行していく。プレーヤーは、ほぼ見ているだけなので、アイスホッケーの知識がなくても大丈夫

 モンきちの解説によれば、スキルは選手のスタミナを消費する代わりに、ディフェンス力やシュート力が一時的にアップするなどの技が発動できるもの。実際に発動すると、演出画面が表示され、その後のプレイに影響していく。

 もうひとつのポイントが、スキル発動でも消費するスタミナだ。スタミナは出場していると徐々に減っていくもので、これが減少するとメンバーは疲れてしまい、本来の力を発揮できなくなる。

 そこで可能なのが、メンバーの交代。交代は試合中いつでも何度でも可能で、交代の指示を出すとメンバーがベンチに下がり、代わりに同じポジションの選手が自動的に出てくる。ベンチに下がった選手のスタミナは時間経過と共に少しずつ回復していくので、上手く交代を繰り返しながらスタミナの状態を管理していくこととなる。

 筆者はアイスホッケーの知識はほとんどなかったが、この作りならアイスホッケーの楽しさを味わえるなと感じた。一人で、黙々とプレイしてしまった。

 試合を勝利すると、ストーリーモードは次の話へと進んでいく。これを繰り返していき、物語を進行していくのが本作のメインだ。なお、各話とも短くまとまっていて、ストーリー2話+試合1回で10分とかからない。空き時間を見つけてはサクサクと進められたので、手軽にプレイできるのは大きなメリットだろう。

スキルはオフェンス・ディフェンスでそれぞれ用意されており、基本的にはスキル使用画面が表示されたら使うのがベター。中にはスタミナ消費が激しいものもあるので、その後の試合運びには注意したい
スキルには、国ごとに特徴のある名前が付けられているのがユニーク。ただし、もの凄い必殺技のようにも見えるが、発動すれば必ずゴールできたり相手の突進を防げるわけではないので、過大な期待は禁物だ
選手はそれぞれ、ゴーリー(ゴールキーパー)、レフトディフェンス(LD)、ライトディフェンス(RD)、レフトフォワード(LF)、センターフォワード(CF)、ライトフォワード(RF)というポジションについており、交代すると自動的にベンチにいる同じポジションの選手と入れ替えとなる
第3ピリオドも1/3が過ぎると、それまではBGMだったものが歌に変わる。これだけで一気に雰囲気が盛り上がり、ついハイテンションに!

強化試合でメンバーを育成し、盤石の状態でストーリーモードを進める

 ホーム画面にはメインコンテンツであるストーリーモードのほかに、さまざまなアイテムを購入できる“ショップ”、メンバーを編成したり強化が可能な“チーム”、新たなメンバーが獲得できるチャンスがある“ガチャ”、そしてフレンドやCPUなどと戦える“試合”が用意されていた。

 各チームの強さは「総合力」という数値で表わされているのだが、これが低いままだとストーリーモードで勝てなくなり行き詰まってしまう。そこでメンバーのレベルアップを図るために、まずは“試合”で力を付けることにした。

ホーム画面にはキャラクターを配置できるが、ガチャでSR以上のメンバーをゲットすればイラストにすることも可能。メニューは下段にシンプルにまとまっているので、操作もしやすい

 試合には、特定期間のみ開催される“イベント”のほか、参加メンバーに経験値が入ったり強化アイテムが入手できる“強化試合”、他のプレーヤーのチームと対戦できる“ランクマッチ”と“フリーマッチ”、特定の相手を指定して対戦が楽しめる”プリンセスマッチ”が用意されている。

 強化試合は、選手のステータス「シュート」、「テクニック」、「スピード」、「ディフェンス」をわかれていて、これらによって得られる強化素材が変わるようだ。特に序盤は、強化試合をすることで選手たちをどんどん成長させられる。

試合を経験すれば、レベルの低いメンバーのレベルはあっという間に上がっていく。ただし、レア度ノーマルのキャラばかりだと、すぐに上限の30レベルに達するかもしれない
試合はすべて“3倍速で試合をする”と“オートで試合をする”のオプションが選べる。3倍速では、通常1ピリオド約1分かかる試合が速回しになり、約20秒ほどで終了する。視点も変わり、観客席上方から見下ろすような形に。ただし、選手の交代やスキル発動はプレーヤーに任される。速すぎて、交代のタイミングを逃してしまう場合が多いので対戦相手によっては注意が必要だ
オートを選ぶと、スキルは発動可否画面が表示されてから自動的に“使う”が選択されるほか、選手交代も自動。見ているだけで試合が進んでいく
レベルを上げたい時などの周回が目的の場合は、オートと3倍速を組み合わせるのがベスト。ただし、やや失点しやすい傾向があるので、周回する場合はチームを十分に育ててからが良いかもしれない

 しかし、初期メンバーはほぼ全員がレア度ノーマルだったため、レベル30からそれ以上は上がらないようになっていた。この状態を打破するには、専用アイテムか同じメンバーを消費する「限界突破」でレベルの上限をアップさせるか、もしくは高レアリティのキャラをガチャで引くしかないようだ。ここで、溜まっていた報酬を一気に使って、ガチャを回してみることにした。

 ガチャを引くために必要なダイヤには、課金して購入する有償ダイヤと、プレイ中に報酬としてもらえる無償ダイヤの2種類がある。基本的に、有償ダイヤでしか引けないガチャのほうが高レアリティキャラが出現する可能性が高い。ガチャを回してみると、思った以上に高レアリティのキャラがゲットできたので、早速チームメンバーの入れ替え&強化に取りかかる。

 加えて、先ほどの強化試合で各種の個別能力強化アイテムをゲットしていたので、それらをゲットしたSRキャラに割り振って各パラメータをパワーアップ。さらに、ガチャで被ったキャラクターもいたため、限界突破も同時に行なった。これで、レベル30で成長が止まっていたノーマルレアリティのキャラでも、まだまだ活躍してくれるだろう。

強化試合は、テクニックを選べばテクニックのステータスがアップする強化アイテムというように、試合名に対応した強化アイテムが得られる。これを消費することで、各メンバーの個別能力値をアップできるのだ。ただし、最初はスタミナ・シュート・テクニック・スピード・ディフェンスの5項目合わせて400ポイントまでしか上げられない
ガチャを試してみたところ、思った以上に良い引きを見せてくれた
個別のメンバーにプレゼントを贈り、仲良くなることもできる。親密度が上がれば、各キャラクターごとのエピソードを見られるように

 こうして良い感じに育ってきたところで、今度は強化試合のハードランクのライバルにチャレンジしてみたところ、何とか勝つことができた。このあたりまで来ると、メンバーを育成するのも面白くなってきて、仕事を忘れゲームに夢中になってしまうこともある。こうして、本稿〆切までの時間がドンドン削られていくことに……。

 アイスホッケーが題材の育成シミュレーションという珍しさもあり、プレイを始める前は「取っつきづらいかも」と思ったものの、実際は育成しやすいし、試合はアイスホッケーのルールを知らなくてもサクサクと進められる内容となっていた。RPGと同じ感覚でゲームをプレイできるので、幅広い人に遊んでもらいやすいタイトルと感じた。

 アニメ版のファンや、キャラクターに興味を持った方、また「アイスホッケー」という題材が気になった方であれば、まずはプレイしてみることをオススメする。

テンポが良いので、ちょっとした空き時間に強化試合を重ねた結果、ハードランクの相手までは勝てるように。周回しての育成も苦にならなかったので、キャラクターを育てるのが好きな人にはいいゲームだ