【特別企画】
キワド面白いモンスター娘が盛りだくさん! 「モンスター娘TD」を先行プレイ
DMM GAMESによるコミカルなタワーディフェンスRPG
2022年3月11日 18:00
- 【モンスター娘TD】
- 3月14日 配信予定
- 価格:無料(アイテム課金制)
DMM GAMESは、PC用タワーディフェンスRPG「モンスター娘TD ~ボクは絶海の孤島でモン娘たちに溺愛されて困っています~」(モンスター娘TD)を3月14日に配信する。基本プレイ無料で、アイテム課金制。
「モンスター娘TD」は、配信中のタワーディフェンスRPG「千年戦争アイギス」のゲームシステムをベースに、ライトユーザーからやり込みゲーマーまで満足できるようアレンジしたタイトルとなっている。主人公である“可愛い少年”を巡り、少し間の抜けたエッチなモンスター娘たちとの物語を楽しめる内容となっている。
今回、一足先にベータ版をプレイすることができたので、そのプレイレポートをお送りする。
ポンコツ方面にかなり振り切った会話パートが面白い!
「モンスター娘TD」の物語の主人公は、記憶を失ったとても「可愛い少年」。舞台となるゲシュペンス島に漂流し、「獣神ヴィヴィヴァーチェ(ビビ神)」により“ご主人”と呼ばれるようになった彼だが、偶然出会ったモンスター娘から密猟者の話を聞かされ、一緒に戦うこととなる。
本作はモンスター娘たちとの物語を辿っていく会話パートと、タワーディフェンスのゲームパートを交互に繰り返していく。プレイを繰り返しながら、モンスター娘を増やしたり成長させたりしながら、先のステージへと進んでいく。
中でも特徴的なのは、登場するモンスター娘たち。それぞれキャラクターがよく練られていて、頭の中身がふわふわとしたお花畑状態だったり、性のことしか考えていなかったりと、ポンコツ方面にかなり振り切っている。会話を見ていて非常に面白くて良かった。
ルールはシンプルなので、誰もが即座に遊べる
タワーディフェンスパートでは、画面内の特定の場所にキャラクターを配置して、進軍してくる敵に対抗していく。できる限りゴールへとたどり着かせないようにし、条件を満たせばステージクリアだ。
操作はとてもシンプルで、フィールド上のマス目にモンスター娘を配置して画面内の数カ所から侵攻してくる敵を迎え撃つだけ。基本的な決まり事はこれだけなので、誰もがすぐに遊べるのが特徴だ。
ただし、モンスター娘を配置するのは多少のルールがある。それは、各ユニットごとに設定されたコストが決められていること。支払えるコストは画面左下に表示されていて、だいたい1秒ごとに1ずつ増えていく。たとえば、コスト20のモンスター娘を起用したい場合は約20秒ほど待つ必要がある、といった感じだ。
たいていの場合、消費コストが多いほど強力なユニットということなのだが、コストが溜まるのを待っている間に本陣に辿り着かれてしまっては元も子もない。またクエスト開始直後はコストがないため、最初に誰を置くのかがカギとなる。ちょうどいいバランスはどこにあるのか……とこれが意外に考えさせる。先ほどまで笑っていた会話パートの気の緩みをすっかり忘れて、思わず真面目に考えてしまった。
悩んだ結果、コスト11のサラマンダー娘を配置し、しばらくしてから回復ができるスライム娘を置くことに。これで迎撃可能だと思っていたのだが、すると今度は、敵2人に増えたときに1人を後へと逃がしてしまうことに。
というのもそのはずで、モンスター娘はそれぞれで足止めできる敵の数が決まっている。攻撃タイプのキャラクターが相手にできるのは1人だけだが、たとえば「ガーディアン」クラスのモンスター娘であれば複数人の敵を足止めできる。多数の敵が出現する時は、ガーディアンのような一度に2~3人と戦えるユニットか、または即座に相手を倒せる攻撃力が高いモンスター娘を出撃させるのがコツのようだ。
これがわかったところで、同じマップにもう一度挑戦。今回は、サラマンダー娘と回復ができるスライム娘を配置して、コストが溜まったところでガード人数3人のケンタウロス娘を追加で置いてみた。すると、今度はそこで敵が足止めされ、なおかつまとめて攻撃できている。こうしてすべての敵を倒し、無事にクリアすることができた。
会話がポンコツだったのでゲームはどうかなと思ったが、なかなかどうして本格的に作られていることがよくわかった。こうなると、引き続きクエスト攻略をしたくなってくる。
プレイを奥深くする「移動・スキル・撤退」
もう少し進めたところでわかってきたのは、1つのマップ内で出撃できるモンスター娘の数は決まっていること。ステージが進んでくると、コストと総出撃数を考慮に入れて配置していかなければならないようだ。
そこで、一旦配置したモンスター娘に関しては「移動・スキル・撤退」の3つの操作が可能になっている。移動は文字通り最初に置いた場所以外のマス目に移動させるアクション。ただし、移動不可能なモンスター娘も一部いる。
撤退は、ユニットを現在のマップから戦線離脱させることができるが、そのユニットは以降クリアまで戦いに復帰することはできなくなる。戦況によって、あまり活躍していないユニットが出てきてしまったときなどに使うと役立つ。
残り一つの“スキル”だが、各ユニットにはHPゲージの下にスキルゲージが表示されている。これは時間経過と共に増えていき、いっぱいになると「周囲の味方のステータスが上昇する」などのモンスター娘特有のEXスキルを使うことができる。いちいちユニットをクリックするのが面倒な場合は、画面の右上にある“スキルオート発動”ボタンを押しておけば、ゲージが溜まった時点で自動的にEXスキルを発動してくれるので、クエストスタート同時にオンにしておきたい。
説明では順を追って丁寧に綴ってみたが、実際にプレイしてみると作戦に悩みつつもサクサクと遊ぶことができた。登場キャラは可愛い娘ばかりだし、途中のアドベンチャーパートはいい意味で“頭の悪い”出来であり、気づけばすっかりのめり込んでいた。ちなみに、クエスト開始前にはマップ詳細と出現する敵の情報が表示されるので、これを確認しておくことで作戦が立てやすかった。
属性、距離タイプなど、やりこみ要素や考える要素も充実
さらにゲームを奥深くする要素として属性がある。炎・風・土・水・光・闇の6種類がモンスター娘たちごとに決められており、マス目の属性と同じモンスター娘を配置することで戦いをより有利に運ぶことができる。
また、彼女たちには遠距離タイプと近距離タイプがあり、遠距離タイプは遠距離マスに、近距離タイプは近距離マスにしか配置できない。マップによっては遠近両用マスが登場することもあるので、それをうまく利用する必要があることもわかった。なお、遠距離タイプのモンスター娘には射程が設定されている。ユニット配置時に円で表示されるので、攻撃範囲には気をつけておきたい。
いくつかのクエストをプレイしていたところ、標準の2倍はありそうなサイズの敵キャラが登場したことがあった。これはボスで、クエストメニューの中にはボスと戦闘する「ボスチャレンジ」も用意されている。しっかりと鍛えておかないと、あっという間に返り討ちに遭いそうなコンテンツだ。
ガチャで新メンバーを増やしたりモンスター娘たちを育成して、難敵に立ち向かおう
ホーム画面からは出撃パーティ編成やモンスター娘の育成、ショップでのアイテム購入などができる。育成では、消費アイテム“EXPミルク”を使用することで、戦闘しなくてもレベルアップできる。後から加入したモンスター娘を育てたりするには便利だ。
また、特定アイテムを装備させる可能になるクラスチェンジでは、モンスター娘の最大Lv.が上昇するほか、ダメージアップや攻撃時にさまざまなバフがつくなど、いろいろと良いことづくめ。必要になるアイテムがどのクエストから出現するのかは、装備画面に書かれているので便利だ。EXスキルも同じく、必要素材を入手できればレベルアップが行えて、より強力にできる。
今回のプレイしたデータでは最初からモンスター娘たちが大勢揃った状態から始められたが、通常はガチャでユニットを増やしていくこととなる。
レア度は4種類あり、コモン→レア→エピック→レジェンドの順でレアリティが高くなっていく。とはいえプレイした限りでは、コモンのモンスター娘もしっかりと戦力になってくれていた。レア度にこだわるよりは、ユニット1体1体をしっかり成長させることが、プレイを先に進めるためには重要になるように感じられた。
ストーリーは緩く、ゲーム部分は歯ごたえ十分にしてやり込み要素もタップリ
結論から言うと、腹を抱えて笑える緩いストーリー部分と、遊びごたえのあるタワーディフェンスパート、どちらもしっかり作られていて非常に面白くプレイできた。
ちょっと行き詰まったとしても、それより前のクエストを何度もプレイしてユニットを育成すれば打開できるので、ストーリー部分に惹かれたから遊びたいもののゲーム部分が難しいとちょっと……という心配は杞憂だろう。
反対に、タワーディフェンス部分をみっちりとプレイしたいという人には、クラスチェンジや新スキルの習得、クエストのノーミスクリアといったやり込み要素が用意されているので、のんびりジックリとプレイし続けられる。
何はともあれ、ストーリーは個人的にも特にお気入りで、これだけでもオススメできる。ぜひとも「モンスター娘TD ~ボクは絶海の孤島でモン娘たちに溺愛されて困っています~」を遊んでみてほしい。
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