【特別企画】
「Apex Legends」シーズン11を先行体験レポート! 新レジェ「アッシュ」の有用性、新武器「C.A.R. SMG」の使い心地、新マップ「ストーム・ポイント」の今までにない特徴とは?
2021年10月29日 02:00
- 【Apex Legends シーズン11:エスケープ】
- 11月3日 実装予定
- 利用料金:無料(アイテム課金制)
- ※限定報酬を得られるバトルパスプレミアム:1,100円(税込)
本稿では実装日の11月3日まで残り僅かとなった「Apex Legends」シーズン11「エスケープ」。このシーズン11「エスケープ」の目玉となるのは、新マップ「ストームポイント」、新レジェンド「アッシュ」、新武器の「C.A.R. SMG」だ。
それぞれの特徴として、新マップ「ストームポイント」では野生生物とプレイヤーの入り乱れた戦闘が楽しめる。また、新レジェンド「アッシュ」はデスボックスを通してキルしたプレイヤーの居場所を知ることができるほか、敵を拘束するアビリティや、異空間を移動できるアルティメットなどの能力を持っている。また、新武器の「C.A.R. SMG」は今までになかった2種類の弾薬を使える。
本稿ではまだまだ紹介したい要素が盛りだくさんなので、筆者が先行プレイで感じたことと共に順を追ってレポートしていく。
美しい自然と危険な野生動物!新しいギミックも加わった新マップ「ストームポイント」
一見すると美しいリゾートのようにも見えるが、一歩足を踏み入れると廃棄されたIMCの研究所とそこに跋扈する野生生物の群れがレジェンド達を出迎える絶海の孤島、それが「ストームポイント」だ。
新マップが登場するたびに、これまでにない景色、これまでにない戦いが繰り広げられる「Apex Legends」。今回は、ビークルの「トライデント」と新移動要素の「グラビティキャノン」が設置されている。さらには注目の新要素として、レジェンド達に襲い掛かってくる野生生物が存在する。この新マップは、今までのマップよりも高低差に富み、物陰にいる敵に気をつけねばならない緊張感を味わえる。
長距離を一気に跳躍可能な「グラビティキャノン」
「グラビティキャノン」とは2つ1セットの、マップ各地に設置されている大型の大砲だ。その上にレジェンドが乗ると対になったもう一方に向かってレジェンドが射出される仕組みとなっている。使ってみた感想として、一言で言うなら大型の「ジャンプパッド」である。
「グラビティキャノン」で射出されている最中は、姿勢の変更、射撃、アビリティやアルティメットなどが使用可能。ただし、射出される方向は限定されており、「ジャンプパッド」のように途中で進行方向をかえることはできない。しかしながら、長距離を短時間で移動できるというのは十分に魅力的だった。
当然、使用上の注意点も存在する。一つには目的地が決まっているため待ち構えられたり、着地点にエイムをおかれるとハチの巣にされてしまう。これは、グラビティキャノン同士の距離はそんなに離れておらず、発射場所と着地場所が画面に収まる程度だからだ。そして、当然、作動音や作動エフェクトも大きくとても目立つので、好戦的なプレイヤーには十分に注意するべきだろう。
レジェンドたちに襲い掛かる野生生物
今回マップに配置される新要素、野生生物は倒すと弾薬や回復アイテム、アタッチメントなどのアイテムを落とす。さらには、野生生物へのダメージはシールド進化用のダメージにも加算される一見おいしい要素、敵であり、油断しがちだ。しかし、プレイヤーとの戦闘中にはその油断が命取りとなる。
野生生物には、マップ全体に点在する野生生物のテリトリーがあり、そこからポップしてくる。
襲ってくる野生生物には卵を壊すと攻撃してくる新種の「スパイダー」とおなじみの「プラウラー」が存在する。
野生生物と戦闘してみたところ、体力は低くスピードも速くない為、野生生物だけを相手にするならば問題にはならない。むしろ、野生生物は倒すと弾薬や回復アイテム、アタッチメントなどのアイテムを落とし、さらには野生生物へのダメージはシールド進化用のダメージにも加算されるため、見つけたら積極的に倒していた。なるほど確かに、おいしい獲物だ。しかし、テリトリー内で他プレイヤーと戦闘すると、敵味方関係なく攻撃してくるため混戦しやすく、野生生物のダメージや、野生生物に対処している際には、かなり注意を要した。
新マップ「ストームポイント」は高低差に富み、第3の敵として野生生物も存在、さらに移動手段もトライデントやグラビティキャノンがあることから、戦闘はよりスピーディになる。上記のことから、戦闘自体の難易度も上昇していた。しかしながら、野生生物を倒してアイテムを得られるという点は、一初心者である筆者含め、初動で苦い思いをしている初心者、中級者に優しい設計だ。
「タイタンフォール2」から登場! 索敵力と攻撃力を備えた新レジェンド「アッシュ」
ビジュアルのみ公開されていた「アッシュ」
シーズン9からその存在だけは「Apex Legends」の「アリーナ」にて登場していた彼女だが、最初に登場したのは「タイタンフォール2」だった。彼女の設定は少々複雑で、元々はアシュレイ・リード博士という人間だったが、人造人間(シミュラクラム)にとなったという設定だ。
彼女は冷酷な性格で、公式ページによれば「アッシュが単なるゲームの監視役を降りた。レジェンドたちを倒し彼女こそ真のApexプレデターであることを証明するために。」とあり、この監視役だったという設定が、彼女の能力に影響していると開発陣は話した。
「Apex Legends」の主催者側らしいパッシブスキル「死の烙印」
「アッシュ」のパッシブは「死の烙印」。付近にあるデスボックスの位置がマップに表示される。さらに、デスボックス1つにつき一回、デスボックスを作ったプレイヤーの場所がマーカーで視界とミニマップに表示される。
デスボックス1つにつき一回という制約はあるとしても、パッシブなのでいつでも使用可能というのは魅力的だ。
敵を拘束してハチの巣に、戦術アビリティ「アークスネア」
「アークスネア」は狙った位置に、まっすぐ回転しながら飛んでいき、最初にアビリティの範囲に接触、もしくは当てられた敵にダメージを与え、一定範囲内に拘束する。動きを拘束はするが、一定範囲内であれば多少の移動も攻撃もできる。しかしながら範囲から出ようとすれば動きが遅くなるため、非常に強力なアビリティとなっている。
「アークスネア」の飛んでいく速度は「レヴナント」の「サイレンス」と同程度でゆったりとしたものだった。しかしながら、「アークスネア」の範囲内に入ると視界が常時、「アークスター」のダメージエフェクトと似たようになり焦る。しかしながら、「アークスネア」自体の稼働時間は短いため、使いどころが重要。
「レイス」と似て非なるアルティメット「フェーズブティア」
「フェーズティア」は狙った場所までのポータルを開きそこまで跳躍する移動系のアルティメットだ。
一見「レイス」の「ディメンションリフト」と似ているが、このアルティメットは一方通行でポータルの持続時間も短いため、「レイス」のアルティメットとは違い使い方に制約が大きく感じた。しかしながら、目標地点にすばやく移動できるという点は、敵との距離を詰めたいときや、もしくは離れたいとき、敵の裏を取ったりする際など多くの場面で活躍する。味方にいれば引く際にも「レイス」よりも安全に交代可能だった。
また、プレゼンテーション中の質疑応答では「アッシュ」の戦闘スタイルは「タイタンフォール2」で彼女が搭乗していたタイタン「ローニン」からヒントを得たと語っていたので「タイタンフォール2」からのプレイヤーには、イメージの湧きやすい人は多いだろう。
2種類の弾薬が使える新武器「C.A.R. SMG」
融通の利く優等生「C.A.R. SMG」
「アッシュ」同様に「タイタンフォール2」に登場しており、「Apex Legends」リリース当初からその存在が噂されたいた「C.A.R. SMG」についてその特徴を紹介する。「C.A.R.SMG」の分類は名前の通りSMG、サブマシンガンに分類される。「C.A.R. SMG」はヘビーアモもライトアモもどちらも使用可能ないわばハイブリットSMGだ。どちらの弾薬を使ったとしてもダメージ量は変わらない。また、弾種の変更は「フラットライン」や「R-301」のフルート、セミオートの切り替えコマンドで変更可能。
拡張ライトマガジンにヘビーアモを装填できる? アタッチメントについて
アタッチメントはバレル、拡張マガジン、サイト、ストックでホップアップ枠はない。マガジンも弾薬同様にヘビーアモ用とライトアモ用が使えるが装弾数に違いはない。
「C.A.R. SMG」の使用感
使ってみたところ、射撃レートとしては「R-99」よりほんの少し遅く、また反動は「R-99」よりもほんの少し強いといった印象。ダメージはボディが13、ヘッドが20と「R-99」と「ボルト」の中間だった。2種類の弾薬とマガジンが使えることで前述したとおり、弾薬不足は起こらなかった。また、弾薬の切り替えができることによって臨機応変にもう一方の武器を選べた点や、パーティーメンバーの武器によって使用する弾薬を選べるといった融通の効き具合はとてもよかった。
その他シーズン11に関する情報
・ 「EVA-8」がナーフ:開発陣曰くシーズン8以前のダメージに変更され過去最弱の「EVA-8」となる
・ 「Lスター」がナーフ:ダメージは18から17に変更され発射後の弾丸成長サイズも減少
・ 新ホップアップ「デュアルシェル」:「マスティフ」と「30-30リピーター」に装着可能で、弾込めの際に2発づつ装填可能に
・ 「トリプルテイク」:エナジーウェポンとして通常武器に復帰
・ 「G7 スカウト」:「ダブルタップ」を装着した状態でケアパッケージに威力が上方修正され幽閉
・ 「ワットソン」は全体的に強化
「ワットソン」のアビリティ、「周辺セキュリティ」のクールタイムが半分になり、設置可能範囲も50%延伸された。アルティメットは以前のタイマー式から、「ライフライン」のドローンと同じく破壊されるまで稼働するようになり、シールドのリジェネ率が2倍へ。ただし、「ワットソン」自身のヒットボックスにナーフが入りサイズが大きくなる。
・ タイタンは登場させないのかという質問に対しての開発陣の回答
開発陣は「いつも来る質問だ」と苦笑しつつ「絶対にないとは言わない。しかし、様々なことを試した結果、登場させる可能性は低いだろう」と回答した。
以上でシーズン11のレビューは以上となる。やはり目玉は新レジェンド「アッシュ」だが、ほかの要素もとても興味深いものだった。特に、野生生物の登場とその仕様によってますます激しい戦闘が繰り広げられることへのワクワク感は、乱戦、混戦好きなプレイヤー諸氏にもご理解いただけるだろう。11月3日からさらなる進化を遂げる「Apex Legends」に注目だ。
#エーペックスレジェンズ「エスケープ」バカンスへの招待状🌴
— EA Japan (@eajapan)October 22, 2021
訪れた先は...https://t.co/utYdJPC1O0pic.twitter.com/Xy31iXdE1W
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