【特別企画】

アドベンチャーとシューティングが融合した新感覚ゲーム「冤罪執行遊戯ユルキル」体験レポート

世界中のプレーヤーとスコアを競い合えるスコアアタックモード搭載!!

【冤罪執行遊戯ユルキル】

2022年春 発売予定

価格:未定

 「東京ゲームショウ2021 ONLINE」幕張メッセ会場イザナギゲームズブースにて、2022年春発売予定のPS5/PS4/Nintendo Switch/PC用冤罪脱出ADV&弾幕STG「冤罪執行遊戯ユルキル」の体験プレイが行なわれている。

 「冤罪執行遊戯ユルキル」は遊園地「ユルキルランド」を舞台に、冤罪を主張する囚人側と、被害者である執行人側がチームを組み、囚人側は無罪放免を勝ち取るため、執行人側は望んだものを手に入れるためにアトラクションに挑む。本作はアドベンチャーパートとシューティングパートに分かれており、シューティングパートは横スクロールシューティングゲーム「Gダライアス」などを制作していたメンバーの一部が独立して立ち上げたグレフが制作している。

 今回体験できたのはスコアアタックモード。スコアアタックモードは、各章ごとの終盤でプレイするシューティングゲームのみをプレイし、プレーヤー自身のハイスコアを目指したりオンライン上でスコアを競い合うモードとなっている。

【【冤罪執行遊戯ユルキル】ティザームービー Yurukill: The Calumniation Games Teaser Trailer】

 今回は初心者向けだという主人公の春秋千石、難易度をEAZY、残機数を30に設定した。キャラクターはほかにも山田風太、御室玄徳、一凛花華も選択可能で、それぞれ攻撃スタイルが異なっている。

主人公の春秋千石
【【冤罪執行遊戯ユルキル】弾幕STG(シューティング)パート紹介PV: 春秋千石 (CV: 江口拓也) [Yurukill] Bullet Hell Showcase: Sengoku】

 シューティングゲームは、本編とスコアアタックモードどちらも3ステージ構成となっており1つ目と2つ目のステージの終わりには中ボス、3つ目のステージの最後には大ボスが待ち受けている。中ボスや大ボスは倒すのに骨が折れるが、倒し方のコツを探してうまく倒せると達成感があってテンションが上がる。

シューティングパートは3ステージ構成となっている
中ボスや大ボスも存在するので倒し方を見つけるのも楽しい

 敵を倒したり、ショットを当てることで発生するアイテムを取ると、「アウトバーストゲージ」が貯まっていく。アウトバーストゲージは、貯めることで強力な攻撃や防御をすることができるようになるもの。アウトバーストゲージを20%以上貯めると、「アウトバーストショット」という誘導弾が撃てるようになったり、敵の攻撃が当たった際に自動で「オートボム」というパリア機能が発動される。また、100%貯まると「EXボム」という高い破壊力を持つボムを使用して敵を撃墜することが可能になる。強力な攻撃や防御を発動すると、またゲージを貯めなくてはいけないので使いどころが重要になる。なお、「オートボム」はハードモード以上だと発動しないので要注意だ。

 操作感もよく、攻撃も当てやすい。最初の内は弾幕が激しくておろおろしてしまったが、避けるのに慣れてくると爽快感があってかなり楽しい。シューティングゲームには苦手意識がある筆者だが、難易度も優しく楽しむことができた。もちろんシューティングゲームが得意だという人は、難易度を上げることでがっつりシューティングを楽しむことができる。

他のキャラクター達のステージや自機も気になる

 今回体験できたのはシューティングパートのみだったが、シューティングが苦手な筆者でも十分に楽しむことができた。今回体験できなかったアドベンチャーパートも選択を1度間違えるだけで即死んでしまう「マジキルタイム」といった、かなり気になるシステムが盛り込まれている。また、このシューティングパートも本編では囚人側が執行人側を説得するための大事なパートになっているので、どんなストーリー展開があるのかとても気になる。本作の正式なリリース日が発表されるのがとても待ち遠しい。

 また、体験プレイ後プロデューサー兼CEOの梅田慎介氏にインタビューすることができたので併せて紹介したい。

プロデューサー兼CEOの梅田慎介氏

ーよろしくお願いします。早速ですが今回の開発経緯を教えてください。

梅田氏 :「賭ケグルイ」の河本ほむら先生と弟さんの武野光さんにおもしろいストーリーのゲームを作りたいとお声がけしました。アドベンチャーゲームは「ダンガンロンパ」や「逆転裁判」のようなゲームがありますが、その中で遊び口が新しくて刺激的なものは何かというところを考えました。もともとシューティングゲームを作っているグレフの社長の丸山さんと縁があり、アドベンチャーゲームとシューティングゲームの融合を作ってみたらおもしろいんじゃないかということで開発に至りました。

ー声優陣や関わっているスタッフの方々もかなり豪華ですね

梅田氏 :江口拓也さんや早見沙織さんなど多くの有名声優さんにご参加いただきました。また、主題歌も早見さんに歌っていただいています。そしてキャラクターデザインを清原紘さん、「モンスターハンター」シリーズに携わった小見山優子さんが全体の作曲をしてくれています。

ー今回体験したのはチャプターで言うと終盤部分とのことでしたが、全体を通した本作の見どころを教えてください。

梅田氏 :弾幕シューティングとアドベンチャーっていうのが果たして融合するのか、「それって大丈夫なの」と言う話もあると思うんですが、本作を一言で表すとすごく遊びごたえのあるアドベンチャーゲームと思ってもらった方がいいかと思います。ストーリーが本当に重厚で、かつキャラクターたちも魅力的で、執行人と囚人というシチュエーションも特殊で、ストーリーに引き込まれていくと思います。その中でシューティングパートはあくまでもアトラクションの1番最後のパートという扱いです。ただそこがものすごく凝って作ってあるというか、シューティングゲームだけでもスコアアタックモードで遊べるぐらいにも作ってあるんだよと言うのが今回の試遊になっています。

ーシューティングパートはeasyでも十分やりごたえがありました。

梅田氏 :今回はスコアアタックモードですが、メインモードのeasyモードであれば基本的にどんなにシューティングゲームが苦手でもある程度クリアはできると思います。そこはご安心いただければと思います。私たちもストーリーが好きとかキャラクターが好きとかそういう人に遊んでほしいと思って作ったので、そういった人たちが遊べるような難易度になっています。アドベンチャーモードの最後にそこまでのストーリーを復習するクイズパート「高速クイズ」を用意しています。そこで事件のこととかをよく知っていると、シューティングパートの残機数が増えるという形になっているので、シューティングが苦手な人はアドベンチャーのストーリーをよく理解することで補えるような作りになっています。

ー本編は1章ごとの長さがかなり長いと伺いました。

梅田氏 :そうですね。まず章ごとにチームが異なります。そのチームごとにストーリーからシューティングまでで2時間強ぐらいあります。

ーなるほど。章ごとに操作するキャラクターも異なるんですね。

梅田氏 :アランポというキャラクターだけは特殊なキャラクターになるんですけれど、それぞれ囚人側のキャラクターごとに自機を持っています。また、執行人側もボスとして自機を持っています。それぞれが全員違う機体を持っていますのでそれも楽しめる要素かなと思います。ストーリーを進めていくとその機体にも愛着が湧いてくると思います。

ースコアアタックモードのオンラインでスコアを競い合うとのことですが、競い合う相手は全世界のプレーヤーが対象ですか?

梅田氏 :その予定です。プラットフォームごとのランキングになります。

ー最後に、発売を楽しみにしているユーザーにコメントをお願いいたします。

梅田氏 :アドベンチャーファンとかストーリーが好きなファン、アドベンチャーゲーム好きな人が安心して遊べる作りになっています。アドベンチャーゲームは最後が頭だけを使うというか、そこのひらめきだけが勝負になるところが弾幕シューティングになることによってゲーム的におもしろくなっていると思っていただければいいと思っています。