ついに「リネージュ2M」に大型アップデートが実装！「リネージュ」ファンにはお馴染みの「オーレン」が登場

　NCSOFTがサービス中のAndroid/iOS/PC（NCSOFTの独自クロスプラットフォーム「パープル（PURPLE）」を経由）用次世代オープンワールドRPG「リネージュ2M」。PC用MMORPG「リネージュ2」の正統後継作品としてモバイル向けにリメイクされており、3Dグラフィックス技術によりシームレスなオープンワールドが実現されている。また多様性と自由度を兼ね備えた成長を楽しむことができるゲームデザインで、 1万人以上が集まり繰り広げられる大規模バトルを体験できる作品となっている。

　配信開始から約3カ月、いよいよ全プレーヤー待望の大型アップデートが実装された。それが「リネージュ2M」最初の大型アップデート、「クロニクルI. 象牙の塔の賢者たち」だ。中でも最も大きな要素は新領地「オーレン」の追加。新しい高難易度狩場が複数追加され、混雑しがちだった既存の高難易度狩場のプレーヤーが分散することが期待される。また新たなボスモンスターも複数追加され、血盟間のボスの奪い合い合戦もさらに加熱している。

　そこで本稿では新領地「オーレン」について改めて情報を整理してお伝えしたいと思う。

雪が積もる新領地。高難易度狩場が複数実装され、既存の狩場の混雑緩和に期待

　「リネージュ2M」最初の大型アップデート、「クロニクルI. 象牙の塔の賢者たち」が実装された。

　本アップデートの目玉が新領地「オーレン」だ。これまでの「リネージュ2M」では「グルーディオ」、「ディオン」、「ギラン」という3つの領地が実装されていた。この3つの領地だけでもかなりの広さとなっており、仮にマップの端から端まで徒歩で移動したとすると、ゆうに数時間はかかるのではないかという広さだった。

　とはいえ今回のアップデート実装前のエンドコンテンツまで到達していると、すべてのエリアを踏破するくらいの進行度となっていた。そのためメインのクエストは一通り終わり、さらにやりこみを目指す高レベルプレーヤーは上級狩場であるドラゴン バレーや、ドラゴン バレーのダンジョンなどで狩りをすることが多かった。筆者の体感ではこの辺りの狩場は混雑していた印象がある。

　そのためメインクエストのストーリーを楽しみたいプレーヤー、そしてさらなる高みを目指して狩りをするプレーヤーの両タイプのプレーヤーから求められていたのが新たな領地の実装というわけだ。

新領地「オーレン」が実装された。エリアとしてはかなり広く複数の狩場が実装されている

　「オーレン」という地域は「リネージュ」IPでは馴染みの深い地域だ。フィールドには白い雪がうっすらと積もるエリアになっている。そして個人的に印象に残っているのがオーレンにある「象牙の塔」という巨大な塔だ。設定上は多くのウィザード達が魔法の研究をしている。もちろん象牙の塔以外のオーレン地域も狩場がいくつか存在しているエリアだ。「リザード プレイン」、「ティマック オーク アウトポスト」は以前も存在した狩場だし、「猟師の村」、「猟師の渓谷」も存在した。PC版「リネージュ2」のプレーヤーには懐かしいエリアだ。

　さて昔話はここまでにして「リネージュ2M」のオーレンについて改めて確認しよう。本作ではまだ象牙の塔は登場していないが、このアップデートでオーレン領地に2つの拠点と8箇所の狩場が追加された。またグルーディオ領地とディオン領地にも1つずつ狩場が追加されている。

　今回追加されたエリアは高レベルキャラクター向けのエリアで、アップデート前の進行度でいうと「ドラゴン バレー」で安定して狩りができる程度の強さは必要だ。具体的にどの狩場が自分にとってちょうど良い難易度かはメインクエストを進めて実際に狩場で狩りをしてみるのがおすすめだ。大雑把には「オーレン城の村」の東側にあるエリア「リザード プレイン」、「レット リザードマンの集落」、「ティマック オーク警戒地」、「パアグリオの祭壇」、「ティマック オーク アウトポスト」の方がオーレンでは難易度が低め、「猟師の村」の西側にある「猟師の渓谷」、「山賊の巣窟」、「黒い森」辺りは難易度がかなり高めという印象だ。

　また、グルーディオ領地に追加された「血の沼地帯」はオーレン領地の各狩場よりは若干難易度は低い。低いと言っても“比較すると”低いというレベルで、体感では「ドラゴン バレー」クラスの難易度だと感じる。加えてディオン領地に追加された「タノール峡谷」はさらに難易度が高いエリアだ。今回のアップデートで追加されたエリアの中では恐らくトップクラスに難易度が高い。ボス狩りやPvPなどを除けばこのエリアで安定して狩りをできるようになることが今の「リネージュ2M」の大きな目標になると言えるだろう。

「山賊の巣窟」や「黒い森」といったエリアには雪が積もっている。狩場の難易度的にはかなり高い印象で、キャラクターをかなり強化する必要があるだろう

「パアグリオの祭壇」、「ティマック オーク アウトポスト」の辺りは荒廃した土地ではあるが雪は積もっていない。こちらのほうが難易度は低いが、それでも体感はドラゴン バレーでラクラクと狩りができるくらいのキャラクタースペックが必要になりそうだ

　そして狩場が増えて人が分散し、より快適に狩りが楽しめるというのは重要なポイントなのだが、もう1つ忘れてはいけないのがボスモンスターが追加されていることだ。

　公式サイトで発表されているのは「タルキン（レット リザードマンの集落）」、「セル（パアグリオの祭壇）」、「バルボ（山賊の巣窟）」、「トロンバ（血の沼地帯）」、「ガレス（タノール峡谷）」の5体のボスモンスターだ。

　これらのボスモンスターからは英雄級の装備やスキルブック、祝福された強化スクロールや、今回のボス実装にあわせて追加された新アイテムなどもある。どれも非常に価値があるアイテムだ。多くの血盟がこれらのボスを狙っていることは間違いないだろう。正直なところ個人プレーヤー単位で倒すことは困難なので、血盟に加入してこれらのボスの討伐に挑戦してみて欲しい。

　「リネージュ2M」では次回のアップデート予定も発表されており、この記事が掲載されるタイミングでは新しい武器「槍」を始めとするアップデートが、そしてその後「リネージュ」IPの華とも言える「攻城戦」のアップデートが予定されている。

　さらに成長していく「リネージュ2M」から目を離せない。