【特別企画】

血盟員として他のプレーヤーと協力し、貢献していくのも「リネージュ2M」の楽しみ方

ボス狩りに対人戦、そして雑談。独自の強固なコミュニティ

配信中

プレイ料金:無料(アイテム課金制)

 NCSOFTがサービス中のAndroid/iOS/PC(NCSOFTの独自クロスプラットフォーム「パープル(PURPLE)」を経由)用次世代オープンワールドRPG「リネージュ2M」。本作はPC用MMORPG「リネージュ2」の正統後継作品としてモバイル向けにリメイクされたタイトルで、3Dグラフィックス技術によりシームレスなオープンワールドを実現。多様性と自由度を兼ね備えた成長を楽しむことができるゲームデザインで、1万人以上が集まり繰り広げられる大規模バトルを体験できる作品になっている。

 本作の舞台は架空の大陸「アデン大陸」。ここに数多くのプレーヤーが集まり、様々な思惑と役割を持って活動している。その一例が前回の記事でお伝えした「盟主」というロールプレイだ。本作には「血盟」というギルドのようなシステムがあるのだが、血盟に加入している多くの血盟員を率いるリーダー的存在である。血盟によって役割分担している場合もあるが、基本的には盟主は血盟員を引っ張り、他の血盟と外交を行ったり、率先して血盟を引っ張っていく役割だ。

 もちろん盟主なくして血盟は存在しえないのだが、またメンバーである血盟員なくしても血盟は存在しない。プレーヤーによって比率は異なるものの、多くの血盟員は盟主のため、そして血盟全体の利益のために何らかの活動を行なっている。

 筆者も「血盟員」の1人として「リネージュ2M」をプレイしている。そして筆者もまた血盟への貢献に喜びを感じるタイプの人間だ。そこで今回は筆者がどんな風に血盟員として本作を楽しんでいるかを紹介したい。

ボス戦に参加することが血盟への貢献につながる!

 血盟員として貢献する大きな活動のひとつはフィールドボス戦。「ボス」という仰々しい名前からも伝わるように少人数で太刀打ちできるような強さではない。だが強いからこそ貴重なアイテムをドロップするのでなんとか倒したい。

 となると他のプレーヤーとの協力が必須になるのだが、やはり貴重かつ強力なアイテムは自分も含めた血盟員で確保したい。そうなると必然的に血盟員との協力が必要になる。

 具体的にはボスの出現周期を管理して、時間になるとボスの出現地点付近を探索する。誰かがボスを発見するとすぐにチャットなどでを飛ばし、出現地点を共有し協力してボスに挑むといった具合だ。

 だがそうそうスムーズにいかないことも多い。そしてそれがまた本作の面白さに繋がる。

 というのもボスを狙っているのは自血盟だけではない。他の血盟も当然狙っている。他血盟と現場でかち合った時におこること……それが対人戦だ。

 対人戦はスポーツの試合のように公平な条件ではない。シチュエーションによるが、人数差は当然あるし、固まって動きやすい”待ち受ける側”の方が有利になる。そういったアンイーブンな対人戦。そのままボスが出現するとボスと戦いながら他の血盟とも戦う2正面作戦のような戦闘に発展することもままあるし、ボスと戦っている最中に横槍を入れられてしまい、討伐を断念するハメになるようなことも起こりうる。

 そんな状況で「とにかく1人でもいいから来てくれ」と仲間の血盟員から呼ばれると、例えば別の何かをしている最中でも仲間のために助けに行きたくなるものだ。そしてそのまま相手を追い返したり、ボスを討伐することができればその喜びもひとしおである。

 血盟員という協力的なプレーヤー、そして敵対するプレーヤーがいるからこそ、ボスというコンテンツ1つをとっても「血盟への貢献」という活動に昇華されるのだ。

敵対するプレーヤーと戦いながらボスとも戦う。とても少人数では対応できない戦闘だ。だからこそ仲間の助けが必要になる
ボスと戦いながら複数の敵対プレーヤーと戦う乱戦になることが多い

血盟レイドでレアアイテムを狙ってみんなで強くなる

 フィールドに出現するボス討伐に参加することは血盟への貢献活動だった。本作にはそれに加えて血盟内でボスに挑戦できる「血盟レイド」というシステムもある。こちらは血盟レベルを一定以上に上げたあと、血盟を代表してアイテムを消費すると挑戦できるボスコンテンツだ。

 こちらは「血盟アジト」という、血盟ごとにユニークなフィールドが開くので他の血盟やプレーヤーの妨害を受けることがない。安心して討伐できるといえばそうだし、連合を組んでいる他の血盟の援助を受けることができないともいえる。

 多くの血盟は週末の夜などに時間を決めて血盟員が集まりやすいようにして開催しているようだ。実際に筆者の血盟でも血盟レベル6から入場可能な「クイーンアント」に挑戦し、討伐に成功したことがある。

 このボスモンスターはとにかく強い。HPも多いし、ザコ敵も沢山沸いてくるので、少人数で倒すのはフィールドボス以上に難しい。だからこそその分攻略できた時の達成感は大きい。もちろん貴重なアイテムを入手できるチャンスもあるので、それらが入手できれば血盟内で融通し、血盟全体の戦力を上げることもできる。こういった事に参加するのも血盟への貢献活動のひとつなのだ。

血盟レイドの「クイーンアント」。20人ほどの血盟員が参加してもかなりの時間がかかる強敵だ
「クイーンアント」はボス本体の攻撃力/体力が非常に高い上、雑魚モンスターを大量に召喚する手強いボスだ
討伐に成功するとアイテムを獲得できる
パイン ワンドというアイテムを使ってボスを召喚して戦うこともできる

チャットで繋がり、友情を深める

 そしてオンラインゲームだからこその魅力、それが他の血盟員との交流だ。1人でプレイしていても充分楽しいが、誰かと一緒にプレイするだけで面白さは段違いになる。普段の狩りなどは1人で行なうことが多いが、チャットをしながら狩りをするだけでも誰かと繋がって遊んでいる感覚を味わえる。

 チャットの内容は多岐に渡る。ゲームの内容に関する話もあれば、リアルのちょっとした相談事まで幅広い。無理に会話に加わる必要もなく、チャットに参加したい時に参加すればOKだ。だがせっかくのオンラインゲームなので交流を深めたいものだ。

 というのもプレイしているのは全員が人間、よりお互いのことがわかっている仲が良いプレーヤーの役に立ちたいと思うし、その逆もまた然りだろう。「リネージュ2M」をきっかけに芽生える新しい友情もあるかもしれない。

 今回は1人の血盟員として、「リネージュ2M」をプレイしている筆者のプレイスタイルについて紹介した。盟主にせよ血盟員にせよ、なんらかの形で他のプレーヤーと一緒に遊ぶ、それが本作の魅力をさらに引き出すためのポイントだと思う。その魅力が伝われば幸いである。