【特別企画】
「リネージュ2M」の新領地「アデン」と新武器「両手剣」を早速体験!
狩場は広がり、ボスは増え、さらに戦い方まで増える、期待を裏切らない大型アップデート
2021年9月27日 18:00
- 【クロニクルIII.豊穣の時代】
- 9月15日 実装
NCSOFTがサービス中のAndroid/iOS/PC(NCSOFTの独自クロスプラットフォーム「パープル(PURPLE)」を経由)用次世代オープンワールドRPG「リネージュ2M」。PC用MMORPG「リネージュ2」の正統後継作品としてモバイル向けにリメイクされた作品で、3Dグラフィックス技術によりシームレスなオープンワールドが実現されており、多様性と自由度を兼ね備えた成長を楽しむことができる。さらに最大で1万人以上が集まる大規模バトルを体験できる作品だ。
9月15日に実装された大型アップデート「クロニクルIII.豊穣の時代」では、高レベル向けの新領地「アデン」と強力な新武器「両手剣」の追加、そして期間限定だが「クラス チェンジ」や「サーバー移動」が行なわれている。
大型アップデートと銘打っているだけあって、今回のアップデートはゲームに与える影響が非常に大きい。これまでも様々なアップデートでフィールドの新しいエリア、ダンジョンなどが追加されてきたが、新領地「アデン」の実装により「リネージュ2M」の世界であるアデン大陸はさらに広がることになる。当然狩場は増えるし、新しいボスモンスターも多数登場する。またメインクエストの続きも実装されるので、「リネージュ2M」をやりこんでいるプレーヤーにとっては非常に嬉しいアップデートになる。
そして新武器「両手剣」の追加も見逃せない。詳細は後述するが、両手剣ではこれまでにないスタイルで敵と戦える。新規にゲームを始めるプレーヤーにとっては選択肢が広がるし、上級者も乗り換える価値があるかもしれない。
そして「クラス チェンジ」と「サーバー移動」。追加要素でこそないが、これらもインパクトの大きい要素で、これまでの資産を活かしつつクラスを変更することができ、さらにサーバーまで移動できる。ワールド ダンジョンの「ベオラの遺跡」や10月に実装予定のサーバーの垣根を越えた大規模攻城戦「ワールド攻城戦」などのコンテンツに影響を与えることだろう。アップデート後に早速新要素をプレイしてみたので、その内容をお伝えしていきたい。
高レベルプレーヤー向け新領地「アデン」がついに登場!
「アデン」といえば「リネージュ2M」に限らず、「リネージュ」シリーズでは象徴的な都市である。それは「アデン」は冒険の舞台となるアデン大陸の首都、という設定だからだ。アップデートで追加された、冒険の拠点になる「アデン城の村」は美しいエリアになっているし、「アデン城」も首都にふさわしい立派な城になっている。
さて今回実装された「アデン」は前回のアップデートで追加された「オーレン」の東側、初期のエリアでいうと「ドラゴン バレー」から北東付近にある。領地全体の広さはオーレンより僅かに小さいという感じだろうか。
アデンでは新たな拠点として「アデン城の村」が、そして新たな狩場として「アンヘルの滝」、「鏡の森」、「激戦の平原」、「忘却の平原」、「栄光の平原」、「サイレント バレー」など、11の狩場が追加された。
追加されたアデンは全体的にかなり高レベル向けの狩場になっている印象だ。感覚としてはレベル60以上のキャラクター向けの狩場となるだろうか。1番難易度が低い印象の「アンヘルの滝」でもかなり難易度が高く、安定して狩りをするなら相応のスペックを持つキャラクターが必要となりそうだ。
とは言っても順当にメインクエストを行なっていればこのエリアに来る頃には相応のスペックに育っているだろうし、メインクエストを飛ばしたとしても他のエリアできっちりとキャラクターを育てていれば問題はない。
新たな狩場が追加されるということは、当然新たなボス モンスターも追加される。
ボス モンスターはある程度決まったエリアに特定の周期で出現する強大なモンスターだ。しかも出現場所に必ず出現するわけではないので、討伐するどころか出会うことすら困難だ。
その分討伐に成功したときのドロップアイテムは豪華の一言につきる(ドロップも運次第なので大したアイテムが出ない場合もあるが)。ボス モンスターからしかドロップしないアイテムも多くあり、「リネージュ2M」のプレーヤーとしてはなんとしてでも討伐したいモンスターだ。
「激戦の平原」に出現するボス モンスター「ヒシルローメ」からは英雄級の武器「プラズマ ボウ」や「ランシア」、英雄級の防具の「メデューサ ヘルム」が、「鏡の森」に出現する「忘却の鏡」からは英雄級のスキルブック「アルケイン シールド」や「インフィニティ ストライク」などがドロップする可能性がある。そして「オルクスの神託所」に出現する「オルクス」というボス モンスターからは伝説級の武器「ダーインスレイヴ」、「アルカナ オーブ」の入手のチャンスもある。
当然これらのレアアイテムを狙って他のプレーヤーも集まってくるし、現実的には武力に長けた血盟が有利になるだろうと思う。これらのボスの討伐を本気で狙うならば相応に強力な血盟に所属するのが近道だ。
そして「アデン」は次期アップデートでエリアがさらに広がることが明らかになっている。恐らく新しい狩場が実装され、新たなボス モンスターなども登場するのだろう。こちらも楽しみだ。
打たれ強い近接武器「両手剣」。スタンでPvPでの活躍も期待
そして新しい武器「両手剣」の実装も今回のアップデートの大きなトピックスだ。両手剣は文字通り両手で巨大な剣を振るって戦う武器になる。当然のことながら近接攻撃になるので、大きなダメージを与えられるものの、敵の攻撃も多く受けることになる。
「両手剣」を実際に使用してみて気がついたのが、耐久力を上げるスキルと、スタンを付与できるスキルがあることだ。
まず耐久力について。インパクトがあったのが「バイタル リダクション」というパッシブスキルだ。このスキルはダメージ リダクションが+1、さらに最大HPに応じて増加し最大で+10にまで増加する。ダメージ リダクションとは聞き慣れない単語かもしれないが、本作でトップクラスに重要なステータスだ。このステータスの値だけ被ダメージを減少させる。つまり問答無用で被ダメージが減少し、前線に立てる時間が長くなるのだ。このステータスは装備アイテムの強化などの通常の方法では上昇させるのは難しいステータスなので、パッシブスキルで上昇させられるというのは非常に大きい。しかもこのスキルはスキルブック商人から購入できるため、入手難度も非常に低いのだ。
他にもスキルブック商人から購入できるスキルでは「マスター オブ リカバリー」というパッシブスキルも効果が大きい。HPの絶対回復が+30、ポーションの回復量も+10される。こちらのスキルもまた前線での維持力を向上させるスキルの1つだ。おまけにMPの絶対回復も+10される。また「エンチャント バイタリティ」というパッシブスキルでも最大HPが+300されるので、これらが組み合わさることでかなり打たれ強い職業となっている。
そしてもうひとつの特徴は「バッシュ」というスキルだ。短距離を跳躍して敵を攻撃、移動速度を下げ、一定確率でスタンさせる。恐らくこちらのスキルはPvEよりもPvPで猛威を振るうことになるだろう。射程距離はそれほど長くないとはいえ、遠距離からスタンで敵を足止めできるというのは非常に強力なスキルだ。加えて「バッシュII」、「バッシュIII」というスキルを習得すると連続でバッシュを叩き込むことができる。1回でスタンが取れないとしても2度3度とチャンスがあるということだ。これはかなり強力なスキルと言えるだろう。
しかし「バッシュII」、「バッシュIII」は基本的に敵からのドロップで入手するアイテムで、人気があるスキルのためか筆者が確認した時は取引所にも陳列されていなかった。英雄級の「バッシュIII」はともかく、希少級の「バッシュII」はそれほど入手難度は高くないのではないかと考えているので、これらを覚えた時が「両手剣」が真価を発揮するときだと言えるだろう。
「リネージュ2M」初のクラス チェンジ実施中。サーバー移動も!
そして最後に取り上げるのが「クラス チェンジ」だ。クラス チェンジはキャラクターのクラスカード、装備アイテム、スキル、熟練度を転換する有料サービスである。
これはシンプルにゲームを進める上でメインに使う武器を変えたい、というときはもちろん、ボスなどから別武器種の超レアなアイテムを入手した、もしくはレアなクラスカードを入手したときに有用に活用できるシステムだ。転換可能なのは「クラスカード(英雄級~伝説級)」、「武器(希少級以上)」、「ヘルム、上半身、グローブ、ブーツ、シギル、リング、ルーン(特定の英雄級以上のアイテム)」、「希少級スキル、英雄級スキル、伝説級スキル(転換可能回数あり)」、「熟練度」となる。これまでの資産を活かしつつ、新しい方法で戦えるので、必要な方は是非この期間限定のチャンスに利用してみてほしい。なお転換する内容によっては「クラス チェンジ コイン」も別途購入する必要があるので、公式ホームページのガイドも併せて確認して欲しい。
そして、あわせてサーバー移動も行なわれている。様々な理由から新天地で冒険をしたいプレーヤーも少なくないだろう。サーバー内のボス争いや様々な抗争、そしてサーバーを越えたコンテンツの「ベオラの遺跡」や今後実装予定の「ワールド攻城戦」などに向けて形勢を立て直すチャンスでもある。
怒涛のアップデートでプレーヤーを全く飽きさせることのない「リネージュ2M」。既に発表されている次回のアップデートも、実装の折にはまた我々を驚かせてくれるだろう。早くも次のアップデートが楽しみだ。