【特別企画】
濃厚すぎる5カ月。1人の冒険者として過ごした「リネージュ2M」の魅力を語りたい!
大型アップデートで面白さが加速。共に過ごした仲間との協力あり、抗争ありのエキサイティングな世界
2021年8月31日 18:00
- 【リネージュ2M】
- 3月24日 配信開始
- プレイ料金:無料(アイテム課金制)
NCSOFTがサービス中のAndroid/iOS/PC(NCSOFTの独自クロスプラットフォーム「パープル(PURPLE)」を経由)用次世代オープンワールドRPG「リネージュ2M」。PC用MMORPG「リネージュ2」の正統後継作品としてモバイル向けにリメイクされた作品で、3Dグラフィックス技術によりシームレスなオープンワールドが実現されている。また多様性と自由度を兼ね備えた成長を楽しむことができるゲームデザインになっており、1万人以上が集まる大規模バトルを体験できる作品だ。
配信開始当初から完成されていたと言っても良いほどクオリティの高かった本作。さらにアップデートでアデン大陸はさらに広がり、プレイの幅も広がった。狩りという面で見ると上級の狩場が実装されやりこみがいは増したし、多くのボスモンスターも追加された。また、「リネージュ」というIPに欠かせない攻城戦が実装されたのも印象深い。本作はモバイル端末でもプレイできるMMORPGのためスケールや操作感が心配だったが、そんなことは全くの杞憂に終わった。城主という玉座を賭けた大規模の対人戦は脳が焼き切れるような興奮がある。
つい先日にはサーバーを跨いで1つのダンジョンを共有するワールドダンジョン「ベオラの遺跡」が実装され、今後はより大規模な戦場となるワールド攻城戦の実装も予告。本作は狩りも対人戦もやり込める作品に仕上がっており、まだまだ進化の勢いは止まりそうにない。今回はこの「リネージュ2M」という作品を配信開始当初からプレイしてきたプレーヤーとして、そしてこの作品の舞台である「アデン大陸」で生活を送ってきた冒険者の1人として、改めて本作の魅力を伝えたく筆をとった。
様々な事情で少し「リネージュ2M」から離れてしまったプレーヤー、そしてまだプレイしたことのないプレーヤー、そして全てのゲームファンに本作の魅力と楽しさが伝わり、本作をプレイするきっかけになってほしいと思い、筆者のこれまでの「リネージュ2M」の思い出を振り返りながら、改めて本作の魅力をお伝えしたいと思う。
1人で始まった冒険から、かけがえのない仲間達と共に過ごす生活へ
「リネージュ2M」の配信が3月24日に開始され、気がつくともう5カ月近くが経った。筆者が1人の冒険者としてアデン大陸に降り立ってからを振り返ると本当に色々なことがあった。
最初はモンスターを狩ってレベルを上げたり、装備を強化することでキャラクタースペックを上げることに夢中だった。だが1人での生活に物足りなさを感じた筆者は、ある血盟に拾ってもらい、血盟員の一員として「リネージュ2M」で生活をしていた。
特に血盟に所属してからは「リネージュ2M」で過ごす日々は大きく変化した。血盟員と協力してボス狩りに挑戦したり、敵対する血盟との大規模PvPに参加することもあった。
自分のキャラクターを強化するだけでなく、所属している血盟に貢献できる喜び、そして仲間たちと一緒に遊ぶという楽しさを強く感じていた。
筆者は血盟の中ではキャラクタースペックが低い方であったが、弱いなりに所属する血盟に貢献しようと、深夜や早朝などに放置狩りをしている敵対血盟のメンバーを積極的にPKしていた。敵対する血盟からは「チキン」や「正々堂々と戦え」など様々な言葉をぶつけられたが、それが逆に誇らしくもあったものだ。
居心地が良い血盟で仲間と楽しく過ごす一方、狩場では敵対する血盟からの襲撃に備えて気が抜けないというとてもエキサイティングで充実した日々だった。
大型アップデートで面白さは加速していく。もちろんマイペースに楽しんでもOKだ
そんな日々を過ごしていたところ、サービス開始から約3カ月後の6月10日に大型アップデート「クロニクルI. 象牙の塔の賢者たち」が実装された。このアップデートでは新領地の「オーレン」や、新武器の「槍」、そして「攻城戦」などが実装された。
「オーレン」は高レベルプレーヤー向けの狩場で、筆者にはかなり歯ごたえのあるエリアだった。そんな状況なので出現するボスと戦うこともできず、マイペースで狩りをしていた。
アップデートで何かが追加されたからといって、必ずしもそれを追い続ける必要もない。自分のペースでキャラクターを強化していくのも「リネージュ2M」の楽しみだ。これまでは苦戦した狩場、苦戦したモンスターとそれなりに戦えるようになる、そしてさらに上位狩場に挑戦して厳しいながらも狩りができるようになる。そういった成長を楽しむのも「リネージュ2M」の魅力だと思う。
そして「リネージュ2M」にはキャラクターのレベル上げや装備以外にもキャラクターを強くする方法が存在する。その1つがアイテムコレクションだ。決められたアイテムを集めて登録することでキャラクターが少しずつ強くなっていく。必ずしも超級のレアアイテムが必要なわけでもなく、低レベル狩場でドロップするアイテムを使うコレクションもある。そういったコレクションを少しずつ集めて強くなっていくのも楽しい。
もちろんゲーム内でランダムに入手できるクラスカードやアガシオンでもキャラクタースペックを上げることができる。基本的には等級が高い方が強力だ。だが等級の高いカードはそうそう簡単には手に入らない、「出てくれっ……」と祈るような気持ちでカードを集めていた。低い等級のカードでもダブれば合成することで等級の高いカードになる可能性もあり、低い等級のカードをコツコツと集めていた。
大型アップデート「クロニクルI. 象牙の塔の賢者たち」では他にもアップデートがあった。その1つが「槍」という新武器の実装だ。槍は範囲狩りに向いた武器で、特にモンスター狩りで獲得EXP効率を上げるには非常に便利な武器だ。
筆者は弓をメインに使用していたので近接系の装備などは殆ど揃っておらず、自分で使うことはあまりなかったのだが、槍を使った範囲攻撃でサクサクと狩りをしているプレーヤーを見るとやはり羨ましさはあった。これからプレイを始めるプレーヤー、そしてしばらく「リネージュ2M」から離れていたというユーザーには選択の候補に入る武器の1つだ。
「リネージュ2M」で最も熱くエキサイティングなコンテンツ「攻城戦」
そして筆者にとって最も印象深いコンテンツが「攻城戦」だった。弊誌でもレポートをお届けしているが、これは冒険者の1人として「リネージュ2M」で生活している筆者がどうしても取り上げたかったコンテンツだ。
PC版の「リネージュ」をはじめとして、数え切れないほどのMMORPGが多数サービスされていた約20年前にMMORPGをプレイし始め、一時的に休止した時期もあったものの、気がつけば約20年経った今でもMMORPGをプレイしている。
なぜ筆者がそこまでMMORPGに惹かれるか――、それは“他のプレーヤーが世界に存在していること”に尽きる。全く異なる生活をしているプレーヤー、そしてお互いに協力して生活を過ごす仲間たち、そして考え方の違いや利害関係でどうしても相容れることができなかった敵対的関係にあるプレーヤー。そんな人々との人間関係、そしてそこから生まれる政治的な要素が面白いのだ。
そんな人間関係から生まれるコンテンツ、その究極が「攻城戦」だと思う。武力と知力をフルに使い、世界に僅かしかない「城」という名誉の象徴をかけて戦う。「リネージュ2M」で最も華々しいコンテンツだと筆者は思う。
攻城戦の様子は別途レポートという形でお届けしているので是非あわせてお読みいただければと思うが、攻城戦の実装で「リネージュ2M」の面白さが加速したのは間違いない。
そしてその後実装されたのがワールドダンジョン「ベオラの遺跡」だ。これはサーバーの垣根を越えて多くのプレーヤーが1つの狩場で狩りをするというコンテンツだ。実装直前に実施されたサーバー移動などもあり、プレーヤー、そしてプレーヤーの集合体である血盟単位で大きく情勢が動いたタイミングである。
もっとも「ベオラの遺跡」は広く、また時間制限もあるため極端にPvPが発生しているという印象はないが、今後実装される予定のワールド攻城戦への布石となるように思う。
既にSNSなどを利用して連合を組むなどの動きがあるのは観測しているが、この「ベオラの遺跡」の実装により強そうなプレーヤーや血盟を見つけて協力を持ちかけたり、逆に敵対しそうなプレーヤーや血盟を見つけたときは水面下で包囲網を組むなどの動きが行なわれているのだろう。実に「リネージュ2M」らしい展開ではないか。
「リネージュ2M」はこれからも様々なアップデートで新要素が追加され、ますます面白くなっていくのは間違いない。早速9月1日からは大型アップデート「クロニクルIII.豊穣の時代」の事前登録が開始されるが、これを済ませておくことで事前登録で特典がもらえるクーポンが獲得できる。クーポンをゲットしておくことでさらに大型アップデートを楽しめるだろう。
最後にアデン大陸で生活する1人の冒険者としてメッセージを送りたい。「この最高にエキサイティングな世界へようこそ」。