【特別企画】
間もなく発売! セガ「ゲームギアミクロ」開封レポート
操作感、乾電池の駆動時間、特典アイテム「ビッグウィンドーミクロ」の検証もまとめてご紹介!
2020年9月30日 00:00
- 【ゲームギアミクロ ブラック/ブルー/イエロー/レッド(全4色)】
- 10月6日 発売予定
- 価格:各4,980円(税別)
セガ史上唯一の携帯型ゲーム機、ゲームギアをコンパクトにして復刻したゲームギアミクロが間もなく発売となる。本機はブラック、ブルー、イエロー、レッドの全4色があり、それぞれ1色につき4タイトルずつを収録し、タイトルはカラーごとにすべて異なっている(※各色の収録タイトルは下記参照)。
また9月16日には、本機のソフトウェア部分の開発を手掛けたエムツーの自社商品としてプレイステーション 4/Nintendo Switch用ソフト「アレスタコレクション」とホワイトのゲームギアミクロをセットにした、「アレスタコレクション ゲームギアミクロ同梱版」の発売が新たに発表された。
元祖ゲームギアの発売からちょうど30年後にあたる、10月6日の発売日に先駆け、本機の開封レポートを皆さんにタップリとお伝えしよう。さらに本稿では、全4色のゲームギアミクロを購入するともらえる特典アイテム、「ビッグウィンドーミクロ」の開封、使用感も併せてご紹介しているので、購入あるいはプレイする前の参考にしていただければ幸いだ。
収録タイトル | |
---|---|
ブラック | ソニック・ザ・ヘッジホッグ |
ぷよぷよ通 | |
アウトラン | |
ロイアル・ストーン ~開かれし時の扉~ | |
ブルー | ソニック&テイルス |
ガンスターヒーローズ | |
シルヴァンテイル | |
ばくばくアニマル 世界飼育係選手権 | |
イエロー | シャイニング・フォース外伝 ~遠征・邪神の国へ~ |
シャイニング・フォース外伝II ~邪神の覚醒~ | |
シャイニング・フォース外伝 ファイナルコンフリクト | |
なぞぷよ アルルのルー | |
レッド | 女神転生外伝 ラストバイブル |
女神転生外伝 ラストバイブルスペシャル | |
The GG忍 | |
コラムス |
本体のフォルムもパッケージも、懐かしのデザインを忠実に再現
パッケージは、1993年以降にゲームギア本体とソフト1本を同梱して発売された「ゲームギア+1」をイメージしたデザインになっており、「+1」の代わりに収録タイトル数を示す「+4」の数字が書かれている。早速開封したところをご覧いただこう。
本体サイズは、幅約80mm×高さ約43mm×奥行約20mmで、元祖ゲームギアの40パーセント弱というコンパクトさで、乾電池をセットした後も驚くほどに軽い。なお、乾電池および給電用のマイクロUSBケーブル、USB用のACアダプターは別売りなので、くれぐれもお忘れなく。
小さくても見やすい画面にビックリ! 乾電池での駆動は2時間程度が目安
乾電池、またはマイクロUSBケーブルを使用したACアダプターをセットしてパワースイッチをオンにすると、液晶ディスプレイにゲームギアミクロのロゴが数秒間表示され、その後メニュー画面が表示される。方向ボタンの左右でカーソルを動かし、遊びたいゲームを選択してスタート、または2ボタンを押すとゲームが起動する。
液晶はディスプレイは、わずか1.15インチというミクロサイズゆえ、はたしてキャラクターや文字がちゃんと見えるのか、おそらく誰もが気になるところだろう。だが、その心配はまったく無用。筆者が乾電池で起動してみたところ、屋内でも外でも何の問題もなくハッキリ、クッキリとゲーム画面が表示されたので、良い意味で驚かされた。
試しにアクションゲームの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をプレイしたところ、操作レスポンスや、いわゆる処理落ちなどの違和感はまったくなかった。また、シミュレーションRPG「ロイアル・ストーン」では、会話やキャラクターのステータス表示などの文字情報が数多く表示されるが、フォントが小さ過ぎて読みにくかったり、つぶれていたりして困るような場面も特になかった。
ゲームをプレイ中にスタートボタンを1秒ほど長押しすると、画面がシステムメニューに切り替わり、プレイデータのセーブまたはロードができる。セーブデータは、1タイトルにつき4個まで作ることが可能で、さらに本メニューには液晶ディスプレイの輝度(明るさ)を調整したり、乾電池の電力の残量を表示する機能も付いている。
システムメニューを起動する際の注意点は、スタートボタンと1、または2ボタンを同時に押さないこと。もし同時に押してしまうと、システムメニューが起動しないからだ。元々サイズが小さいこともあり、プレイ中に慌ててスタートボタンを押そうとすると、ついつい複数のボタンを同時に押してしまいがちになるので気を付けたい。
乾電池で駆動させた場合は、プレイできる時間がどれぐらいなのかも気になるところ。筆者がアルカリ電池を使用してブラックで試してみたところ、約2時間ほどで画面右上に電力の残量が少なくなったことを示すバーが表示された。それから約15分後、今度は残量が5パーセントを切ったことを示す画面に強制的に切り替わった。公称では持続時間が3時間となっているが、乾電池の種類によっては3時間持たない場合もあるので注意したい。
たとえ電力の残りが少なくなっても、画面が暗くなったり、あるいは誤作動が起きることも一切なく、快適にプレイすることができたのも好印象だった。ただし、 残量が5パーセント以下になって画面が切り替わった場合は、一旦システム画面で中断セーブをしてから電源を切り、電池を換えよう。どうしてもそのまま電源を消さずにプレイしたい場合は、USB電源に変更しないとプレイ続行が不可能になってしまうので、くれぐれもご注意を!
特典アイテム「ビッグウィンドーミクロ」開封+検証レポート。使い勝手は良好!
全4色のゲームギアミクロを購入するともれなく付いてくる、ゲーム画面の拡大鏡「ビッグウィンドーミクロ」も開封してみよう。
「ビッグウィンドーミクロ」を使用するにあたっては、ゲームギアミクロ本体と接続するためのホルダーを2個、あらかじめレンズ部の上下に接続する必要があるが、組み立てるにあたり気になったのが、ゲームギアミクロの本体上部と接続するためのホルダーを「ビッグウィンドーミクロ」に差し込むところ。添付のマニュアルには、本体に「ビッグウィンドーミクロ」をあてがった状態でパーツを接続するように説明されていたが、小さい頃から図画工作が大の苦手で、根っからの不器用者である筆者は、この方法ではセットすることができなかった。
そこで、強引に押し込んで組み立てるのは危険と判断し、あらかじめ上下2個のホルダーを「ビッグウィンドーミクロ」につないでから、本体にセットできないものかと試してみた。すると、本体の正面向かって右側、つまり電源スイッチがある側から、ゆっくりスライドすれば問題なくセットすることができた。
早速、「ビッグウィンドーミクロ」を使っていくつかのゲームをプレイしてみたが、プレイ中にピントや接続位置がズレたりすることもなく、キャラクターの表情や文字情報もより見やすくなって実に快適。1時間ほどプレイし続けても重さが気になったり、目や指などに目立った疲労がたまることもなかった。特に、会話などの文字情報がひんぱんに表示されるRPGでは重宝することだろう。全4色の本体、または「アレスタコレクション ゲームギアミクロ同梱版」(※こちらにも「ビッグウィンドーミクロホワイト」がセットになっている)を注文された方は、その投資に見合った特典、特権を存分に堪能していただきたい。
全4色のゲームギアミクロに続き、年末には「GGアレスタ」、「GGアレスタII」、マスターシステム版「アレスタ」、「Power StrikeII」、そして新作の「GGアレスタIII」のシューティングゲーム5タイトルを収録したホワイトがセットになった、「アレスタコレクション ゲームギアミクロ同梱版」も登場するゲームギアミクロシリーズ。発売をお楽しみに!
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