【特別企画】
問答無用の種族間闘争!熾烈な対人戦が熱いMMORPG「ダークエデンM」を体験
軽く育成すぐPK。場を問わず繰り広げられる戦いが面白すぎる!
2020年8月18日 17:00
- 配信中
- 価格:無料(アイテム課金制)
狩場のため、ボスのため、味方への恩恵のため、種族間の争いが絶えない世界がある。それがグラビティゲームアライズが本日配信を開始したAndroid/iOS用ゴシックホラーMMORPG「ダークエデンM」だ。
「ダークエデンM」はかつて日本でもサービスが行なわれていたPC用MMORPG「ダークエデン」の世界観をベースにしたモバイル向けMMORPG。クラシックなグラフィックスの2D見下ろし型スタイルのゲームで、種族間の対人戦に重きをおいている。プレーヤーは「スレイヤー(人間)」か「ヴァンパイア」のどちらかのキャラクターを作成し本作の世界に飛び込む。全体チャットなどでコミュニケーションをとることはできるが、基本的には完全な対立関係にある。
通常のMMORPGのモンスターを倒して、キャラクターのレベルを上げたり、装備を強化して、強くなっていくという育成要素を楽しめるのはもちろんだが、本作の醍醐味はなんといってもこの種族間の争いにある。効率の良い狩場の、美味しいボスの奪い合い……フィールドで出会えば火花バチバチの対人戦が起きる。そんなハードコアなMMORPGだ。
今回は正式サービスに先立ち、本作をプレイすることができたので、そのインプレッションをお届けしたい。
育成パートはスタンダードなモバイルMMORPGの仕組みを踏襲
「ダークエデンM」のゲームシステムは最近のモバイル向けMMORPGのシステムを踏襲してかなり遊びやすくなっている。
ゲームを始めるとまずは自身の所属勢力としてスレイヤーかヴァンパイアを選択する。同じアカウントで別の種族のキャラクターを作成することはできないので、友達とプレイする際などは注意が必要だ。逆にそういった理由がない限り、見た目や好みで決めてしまうのが良いだろう。厳密に言うと若干の違いはあるのだが、長く付き合っていくキャラクターなので、見た目やバックストーリーなど、愛着が持てるキャラクターを選びたい。
現時点ではそれぞれの種族ごとに4つのクラスが用意されており、そこから1つを選択するのだが、クラスもスレイヤー側とヴァンパイア側でそれぞれ異なる特徴がある。スレイヤー側はスタンダードな近接攻撃クラス、それぞれ銃と弓を扱う遠距離攻撃クラスが2つ、そしてタンク型のクラスに分かれており、一方のヴァンパイア側はアタッカーがメインで、シンプルな近距離・遠距離攻撃クラスと、テクニカルな近距離・遠距離攻撃クラスに分かれている。筆者は今回ヴァンパイア側の近接アタッカー「ブラッドワーカー」を作成し世界に降り立った。
ゲームの流れはクエストを受託して、ゲームシステムへの理解を深めながらキャラクターを成長させていくというもの。基本的には序盤以降もクエストに沿ってプレイを進めていくのがオススメだ。普通に狩りをするより経験値効率はかなり良いし、ある程度の性能の装備アイテムや、回復用の消耗品アイテムなども手に入るためだ。
クエストでは雑魚モンスターを一定数以上倒す、というものが多いが、雑魚モンスターとの戦闘はほぼ完全オートでプレイできるので、ガッツリ端末に張り付かなくてもキャラクターをサクサクと育成できるのがありがたい。また、一日に限られた回数しか挑戦できないものの、金銭効率や経験値効率が良い特殊なダンジョンや、敵対種族が入ってこず安全に狩りをできるダンジョンなども用意されている。クエストと並行してこれらもプレイしていくのが成長への近道だ。
装備もクエストを進めていけば報酬やモンスターからのドロップで入手できるし、アイテムを集めて自作することもできる。装備にはランダムで効果がついたり、装備強化システムなどもあるので装備を鍛え上げるのも楽しみの1つだ。装備強化は一定値以上に強化しようとすると、装備が壊れてしまうリスクなどもあり、こういった面でもスリルを感じられる。狩りをして、強力な装備を作り、さらに装備を強化していく。ゲームプレイ面で努力すれば強さに結びつくシステムだ。そして強くなっていくとそれがそのまま「戦闘力」という値で表現される。この戦闘力を上げていくのも楽しみの1つだ。このあたりは最近のモバイルMMOの王道といった具合で、導線は丁寧に引かれている。
実際にプレイした範囲ではレベル40までは1日もあればすぐに到達できるが、そこから経験値のカーブが一気に厳しくなる。効率の良い狩場やレベル上げの方法などの情報などが広まれば状況は変化する可能性はあるものの、このレベル40あたりで成長は一時停滞し、装備やスキルの強化など、レベル以外の部分での強化をしたくなってくる。ただ、レベル40まで到達してしまえばはじめに選択したものの上位クラスに「昇職」することができ、スキルの数も一気に増える。ここまでのクエストで基本的な装備なども整っているはずなので、ある意味ではレベル40が様々なコンテンツに挑んだり、対人戦をしてみたりというスタートラインになっているようにも感じる。
なお、このレベル帯から上の狩場のほとんどは危険地帯、つまり敵対種族を自由に攻撃し攻撃されるエリアになってくる。特に美味しい狩場はスレイヤー、ヴァンパイアともに使いたい……そうなると勃発するのが種族間の争いだ。
ドロップは俺がもらう!フィールドボスを巡るバトル
テストプレイ中、特に熾烈な争いが起きたのは「フィールドボス」というボスエリアの近くだ。本作には決められた時間、決められた場所にボスモンスターが出現する。このボスモンスターからは貴重なアイテムがドロップする……つまり両勢力とも是が非でも倒したい存在だ。フィールドボスが出現する時間は決まっており、出現する場所も公開されている。そして僅かなゲーム内マネーを支払えば一発でそこまでワープできるのだ。
大体出現の5分前くらいから敵味方が徐々に集まり、小競り合いが起き始める。そのため、いざボスが出現したときには種族間の戦闘が忙しく、逆に「ボスどころではない」という状況だった。
戦闘ではタンクが前で攻撃を引き付け、遠距離アタッカーは距離を取りながら攻撃を重ねる。近距離アタッカーは一気に近づいて攻撃するといった具合に各キャラクターが特性を活かして戦う。もし敵に倒されてもほとんどペナルティはないのでアグレッシブな立ち回りができた。もし倒されてもゲーム内マネーを支払ってその場ですぐ復活したり、一度本拠地で復活して体勢を整えて改めてフィールドボスのところに飛ぶこともできるので、とにかくガンガン戦える印象だ。よくある経験値減少などのデスペナルティもない。
そして相手を倒したり、倒しきれずとも遠くに追いやって、その隙にフィールドボスにダメージを与えてドロップを狙う、という戦いが展開された。フィールドボスの争いは少人数から大人数まで対応できそうで、人数差が生まれれば数の暴力で蹂躙するような戦いになりそうな印象だ。同種族全員に呼びかけられるチャットがあるので、この機能を上手く使って人を集めるのがカギになるかもしれない。
いわゆる”対人戦”というとハードルが高く感じるかもしれないが、こうした仕様も手伝って本作はかなりお手軽に対人戦が楽しめる。そして対人の相手は敵対種族。奇襲しようが数の暴力で轢き殺そうが、褒められこそすれ誰に文句を言われることもなく、後腐れもないのである。
戦え種族のために!大規模戦闘「聖典戦」
そして「聖典戦」という大規模な対人戦、いわゆる戦争のようなコンテンツも体験できた。聖典戦は専用のマップで行なわれる対人コンテンツで、フィールドの中央に配置されている「聖典」を自陣に持ち帰って指定の場所に格納することが目的になる。聖典は確保した種類、数に応じて一定期間種族全員にバフがかかるので、聖典戦に勝てば名誉を得られるし、気持ち良いのはもちろんだが、そういった実利に結びつく効果もあるため積極的に参加して勝ちを取りに行きたい。
さて、この聖典戦もフィールドボスとは違った対人戦の盛り上がりがあった。
フィールドボスはどちらかというと野良試合のようなもので、その場でお互いがぶつかって正面から殴り合う争いだが、聖典戦は聖典を持ち帰るというルールから作戦が生まれるのが特徴的だ。例えば直接聖典を取りに行く役割もあれば、聖典を持っている味方を護衛する役割、聖典が格納されている自拠点を守る役割もある。スポーツに例えるとサッカーのような対人戦で、この役割分担が非常に重要なコンテンツだ。チャットで情報交換をしている暇がないこともあるので、敵を倒すだけでなく、全体の局面をみながら自分で最適の行動を探す楽しみなどもある。
なお、聖典戦はレベル40以上で、昇職を終えていないと参加できない。とはいっても1日もあれば十分到達できるので、「対人戦がやりたくてゲームを始めたのにキャラクター育成が長すぎる」ということはないので安心してほしい。むしろ始めたその日に即PKができるほどのスピード感のゲームだ。
トータルして感じたのはとにかく対人戦、とにかくPKをすぐに楽しめる作品ということだ。敵対種族は問答無用で倒してOKというわかりやすさも相まって、見た目以上にカジュアルに小規模~大規模な対人戦を楽しめる。
もちろんMMORPGらしくレベル上げに勤しんだり、装備を強化していくシステムなどもあり、努力した分だけきっちりと戦力に反映される。MMORPGの育成の楽しさと、気軽に対人戦ができるという楽しさ。この2つが両立したMMORPGが「ダークエデンM」だ。
本作は本日8月18日15時より配信中。殺意に満ちた種族間戦争に、是非飛び込んでいみてほしい。