【特別企画】
TVアニメ「ベルセルク」コラボスタート!「D×2 真・女神転生リベレーション」の世界で、黒い剣士が咆吼する!
ダークファンタジーの金字塔「ベルセルク」と、悪夢のコラボイベントがついに実現!!
2020年5月28日 21:27
2月16日に行なわれた「D×2 真・女神転生リベレーション(以下D×2メガテン)」ファンミーティングイベントで、誰もが予想しなかった衝撃的なコラボが発表された。その驚きのコラボ作品は、超人気のダークファンタジー「ベルセルク」だ。
このコラボを知ったときは正直筆者も度肝を抜かれた。過去にも他作品とのコラボは行なわれたが、どれも原作がゲーム作品という共通点があった。なので、次にコラボがあったとしても他のゲーム作品とのコラボであろうと勝手に思い込んでいたのだが、それがここにきて、まさかの「ベルセルク」である。驚かない訳がない。
過去に開発陣も、「『真・女神転生』の世界に合わない作品とのコラボはしない」と断言していた。まさに今回のコラボもその例に漏れない。絶望ともいえる残酷的なストーリー、神とも悪魔とも呼べる魔の存在である「使徒」への復讐を描く「ベルセルク」のダーク感は、「真・女神転生」の世界にハマっている。
コラボイベントは2020年と発表されていたこともあり、年末あたりと予想していたのだが、急遽5月28日に開催と告知され、今回のコラボイベントには驚かされっぱなしである。そして、ついにスタートした今回のコラボイベントを早速プレイして、その内容をネタバレの無い範囲でお届けしよう。
□ TVアニメ「ベルセルク」×「D×2」コラボ特設サイト
http://d2-megaten-l.sega.jp/collabo/berserk/
ガッツとD×2が絡む、ファン歓喜のイベント!
「D×2メガテン」の過去のコラボイベントをプレイしてきたプレーヤーならご存知だと思うが、「D×2メガテン」のコラボイベントは“ただコラボキャラクターを出して終わり”というようなお粗末なものではなく、コラボ作品へのリスペクトが凄まじい。
タイトル画面が「ベルセルク」仕様に変わっているのとともに、アニメの挿入歌の「灰よ」が流れるのにまず痺れた。そしてホーム画面は「ベルセルク」イチのトラウマとの呼び声高いエピソードをモチーフにした印象的な内容となっている。イベント入口からテンションが爆上がりだ。
今回のコラボキャラクターは“ガッツ”、“シールケ”、“髑髏の騎士”、そして意外性の“モズグス”の4体が参戦。人気キャラクターたちが原作の雰囲気をそのままに、高クオリティの3Dモデルになっているのには感動だ。
キャラクターの命である顔の再現度の高さはもちろん、クオリティの高さに1番驚かされたのは“質感”だ。ガッツの持つ大剣“ドラゴンころし”は、まさに鉄の塊とも言える重厚さと無骨さが滲み出ている。さらに、剣の至る所に入っている無数の傷は、幾多の強敵たちを斬り捨ててきたことを想像させる。
髑髏の騎士が身に纏うくすんだ甲冑、モズグスの岩のような身体など、どれもリアリティを感じさせる質感でキャラクターの魅力を引き出している。原作ファンも文句無しのカッコ良さである。
両作品のファンがもっとも注目しているのは、やはり「コラボイベント」だろう。コラボイベント「異界の黒い剣士」では、「ベルセルク」と「D×2メガテン」の世界がクロスオーバーした、限定ストーリーを楽しむことができるのだ。
アウラゲート探索中に謎の霧に巻き込まれたリベレイターズは、廃墟の遺跡都市に囚われてしまう。別の世界では、ガッツ一行も霧に巻き込まれ、リベレイターズたちと同じ世界へとやってきてしまう――というのが物語の概要だ。2つのチームが遺跡都市脱出を目指し、夢の共闘が描かれる。
中世ヨーロッパを彷彿とさせる「ベルセルク」と、現代の日本が舞台の「D×2メガテン」。世界観が全く異なる作品同士が絡んでいるのも実に面白い。ファンタジー感全開のガッツたちに驚くリベレイターズ、逆にガッツはリベレイターズの奇抜な格好に「道化師か?」と尋ねたりと、噛み合っていないやり取りも見所だ。
物語中には、戦闘キャラクターとしては残念ながら参戦していない、ガッツと供に旅をする“パック”などもしっかり登場している。これは「ベルセルク」ファンには嬉しいポイントである。
果たして何者がリベレイターズやガッツたちを謎の遺跡都市に集めたのか、その目的とは……。ストーリーの最後までプレイして、結末を目撃してもらいたい。
ストーリーの他にも、様々なコラボイベントが用意されている。イベントクエストをクリアして手に入るアイテム“淡く輝く幽体”を使い豪華報酬と交換することができる。報酬の中にはガッツの強化に使用できる“ガッツの思念”もあるので、ここは押さえておきたいところ。
さらに、“淡く輝く幽体”を収集した数で世界中のプレーヤーと競い合うランキングも用意されている。ランキングの順位に応じた豪華報酬のほか、限定の称号も手に入る。やり込み度満載のイベントなのだ。
「D×2メガテン」上位プレーヤーに向けた挑戦状ともいえる、「ベルセルク」キャラクターたちに挑む「チャレンジクエスト」が2種類存在する。1つは高レベルのモズグス戦、もう1つの高難易度クエストは、ガッツ、髑髏の騎士、シールケの3人パーティが相手となる。どちらも一筋縄ではいかない強敵なので、自慢の最強悪魔で是非攻略してみてもらいたい。
★5ガッツ(素体)もログボでプレゼント!ファンならなんとしても手に入れたいコラボキャラクター
遊び応え満載のコラボイベントだが、やはりファンならばコラボキャラクターは見逃せないところだ。今回登場する4体はどれもレアリティは★5。性能面でも大いに活躍できる強さを誇っている。
そんな中、5月28日から6月11日のイベント期間中にゲームをプレイすれば、ログインボーナスで必ず“★5 ガッツ(素体)”がもらえるのはめちゃくちゃ嬉しいポイントだ。ガッツはゲームを始めたばかりの初心者でも使いやすいうえに、非常に強力なキャラクターだ。そのガッツを初回ログインで即もらえるということなので、確実に手に入れておきたい。「ベルセルク」が好きで始めたプレーヤーでもガッツをもらってゲームを進めれば、比較的楽にゲームを進められるだろう。
ちなみに、「ベルセルク」のキャラクターをパーティに入れてコラボクエストに挑めば、収集アイテムの“淡く輝く幽体”の獲得量がアップする。ランキング上位を狙うならコラボキャラクターは必須と言えるし、そんな中でコラボキャラクター1体(ガッツ)の入手は確約されているわけだから、これほどうれしいことはない。
ガッツを含むその他のキャラクターは、イベント限定の“ベルセルクコラボ召喚”や“特別 ベルセルク ステップアップ召喚”などで入手できる。また、特定の召喚を行なうごとにもらえる“ベルセルクの書”を300個集めれば、コラボキャラクターが必ず手に入る「ベルセルク絶対召喚」も用意されている。
ここからは、4体のコラボキャラクターを使ってみて、その性能や特徴などを紹介していこう。はじめに、主人公のガッツは「力」と「体」が高い物理アタッカー。固有スキルはガッツのキャラクター性が存分に反映されている。
固有パッシブスキルの“踠くもの(もがくもの)”は、物理命中率が20%増加し、加えてクリティカル率も25%アップする。物理アタッカーの弱点でもある、回避されたときのリスクを抑えつつ、クリティカルを連発できる。さらに、自身が死亡した際には1度だけ、HP300回復して踏みとどまることができる。倒れても倒れても立ち上がる、原作さながらのタフさを見事に再現している。
ガッツの代名詞ともいえる“ドラゴンころし”ももちろん実装されている。クリティカル率30%の物理貫通ダメージを与える強力なスキル。相手の反撃効果を無視するという特徴もあり、どんな状況でもバンバン使っていくことができる。
ドラゴンころしは使用することで強化される。威力のアップはもちろん、クリティカル率は50%に跳ね上がり、さらに“食いしばり”などの死亡時に踏みとどまるスキルを無効化させるという強力の効果が上乗せされる。まさに、どんな敵をも仕留めるバーサーカーといった強さだ。
先にも少し触れたが、ガッツの思念融合での強化は絶対に欠かせない。PANEL1を全マス解放することで、原作では窮地の時に幾度となく見せたガッツの切り札、“大砲”が修得できるのだ。最初は思念に“大砲”があることに気付かず、ガッツの所持スキルを見て「“大砲”が無いとかありえないでしょ」と早とちりしてしまったことはお詫びしたい。
“大砲”は、敵ターン終了時にガッツのHPが50%以下で毎ターン自動的に発動する。相手の反撃効果を無視し、敵全体に火炎貫通打撃ダメージを与えるという強力な性能。義手から放たれる“大砲”のモーションもカッコ良く、ファンならばこれを抜きにしてガッツは使えないだろう。
ガッツと供に旅をする魔女のシールケは、イメージ通りの魔法アタッカー。火炎・氷結・衝撃の3属性をカバーしているのが特徴。固有スキルの“元素魔法”は、敵の耐性や弱点に合わせて最適な属性を自動選択して全体魔法を放つという、これまでにないタイプの魔法スキルを所持している。
使用できるのは2ターンに1度という制約つきだが、“元素魔法”の上位互換ともいえる“精霊大召喚”がシールケ最強の魔法だ。属性自動選択はそのままに、威力の大幅アップと耐性貫通、相手のステータスをダウンさせる効果を併せ持つ優秀なスキル。“元素魔法”を軸に戦いつつ、使えるようになったら“精霊大召喚”を放つという戦法がかなり強力だ。
時にガッツに力を貸す、謎多き“髑髏の騎士”。作中では戦う場面がそれほど多くはないので、どのような性能なのか気になるキャラクターであった。蓋を開けてみると、物理アタッカーでありながらパーティ全体を支援するという、まさに髑髏の騎士のキャラクター性がとても活かされている性能だ。
固有パッシブスキルの“魔に仇成す者”により自身は物理貫通の効果を得て、さらに敵のターンに回る度に味方全体の防御力・回避と命中がそれぞれ20%ずつ増加する。パーティにいるだけで良い仕事をしてくれる。
もう1つの固有スキル“喚び水の剣”は、敵単体に強力な万能属性打撃ダメージを与える。相手の死亡時に踏みとどまるスキルを無効化させるので、タフな相手にかなり効果的。さらに、“喚び水の剣”でとどめを刺した敵は復活ができなくなるという特殊効果も備わっている。
物理と呪殺無効の耐性も兼ね備えており、固有スキルの性能と合わせてデュエルで活躍が期待できるキャラクターだ。
最後のキャラクターは、その残虐性から“血の経典”の異名を持つ異端審問官のモズグス。作中では圧倒的なインパクトを残しており、その甲斐あってか、まさかの「D×2メガテン」に参戦。
原作でガッツを苦しめた強固の守りは「D×2メガテン」でもしっかり継承されており、タフな物防耐久アタッカーといった性能。モズグスの固有スキルはパッシブスキルオンリーで、1つ目の“血の経典”は、自身のHPが100%の状態では、モズグスの攻撃力が15%増加。さらに、自身が受けるダメージも30%減少させるというなかなかに優秀なスキルを持つ。回復系の悪魔と組ませれば真価を発揮できそうだ。
モズグスの必殺技である“神千手砲(ゴッドセンジュカノン)”もパッシブスキルで実装されている。このスキルは自分のパーティのメンバーが敵からクリティカルを受けると発動。ランダムな敵に6回、クリティカル率30%の物理貫通打撃を与える高威力のスキルだ。自分だけではなく仲間の誰かがクリティカルを受けると発動するというのがミソで、敵対するキャラクターによってはかなり有用なスキルとなるだろう。
4体のコラボキャラクターに触れてきたが、どのキャラクターも原作での持ち味が存分に活かされており、開発側の愛のあるリスペクトがヒシヒシと感じられた。性能的な面で見てもそれぞれの強味をしっかり持っており、一軍でも大いに活躍できるだろう。