【特別企画】

ピカチュウが可愛すぎる!トレーナーとポケモンのタッグ「バディーズ」として「WPM」優勝を目指す「ポケモンマスターズ」先行体験会レポート

2019年夏 配信予定

 この夏、リリースが予定されているAndroid/iOS用アプリ「ポケモンマスターズ」。他の「ポケモン」タイトルとはことなり、スマートフォンに特化した独自路線のゲームシステムを採用しつつも、シリーズに登場する魅力的なキャラクターたちと冒険、そしてバトルができるという、ファンにとって非常に気になるタイトルであることは過去にもお伝えしたとおりだ。

 そんな本作の舞台は、ポケモンの世界のどこかにあるパシオと呼ばれる人工島。プレーヤーは、ここで開催される「WPM(ワールドポケモンマスターズ)」への出場を目指すポケモントレーナーとなり、相棒のポケモン「ピカチュウ」とともにこのパシオを冒険することになる。

 ゲームの流れは、プレーヤーがポケモントレーナーとなり、「WPM」出場に必要なバッジを集めるべくストーリーを追いかけながらWPMリーダーと呼ばれるポケモントレーナーたちを倒していく、というもの。本作におけるポケモントレーナーは相棒となる1匹のポケモンを連れており、これはゲーム内で「バディーズ」と呼称される。プレーヤーは冒険を通じてさまざまなバディーズたちと出会い、彼らと仲間になり、キャラクターの育成を行ないながら「WPM」への出場を目指していく。

 これだけ聞いても、シリーズのファンにはかなり期待させられる内容ではあるが、そんな折、リリースに先駆けて本作の先行体験会が開催された。そこで得られた最新情報ならびに、そのプレイフィールなどを、さっそくお届けしていこう。

【【公式】アプリゲーム「ポケモンマスターズ」紹介映像】

相棒のポケモンとともに「WPM」の優勝を目指す!

 本作の魅力は、ポケモンと一緒に戦えることはもちろん、歴代の「ポケモン」シリーズで活躍したトレーナーたちが登場するところにもある。リリース当初でも、さまざまな作品から総勢65組を超えるバディーズたちと出会えるとのことなので、過去シリーズに触れたことがあるプレーヤーならより楽しむことができるだろう。これについては、歴史あるシリーズを遊ぶプレーヤーに向け、よりキャラクター愛を深めながらプレイしてもらいたいという開発側からのコメントも添えられた。

本作では歴代「ポケットモンスター」シリーズに登場したトレーナーたちと出会うことができる
バディーズは「バディーズサーチ」で獲得することも可能
バディーズごとにタイプが設定されている。タイプによって弱点を突くことができる一方、わざが無効にされることはないとのこと

スマホに最適化されたポケモンバトルに注目!

 戦闘は、プレーヤーが操作する3組のバディーズと、CPUが操作する3組のバディーズによる戦いが基本で、それがリアルタイムバトル形式で展開。先に相手側のポケモンをすべて倒した側の勝利となる。このバトル形式については、多くのバディーズを使いこなしてほしいこともあってこのようにしたという。また、「ポケモン」シリーズの持つ深い戦略性を重視しながらも、スマートフォンで遊ぶことに最適化された操作性+リアルタイムバトルの要素を導入することで、新しい「ポケモン」を楽しんでもらいたいという意図もあるとのことだった。

 本作の戦闘はポケモンが戦うだけではなく、トレーナーもバトルに参加することができるという点にも注目。ただしこちらはあくまでもポケモンのサポートという形になっており、ポケモンの体力を回復したり、トレーナーの個性に応じた技などが用意されているようだ。また、バトル内で一定の回数行動をすると、トレーナーとポケモンが協力してわざを繰り出す「バディーズわざ」を使うことも可能になっている。これらの「バディーズわざ」はバディーズごとに独自のものが用意されているとのことなので期待したい。

 また、ロールについても触れておきたい。バディーズには攻撃が得意な「アタッカー」、体力が高く、味方の能力アップを得意とする「サポート」、状態異常を相手の能力ダウンが得意な「テクニカル」と、いずれかのロールが割り振られている。きちんと理解すれば、どのバディーズを組み合わせて戦うかを考えるだけでも楽しくなってくるはず。

3組のバディーズによる戦い
主人公のトレーナーとピカチュウによる「バディーズわざ」が炸裂! わざの内容については、バディーズの絆が感じられるものを考案しているという。それにしてもピカチュウが可愛すぎる

1人で戦うか、みんなで戦うか……楽しみ方は気分次第

 本作には1人で楽しめる「ソロバトル」のほかに、オンラインで友人や、世界中に存在する他のプレーヤーとマッチングし、協力プレイでの対CPU戦が楽しめる「マルチチームバトル」という2種類のバトルコンテンツが用意されている。ソロバトルは、クリア報酬としてバディーズを強化するアイテムが獲得できる。

 このマルチチームバトルは、リアルタイムバトルというシステムはそのままに、各プレーヤーが最大3組のバディーズを用意し、そのうちの1組を入れ替えながら戦うことができるようになっている。筆者も実際にプレイしてみたが、他の2人のバディーズを見ながら、自分はどのバディーズを使うのが最適なのかを考えつつ戦うのは、ソロバトルとはまたことなる楽しさがあって好感触だった。

 また、マルチチームバトルで相手チームに割り込まれないように味方チームの攻撃を連続させると、専用の3人技「イッセイコウゲキ」を放つことができるようになる。このあたりの連携も考えながら技を出していけば、よりバトルが戦略的になりそうだ。なお、マルチチームバトルはランダムマッチングだけでなく、フレンドとの共闘も可能。ちなみにマルチ要素は共闘のみで、PvPコンテンツは現時点で予定されていないとのことだ。

専用の3人技「イッセイコウゲキ」

育成要素も充実! バトルを重ねて高みを目指そう

 バディーズの育成についても軽く触れておこう。バディーズは、バトルに勝利して経験値を獲得し、それによってレベルがアップして能力値も高まっていく仕組みになっている。このレベルには一定の制限があるが、どうぐを使って「ゲンカイ突破」を行なうことでより強くなることが可能だ。また、「とっくんマシン」を使うと技を覚えられるほか、一部のポケモンは進化をさせることもできる。

 さらに、ストーリーが進行していくことで、バディーズがパッシブスキルを覚えることもある。これは、バトル時に自動で発動するスキルのこと。攻撃力アップや、状態異常に対する抵抗力がつくなど味方に有利な状態をもたらすため、早めに覚えさせるのがよさそうだ。

 よりバディーズの能力を高めたいときは「のびしろ」を使う。こののびしろを使用すると能力値があがり、限界まで使用することでバディーズの星の数が増える。すべてのバディーズにおいて★5までの成長が可能なので、お気に入りのバディーズはじっくりと育てていきたい。

 以上の情報が得られた今回の体験会。なお、本作は現在も開発中であり「ポケモンマスターズ」をより楽しくしていくべく奮闘中とのこと。とはいえ、リリースは夏予定というアナウンスも出ており、現在は事前登録(Andrid/iOS)を受付中。お目見えのタイミングはもう近いのかもしれない。最新情報については弊誌でも引き続き追っていく予定なので、まずはそちらをお待ちいただければ幸いだ。

トレーナーとポケモンが一体となって「WPM」の勝利を目指す。その先にはどんなドラマが待ち受けているのだろうか