【特別企画】
新規組さん、復帰組さんいらっしゃい! 「FFXIV: 漆黒のヴィランズ」から始める人が押さえておきたい重要ポイントひとまとめ
2019年6月24日 00:00
- 【FFXIV: 漆黒のヴィランズ】
- 6月28日アーリーアクセス開始
- 7月2日正式サービス開始
- 利用料金:1,280円(30日、税別)より
スクウェア・エニックスのプレイステーション4/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の3つ目となる拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」が7月2日に発売される。
GAME Watchでは、「漆黒のヴィランズ」のリリースに合わせて、「FFXIV」関連の情報をまとめた特集サイト「FFXIV情報局」をオープンしているが、本日より、28日のアーリーアクセス開始までに掛けて、ローンチを盛り上げる特別企画を展開していきたい。
その第1回目となる本稿では、「FFXIV: 漆黒のヴィランズ」から「FFXIV」をプレイしてみようと思っている新規ユーザー、あるいは再開しようと考えている復帰ユーザーに向けて、本作を楽しむために押さえておきたいキーワード、知っていればゲームをより楽しめる情報を紹介したい。
また、「FFXIV」は「FF」シリーズのテーマパークとして、シリーズのファンにはおなじみの多くの敵やキャラクターが登場する。そんな敵たちとどこで出会えるのかも合わせて紹介したい。もちろん、現役ユーザーにとっても、「漆黒のヴィランズ」に向けての総復習として使えるようにしてあるので、ぜひご覧頂きたい。
物語の舞台は戦乱と平和の時代を繰り返す惑星「ハイデリン」
「FFXIV」はハイデリンという惑星を冒険の舞台にしている。ハイデリンにはイルサバード大陸という大きな大陸を中心に、西にアルデナード小大陸、東にオサード小大陸があり、あわせて三大州と呼ばれている。プレーヤーはこのうち、「エオルゼア」と呼ばれているアルデナード小大陸にある「ウルダハ」、「グリダニア」、「リムサ・ロミンサ」という3つの国のいずれかに降り立つことになる。
アルデナード小大陸は魔法の原動力となるエーテルが濃い地域であり、このエリアの住民は魔法を使うことができる。しかし現在は北方の新興国「ガレマール帝国」の侵攻を受けている。ガレマール帝国人は魔法を使うことができないが、代わりに開発した魔導兵器で次々に周辺国を併合している。エオルゼアの都市国家の1つアラミゴも帝国に侵略され、現在は占領下にある。
帝国の最初の大規模な侵攻は、銀泪湖上空の戦いで、幻龍ミドガルズオルムが帝国の戦艦アグリウスを相打ちで沈めたことで終結した。「FFXIV」の物語は2010年にスタートした「ファイナルファンタジーXIV」、いわゆる「旧FFXIV」から始まっている。だが「旧FFXIV」と呼ばれるこのバージョンはすでにサービスを終了しておりプレイすることができない。「銀泪湖上空戦」は「旧FFXIV」のオープニングムービーに収録されており、今でも見ることができる。
その後も帝国の侵攻は続き、それに対抗するため「リムサ・ロミンサ」、「ウルダハ」、「グリダニア」の3国はグランドカンパニーを結成して、帝国の大群とカルテノー平原で激突する。これが「新生エオルゼア」のオープニングムービーに登場する「カルテノーの戦い」だ。帝国軍とエオルゼア各国が組織した軍隊グランドカンパニーが激突する「カルテノーの戦い」は「旧FFXIV」と「新生エオルゼア」の間に起こっており、こちらは「新生エオルゼア」のオープニングトレーラーで見ることができる。
「カルテノーの戦い」では帝国によって進められたメテオ計劃によって蘇ったバハムートが大地を焼き払い、冒険者たちは賢者ルイゾワの魔法で5年後の世界に送られる。この惨劇は「第七霊災」と呼ばれており、物語の重要な伏線となるので、ぜひ2本とも見てから本作をプレイして欲しい。
「新生エオルゼア」から始まるクリスタルタワーのストーリーは必見
「漆黒のヴィランズ」で象徴的に使われているクリスタルタワーは、「新生エオルゼア」のアップデートで24人向けのカジュアルレイドとして追加された。第一弾「古代の民の迷宮」、第2弾「シルクスの塔」、第3弾が「闇の世界」という「FFIII」丸ごとパック。ザンデや暗闇の雲らがボスとして登場する。
ちなみに「禁断の地エウレカ」は、「クリスタルタワー」とは関係のない別のコンテンツとして実装されている。クリスタルタワーのストーリーを遊んでおくと「漆黒のヴィランズ」がより楽しめるという、東京ファンフェスでの開発メンバーからの言葉もある。これから始める人は、レベル50のクエスト「究極幻想アルテマウエポン」までストーリーを進めたら、モードゥナでクリスタルタワーの開放クエストを受けて欲しい。
「蒼天のイシュガルド」では暗黒騎士クエストや竜詩戦争完結後のストーリーに注目
初の拡張パッケージ「蒼天のイシュガルド」では、周囲に対して門を閉ざし、竜との1000年に渡る「竜詩戦争」を繰り広げているイシュガルドが舞台となる。イシュガルドはヨーロッパ風の街並みを持つ都市国家で、貴族が平民を差別する厳しい封建制が残っている。「蒼天のイシュガルド」では、「漆黒のヴィランズ」の舞台となる“14の鏡像世界”という設定が初めて詳細に語られる。
レベル60までのメインストーリーが終わった後、拡張パック第2弾「紅蓮のリベレーター」まで続く「竜詩戦争」の完結編には、「漆黒のヴィランズ」にも関係の“深い闇の戦士”たちが登場する。また、この拡張で追加された暗黒騎士のジョブクエストは、「漆黒のヴィランズ」で追加される暗黒騎士の新技との関連性が深いのでぜひメインストーリーとともに楽しんで欲しい。暗黒騎士は30からスタートするジョブで、50のファイターかソーサラーがいればイシュガルドで開放できる。
「紅蓮のリベレーター」メインストーリーは「漆黒」への序章
2つ目の拡張パッケージ「紅蓮のリベレーター」では、帝国に占領されているアラミゴとドマの解放を目指す。ドマは東方にあるオサード小大陸にある和風と中華風が合わさったようなアジアンテイストな国。さらに「FFXII」に出てくるダルマスカも帝国の属州として登場する。
「紅蓮のリベレーター」ではアップデート後半にかけて、プレーヤーたちと対立している闇の使徒アシエンの秘密や、ガレマール帝国の秘密などが次第に明らかになっていく。アップデートで追加されたストーリーは「漆黒のヴィランズ」の序章とも言える内容なので必ず見ておきたいところだ。
そして、舞台は「第一世界」へ
そして7月2日(アーリーアクセスは6月28日)にいよいよ公開となる「漆黒のヴィランズ」では今までいた“原初世界”を離れて、光の氾濫で滅亡に瀕している第一世界へと旅立つことになる。新たにエリア攻略要素が加わり、メインストーリーでは各地域を1つずつ光の氾濫から救っていくことになる。
第一世界はスタート直後には光の氾濫で夜がない世界になっており、常に空から光が降り注ぐ状態で天候が固定されている。エリアの解放はプレーヤーごとに異なる進行度で進むので、いつ始めても同じように物語を楽しむことができる。
物語のカギを握る人物や組織
暁の血盟
賢人ルイゾワが結成した「救世詩盟」とミンフィリアの結成した「十二跡調査会」が第七霊災後に合併してできた秘密結社。国の垣根を超えて活動し、蛮神に対抗している。「新生エオルゼア」の物語の中で、プレーヤーは暁の血盟のメンバーたちと出会い、一緒に活動する中で次第に絆を深めていく。
暁の血盟の本部はベスパーベイにあるが、ここはエーテライトのあるホライズンから遠く、行くのがやや面倒だった。そのため、リンクパール(遠くと通信できる電話のようなアイテム)を通じて「もしもし、聞こえる、ミンフィリアよ」としょっちゅう連絡をしてきてはプレーヤーを呼びつけるミンフィリアは、開発がネタにするほどのインパクトをプレーヤーに与えた。
ガーロンド・アイアンワークス
ガレマール帝国から亡命してきたシド・ガーロンドがエオルゼアで立ち上げた会社。「技術は自由のために」というモットーのもと、魔導技術で造り上げた製品を販売しているほか技術顧問としてエオルゼア諸国の発展に寄与している。
「FF」と言えばシドと飛空艇。本作でもシドは飛空艇に係る重要人物として登場する。その後のストーリーでも常に光の戦士である主人公に協力に、困ったときには助けてくれる頼りになる兄貴だ。
押さえておきたいキーワード
古代アラグ帝国
現在から5000年以上も昔の、第三星歴時代に栄華を極めたという古代帝国。始皇帝ザンデが築きあげ、「魔科学」による高度な文明を発達させた。帝都があった銀泪湖には、太陽の力を集積する巨大な装置「シルクスの塔(別名:クリスタルタワー)」が建造され、莫大なエネルギーが人々の生活を潤した。1000年の間繁栄したが、次第に衰退してやがて滅んだ。
「FFXIV」に出てくる問題には、だいたい古代アラグ帝国が絡んでいる。驚異のテクノロジーによって蛮神や妖異、龍族ですら自らの戦力として操っていたアラグ帝国が遺した様々な残滓は、プレーヤーの冒険の中で多数登場する。
これまでに登場した「FF」シリーズの敵たち
「FFXIV」オリジナルの敵たち
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