【特別企画】

「アズレン」Yostarの新作「雀魂」は、しっかり麻雀ができるキャラゲーだ!

正式サービススタート! 事前プレイで内容のポイントをチェック

4月25日 サービス開始

料金:無料(アイテム課金制)

 Android/iOS用シューティングRPG「アズールレーン」などの運営で知られるYostarが次に仕掛けるタイトル。それがWebブラウザ/Android/iOS用対戦型麻雀「雀魂(じゃんたま)」だ。

「雀魂」ホーム画面

 そう、まさかの麻雀ジャンルである。現役で稼働中の麻雀ゲームといえば、パッと思いつくだけでもKONAMIの「麻雀格闘倶楽部」、セガの「セガNET麻雀MJ」、エヌ・シー・ジャパンの「真・雀龍門」などなど、それぞれに根強いファンを抱えるタイトルがずらっと並んでいる。

 アーケードでも、PCでも、モバイルでも手軽にネット対戦ができる麻雀充実時代の2019年において、4月25日に突如として配信された「雀魂」。大学時代は常に麻雀のことを考え、麻雀仲間と雀荘に籠もり、2009年のワールド・ベースボール・クラシックで日本が2回目の優勝を決めた瞬間も雀荘にいたいち麻雀ファンとして最大級に気になるのは、“本作が一体どんな麻雀世界を見せてくれるのか”という一点に尽きる。

 事前の公開情報を追っていたところ、麻雀シーンに輪をかけてとにかくかわいい女性キャラクターたちがフィーチャーされていて、一体どんなゲームになるのかこの時点ではまったく予想がつかなかった。

【「雀魂 -じゃんたま-」ティザーPV】

 では、実際のところはどうなのか。今回、配信に先立ってテスト環境下でプレイする機会に恵まれたので、その模様をお伝えしていきたい。

メイドに怒られながら真面目に麻雀する

 まず、本作の概要から。「雀魂」を一言で表すなら、麻雀段位の昇格とキャラクターとの親密度上昇を目的とする麻雀ゲームだ。麻雀そのものの部分は、日本でのごく一般的なルールが採用されており、シンプルかつストイックな作りといった印象。何か特殊能力を発動できるわけでもなく、ひたすらにプレーヤースキルが問われるようなイメージ。デジタルの麻雀ゲームをやったことがある人なら、すんなりとプレイできると思う。

麻雀シーンはオーソドックスなもの。3Dモデルの牌が並び、捨て牌時には手も登場する

 そこで気になってくるのが女性キャラクター=雀士の役割だが、プレーヤーと雀士は「アズールレーン」で言うところの指揮官とKAN-SENのような関係性のようだ。指定した雀士はホーム画面でプレーヤーを出迎えてくれるほか、麻雀中はポンやチーなどの鳴き、アガリの演出、アガリ役の読み上げなども行なってくれる。

 雀士には、語尾に「ニャー」が付くネコミミ少女の「一姫(CV:内田真礼さん)」や、妖艶系お姉さんの「二階堂美樹(CV:斎藤千和さん)」、罵倒好き金髪少女「三上千織(CV:井口裕香さん)」、強気メイドの「九条璃雨(CV:小清水亜美さん)」など、個性豊かな全8キャラクターが揃っている(参考記事)。

指定した雀士が発声などを行なってくれる

 雀士たちの入手方法は、今回のテストプレイではメニューにある「祈願」から可能となっていた。「祈願」はつまるところ専用通貨を使用するガチャで、これを利用すると雀士のほか「装飾品」、「贈り物」がランダムに入手できる。

 装飾品は、麻雀中のリーチ棒を“ネギ”にしたり、アガリ時の演出を変えたりするもの。贈り物は、雀士にプレゼントすることで「絆レベル」をアップできる、というものだ。なお、雀士が出る確率は肌感覚で結構低く(ゲーム内の案内では5%とのこと)、祈願を利用していると装飾品や贈り物がかなり溜まる。

 プレイとしては、普段は麻雀で段位昇格を狙いつつ、他方でお気に入り雀士との絆レベルアップを目指すのがセオリーとなるだろう。贈り物を上げて絆レベルを上げていけば、新規ボイスがアンロックされていくような仕組みになっている。

雀士を当てられる「祈願」。他のアイテムと一緒に、ごく稀に雀士が当たるような印象

 ちなみに、筆者のお気に入りはメイドの九条璃雨。普段のセリフはとてもツンケンしたものだが、怒られたい人にはまさにピッタリの雀士だ。さらに絆レベルを上げていくと、少しずつ気を許してくれるようなセリフも登場する。麻雀の合間に怒られるのもいいし、距離が縮まっていく感じもいいし、とにかくとてもいいのです。

 さらに、絆レベルを最大となる5まで上げ、特定の贈り物をプレゼントすれば、「契約を結ぶ」ことも可能とのこと。「契約を結ぶ」ことで衣装やスタンプが解禁され、「雀魂」ライフがさらに充実する。

こちらが九条璃雨さん
お気に入り雀士とプレイすれば麻雀のモチベーションもアップするはず!

 今回はプレイ環境上、友人戦から選べるCPU戦とその周辺に触れられた程度なので、手っ取り早く理解するならやはりプレイしてしまうのがいいだろう。

 筆者としても、やはりメインとなる「段位戦」をプレイしたくてたまらなかった(他に「大会戦」という項目もあった)。サービス以降の話をするなら、この先どのような方針で、どのように運営されていくかも気になるところ。ここは「アズールレーン」を運営してきたYostarの手腕に期待したい。

 4月25日にはWEBブラウザ版が正式サービスが開始されたが、iOSとAndroid版の配信も予告されている。そちらも楽しみにしつつ、まずは思いっきりゲームを堪能していきたいと思う。

はやく「段位戦」をプレイしたい!