インタビュー
「勝利の女神:NIKKE」が1周年! マリアン実装はあるのか? 運営プロデューサーに直撃インタビュー
2023年11月2日 10:16
- 【勝利の女神:NIKKE】
- 11月4日 サービス開始1周年
SHIFT UPが開発を手掛けるAndroid/iOS/PC用シューティングRPG「勝利の女神:NIKKE」(以下、NIKKE)が11月4日にサービス開始1周年を迎える。ゲーム内では1周年を記念した様々なイベントが開催されており、入手手段が限られていたピルグリム所属のニケがゲットできるなど、既存プレーヤーはもちろん、新規で始めるプレーヤーにとっても嬉しい豪華な内容が満載で、盛り上がりをみせている。
今回はそんな「NIKKE」の運営プロデューサーを務めるリード・ルー氏に直接お話を伺うことができた。「NIKKE」の今後の展開や、ピックアップニケ「モダニア」の復刻や、「マリアン」についてなど、多くのプレーヤーが気になることについて聞くことができたので紹介していく。
ストーリーはずっと続けられるだけ続けたい
――「NIKKE」のサービス開始から1周年となりますが、1年目はいかがでしたでしょうか?
リード・ルー氏:そうですね、まずは「NIKKE」を多くの方に遊んでいただけたこと、そして受け入れられたことについて嬉しく思っています。クリスマスや新年、ハーフアニバーサリー、コラボイベントなど、様々なイベントが開催されてきました。そのどれもが私たちにとっては貴重な体験でした。リリース当初はゲームやサーバーが不安定だったり、ゲーム自体の難易度も高かったこともあり、多くのプレーヤーが苦労されたかと思います。それでも「NIKKE」のストーリーを通じて、キャラクター達を好きになっていただき、そして長く遊んでいただけているのが何より嬉しいです。
――今回、新たにチャプター25と26が追加されましたが、物語はどこまで続くのでしょうか?
リード・ルー氏:ストーリーは長期的なプランで考えています。今のところはどこかで区切ったりなどは考えておらず、ずっと続けられるだけ続けたいです。
――ゲーム内には魅力的なニケが数多く登場しますが、このキャラクター達はどのようにして生まれているのでしょうか?
リード・ルー氏:基本的にはストーリーや設定を前提としたラフがデザイン部からあがってきます。それをベースに運営と開発が話し合いながら、どこどこに所属しているからこういう設定を付け加えるのはどうか、など一丸となって考えていくことで新しいニケが生まれています。
また、「NIKKE」はグローバルで展開しているので、多様性や地域性も重要だと考えています。そのため日本を意識した「サクラ」や、褐色で大人っぽい「ボリューム」など、運営が提案して生まれたキャラクターもいます。
コラボや復刻、「マリアン」実装など今後についても言及
――「チェンソーマン」や「NieR:Automata」などのコラボがありましたが、これらはどのようにして決まったのでしょうか?
リード・ルー氏:コラボの決め手として重要なのはIP(知的財産)同士のマッチ度ですね。世界観もそうなんですが、パブリッシングチームと開発の好みも大きいです。でも、1番大事なのはユーザーがその作品を好きかどうかですね。とはいえ「NIKKE」はグローバルで展開していることもあり、全地域を考えたコラボをしないといけません。幸いにも「チェンソーマン」と「NieR:Automata」のコラボは両方ともすごく反響が良かったです。今後も他作品とぜひコラボしていきたいと思ってます。
――先程お話したコラボも含め、「NIKKE」では多くのキャラクターが登場しますが、ピックアップガチャの復刻はしないのでしょうか?
リード・ルー氏:ピックアップガチャの復刻についてはアンケートをはじめ、多くのユーザーからもお声をいただいています。ただ、現状は検討はしていますとしかお答えできません。
――8月に「モダニア」の限定コスチュームが配布されましたが、うちには着せる「モダニア」がまだいなくて……
リード・ルー氏:ぜひ検討します!
――ところで、「マリアン」は実装されないのでしょうか? ガチャ画面の画像にはいるのに、排出ニケの一覧にはいなくて最初は驚きました。すごく好きなキャラクターなので是非実装してほしいです!
リード・ルー氏:そういったお声はリリースから今にかけて数多く頂いております。検討はしているのですが、なんとも言えないのが現状です。
理由としては、ユーザー、運営、開発、全員の「マリアン」への思いが強いからです。誰にとっても「マリアン」は特別なキャラクターです。どんな性能にするか、どう登場させるかなど、「マリアン」が大事過ぎて彼女に見合う方法が未だにみつからないというのが正直なところです。
今後のアップデートなど1周年目以降の取り組みも明らかに
――コラボや1周年で新規プレーヤーが増えていると思いますが、新規の方に向けた施策などはありますか?
リード・ルー氏:はい。新規の方にもより良い体験を提供できるように、つねに調整をしています。1周年で行なったメインチャプターの調整もその一つです。今回、新規の方でも「NIKKE」のストーリーを楽しめるように、各チャプターの難易度を調整しました。また、入手が困難だったピルグリム所属のSSR「ニケ」を今回プレゼントします。部隊の戦力アップに是非とも活用していただきたいです。
また、過去のイベントを楽しめる「イベントアーカイブ」に新たなイベントを追加しています。今回追加されたのは2022年のクリスマスイベント「MIRACLE SNOW」です。フルボイスが追加された豪華版で戻ってきましたので、是非とも体験してみてください。
――逆に既存プレーヤー向けに考えていることはありますか?
リード・ルー氏:もちろんです。ゲームのクオリティを改善し続けることは大前提としてありますが、それ以外で考えているものは「ニケ」の育成をもっとしやすくすることです。まず、基地防御報酬の上限を変更しました。今までは12時間が上限となっていましたが、上限値を24時間に変更しました。また、ロストセクターとトライブタワーに新しいステージが登場します。スキルリセットイベントも開催しますので、是非とも活用して挑戦してください。
――スキルリセットイベントのお話がありましたが、「ニケ」のスキルレベルを上げる素材自体の入手は増えないのでしょうか?
リード・ルー氏:もちろん考えております。どうやってドロップするか、どこで入手できるかなどを鋭意検討中です。
――ピルグリム所属ニケの入手が困難なのですが、今後入手方法は増えるのでしょうか?
リード・ルー氏:まだ検討中のため、なにか決まっているわけではないのですが、今回のプレゼントのように、将来的には全てのユーザーの手元にピルグリムがあるような施策をできないか考えています。
――最近グッズやイベントなどのオフライン展開が増えたのは何故でしょうか?
リード・ルー氏:ユーザーからの声もありますが、私達自身がいろいろしてみたいというのもあります。最近ではポップアップイベントを北海道、福岡、東京で開催し、引き続き京都や名古屋、仙台でも予定しております。いろんなグッズや施策も考えているので、オンラインだけでなく、オフラインでも「NIKKE」を知っていただくきっかけになったら嬉しいです。
――「NIKKE」は2年目に向けて何を目指しますか?
リード・ルー氏:1年目はいろんなユーザーに「NIKKE」を知ってもらい、遊んでもらうことができました。2年目は「NIKKE」を愛してくださったユーザーに引き続き愛していただけるように頑張るのが1番の目標です。また、ゲームの品質向上はもちろん、他企業とのコラボレーションもどんどん増やしていくつもりです。
――ありがとうございます。最後に皆様へのメッセージをお願いします。
リード・ルー氏:今回行なわれるアニバーサリーのイベント内容は「OVER ZONE」の100年前の話になります。「NIKKE」でも人気の高い「ゴッデス部隊」の過去のエピソードとなり、「NIKKE」が好きな方の期待に応えられる内容となっているので、是非とも体験していただきたいです。他にも「ニケ」のお試し機能、新「ニケ」や新コスチュームなど、盛りだくさんなイベントとなっているので、1周年アニバーサリーをお楽しみください。
――本日はありがとうございました。
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