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等身大ニケに囲まれる夢のような空間! 「NIKKE 2nd Exhibition」メディア向け内覧会レポート

ニケとおしゃべりもできる、見て触れて楽しめる濃い展示内容

【NIKKE 2nd Exhibition アーク三大企業博覧会 BIG THREE IN THE ARK】
12月26日~1月26日 開催
会場:Space Galleria(アニメイト池袋本店8F)
チケット料金:
日時指定券:2,000円
ミニゲーム付日時指定券:2,700円
限定グッズ引換券:1,500円

 背中で魅せるガンガールRPG「勝利の女神:NIKKE」の展示イベント、「NIKKE 2nd Exhibition アーク三大企業博覧会 BIG THREE IN THE ARK」が12月26日より東京・池袋で開催される。チケット価格は、日時指定券が2,000円、ミニゲーム付日時指定券が2,700円。限定グッズ引換券が1,500円となる。

 イベント名にもある通り、作中に登場するアークの三大企業が資料などを公開するといったコンセプトの催しとなっている。全てのニケの展示や「機密情報」なども見ることができ、ファンにはたまらない内容となっている。原作の雰囲気を再現した内装や展示物などを今回写真に収めてきたので、その様子をお届けしよう。

捲れるパネルも……? 等身大ニケがズラリと並ぶ

 入口から「NIKKE」の世界観を押し出した近未来チックなデザインとなっており、まさに「NIKKE」の世界へ入り込んだかのようなワクワク感を強く感じられる。

 アーク三大企業博覧会ということもあり、はじめに「エリシオン」「ミシリス」「テトラライン」の三大企業と「ピルグリム」の代表からのメッセージが掲載されている。本展示の見どころもここで紹介してくれている。

まるで地下都市・アークの施設の様
主張強めなCEOからのありがたいメッセージ
点数はそれほど多くはないが、あまり見ることができないラプチャーの設定資料も

 1つ目のゲートを潜ると、そこには一面ズラリと等身大のニケのパネルが大量に並べられており、その光景は圧巻の一言。展示されているニケは企業ごとに区分けされており、レイアウトもそれぞれ異なったものになっているのも見どころだ。

企業ごとの異なるイメージをバックにニケが並んでいる

 最初はエリシオンのエリア。赤のカラーリングと軍隊的なお堅いイメージのレイアウトで、美しくもカッコいいニケの魅力を引き立てている。等身大のパネルだけあり、いろいろなものが大ボリュームでかなりの見応えがあった。

【エリシオンのエリア】
たくさんのニケたちに囲まれた夢のような空間
等身大なのでとにかくデカい

 ミシリス、テトラ、ピルグリムと、ニケの展示が続いていくが、中でも面白かったのがテトラのエリアだ。ここのエリアだけいやにアゲアゲなBGMが流れ、天井にはミラーボールが吊るさせていたりとまるでナイトクラブのよう。テトラのCEO・マスタングの趣味が全開で、ファンならニヤリとできるはずだ。

【ミシリスのエリア】
ミシリスのイメージに合ったハイテクノロジーを感じさせるレイアウトデザイン
【ピルグリムのエリア】
三大企業に所属していないニケなので数は少なめだが、どれも存在感を放っている
【テトララインのエリア】
エンターテイメントに振り切っている企業だけあり、他と比べてかなりド派手だ
ミラーボールも吊るされていてゴキゲンな空間になっている

 等身大パネルの展示ならではの楽しみ方もある。それぞれのパネルの近くには目盛りが付いており、ニケたちの伸長をチェックすることができる。ゲーム上のイメージよりも長身だったり、逆に思っていたよりも小柄といったような意外な発見もあり、見ていて非常に面白い。

自分との身長差を比べるのも一興

 この展示ではニケを見るだけではなく“触れて楽しむこともできる”。これは、好きなところを触って楽しむということではなく、一部のパネルに用意されている“ハートマークの付いた部分”を捲ることができるのだ。

 パネルを捲ると、ニケたちの“秘密”に触れることができる。撮影や詳細に触れるのはNGのため、捲った先に何があるのかは会場に足を運んでその目で確かめてもらいたい。

ここを捲るといったいどんな秘密が……

適合度測定コーナーも。0%でも死なないので安心

 ニケの展示エリアを抜けた先は厳重なセキュリティゾーンである、機密情報エリアとなっている。本作の貴重な設定資料の数々が展示されたファンにはたまらない空間となっている。

入口は厳重なゲートのような様相となっている

 ここのエリアの設定資料は全て写真撮影不可だったので残念ながらお見せすることはできないが、資料の傍らにあるポッドに入った「開発中ニケ」を紹介したい。ポッドの近くにはマイクが設置されており、なんと開発中のニケとコミュニケーションをとることができるのだ。

ポッドの中にいるニケと自由に会話が楽しめる
自由に会話はできるが、一部NGの話題もあるので注意しよう

 これまでこういったマイクを使った遊びで“嚙み合わない受け答え”をされることは数多く経験してきたので、失礼な話だが正直それほど期待はしていなかった。

 試しにいくつか話題を投げかけてみると驚くことに、発した言葉をしっかりと認識し、その言葉の意味もしっかり嚙み砕いて適切な返事を返してくれたのだ。筆者が想像していたよりも本格的なコミュニケーションがとれ、まるで本当に会話のキャッチボールを交わしているかのような感覚を味わえた。これもぜひ実際に会場で体験してもらいたい。

一方的に返事をして終わりではなく、しっかりと会話として成立している
仮病を使ってみると、ちゃんと心配をしてくれて優しい

 有料のミニゲームコーナーもあり、ここではニケの適性検査を行うことができる。出題される設問に正直に答えていくというシンプルな内容。

 適合度を測定して、一定以上の適合度になれば豪華景品がもらえるとのこと。適合度が0%でも死ぬことはないので、安心してチャレンジしてもらいたい。

筆者も挑戦してみたが、結果は適合度0%であった

 出口付近の最後のエリアは、培養ポッドに収容されたニケたちが並ぶフォトスポット。湧き上がる泡の飾り付けがポッドの中の雰囲気を演出しており、アンニュイな表情でこちらを見るニケたちも非常に魅力的だ。遊びに来たらここはぜひ写真に収めてもらいたいポイントである。

 小さな展示会ながら、凝縮された展示物の数々と、原作の世界観を見事に再現した会場の作り込みは非常に見応えがあり、満足度の高い内容となっていた。

 ニケの秘密や貴重な設定資料など、実際に足を運ばないと見られないポイントも数多くあるので、本稿で興味を持った人はぜひ遊びに行ってもらいたい。

 東京会場の他にも、2026年2月27日からは大阪・日本橋でも開催されるので、今回の東京会場に来られない人はそちらもチェックだ。