インタビュー

大冒険が待っている! 開発者が語る「The Elder Scrolls Online」の魅力

最新チャプター「ハイ・アイル」がすぐに体験可能! 多彩な冒険が待つ世界へようこそ!

【The Elder Scrolls Online】

12月23日より最大70%オフセール開始

 ゼニマックス・オンラインスタジオが開発した「The Elder Scrolls Online(以下、ESO)」は、「The Elder Scrolls」の世界をMMORPGとした作品である。「The Elder Scrolls V:Skyrim」や「The Elder Scrolls III: Morrowind」などで描かれた世界"タムリエル"をかつてないスケールで表現、様々な冒険を楽しむだけでなく、プレーヤー達での共闘や、大陸の覇権を賭けた大戦争を繰り広げることができる。

 本作は日本ではDMM GAMESより2016年から日本語版のサービスが開始されている。アメリカでは2014年からで8年もサービスが続いており、様々なコンテンツが追加されている。2022年は全く新しい地域とストーリー「ハイ・アイル」が追加され、11月に最終章「ファイアソング」が実装された。

 この「ESO」に12月23日よりセールが行われる。このセールでは「ESO」のベースとなるクライアントに加え、各チャプターが同梱された「エルダー・スクロールズ・オンライン 日本語版 <ハイ・アイル>コレクション通常版」が67%オフの2,896円。ゲーム内で使う通貨「クラウンパック」が20%~40%オフ、クライアントを持っている人向けに新世界である「ハイ・アイル」単体の割引も行われる。セール商品は以下の通り。セールはDMMオンラインショップから購入可能だ。

・DMMストア「エルダー・スクロールズ・オンライン 日本語版」関連商品を購入

商品名元価格(円)セール価格(円)割引率説明
エルダー・スクロールズ・オンライン 日本語版2,17865370%ベースゲームとモロウウィンド。ゲームプレイに必須なベースゲーム
<ハイ・アイル>アップグレード通常版~ESO日本語版5,9401,96067%ハイ・アイルプレイには別売りのESOベースゲームが必要となる。※既にベースゲームを持っている人のための商品
<ハイ・アイル>アップグレードコレクターズ版~ESO日本語版6,9302,28667%限定インゲームアイテム「ハイ・アイル コレクターズパック」。※単体ではプレイ不可、既にベースゲームを持っている人のための商品
<ハイ・アイル>コレクション通常版~ESO日本語版8,7782,89667%ベースゲームに加え、過去のチャプターが全て入ったお得なセット商品
<ハイ・アイル>コレクションコレクターズ版~ESO日本語版9,9003,26767%ベースゲームに加え、過去のチャプターが全て入ったお得なセットに加え、限定インゲームアイテムを同梱
1500クラウンパック1,9801,58420%ゲーム内のクラウンストアでアイテム購入等に使用出来るクラウンパック
3000クラウンパック3,3002,47525%
5500クラウンパック5,2803,69625%
10500クラウンパック9,9556,47135%
21000クラウンパック19,80011,88040%

 「ESO」は日本でサービスを開始してから6年となるかなり歴史のあるゲームだ。コンテンツも膨大であり、ちょっととっつきにくい印象を持つかもしれない。しかしゲームは音声も含めたフルローカライズ、様々なところで初心者向けのチューニングが行われており、ソロプレイでまずはじめるのもオススメのゲームである。

 今回、セールに合わせ、「改めて『ESO』の魅力は何か?」をテーマに、本作を開発するゼニマックス・オンライン・スタジオのクリエイティブ・ディレクターのリッチ・ランバート氏にインタビューを行った。開発者が語る「ESO」ならではの特徴から、最新コンテンツ「ファイアソング」まで、本作の魅力を紹介していきたい。

【『ハイ・アイル公式PV』~エルダー・スクロールズ・オンライン 日本語版】

現在のコアユーザーは「ESO」をどう遊んでいる? 初心者は何からはじめる?

――最初にまずお話しいただけるインタビュイーの方のお名前と役割を教えてください。
リッチ氏:ESOのクリエイティブ・ディレクターを務めているリッチ・ランバートです。

――「ESO」はサービス開始から8年以上も続く、ユーザーから高い評価を得たゲームとなりましたが、感想をお願いします。

リッチ氏:「ESO」は、信じられないほど自由に世界を探検できる大規模なゲームです。さまざまな種類のアクティビティやストーリーがあり、コミュニティも格別です。チームが長年にわたって成し遂げてきたことを、私は非常に誇りに思っています。

「ESO」は、「The Elder Scrolls」の世界"タムリエル"を冒険できるMMORPG。8年にもわたる膨大なコンテンツの蓄積が最大の魅力だ。様々な冒険がプレーヤーを待っている

――まだ「ESO」を知らないという人のために、「ESO」と言うゲームの魅力的なポイントを教えてください。「ESO」は、膨大なコンテンツ、「The Elder Scrolls」としての世界観、戦争と様々な魅力があります。それぞれの要素を簡単に紹介していただけますか。

リッチ氏:この質問に関しては、お話することがたくさんありますが、とにかく、「ESO」は巨大なゲームです。

 何百時間、何千時間と続く"ストーリーコンテンツ"、7つのユニークなラインを持つ奥深い"クラフトシステム"、カードゲーム「テイルズ・オブ・トリビュート」、"ギルドシステム"、そして好きなようにオブジェクトを配置できる強力な"ハウジングシステム"があります。

 また、"ダンジョン"や"試練"では、グループ単位で楽しめるアクティビティも充実しています。さらに、世界各地に眠る伝説を探し出せる"アンティーク・システム"、キャラクターの外見をカスタマイズできる"アウト・フィッティング・システム"、PVP志向の方にはオープンワールドの"シロディール"や小規模なアリーナ・スタイルの"バトル・グラウンド"も用意されていたりと、誰もが楽しめる要素があります。

「ESO」の大きな魅力である「戦争」。3つの勢力に分かれ領土の支配権を争う。攻城兵器を使った城攻めなど大がかりな仕掛けも楽しい
ハウジング、クラフトシステムなど様々な要素が用意されている

――「日本語対応の欧米産MMORPG」というのは最近ではかなり貴重な作品です。ローカライズのポリシーや、日本のユーザーの反応などを教えてください。

リッチ氏:「ESO」は6年前に日本で発売されましたが、日本語に完全にローカライズされており、すべてのテキストと音声が丁寧に翻訳されています。日本のコミュニティーの反応はとても良く、結束の固いグループだと思っています。

――これだけ膨大なコンテンツがあると、現在のベテランプレーヤーはかなりコアな遊び方をしていると思います。どのような形でゲームをディープに楽しめるでしょうか?

リッチ氏:「ESO」のプレーヤーに話を聞くと、それぞれのプレイスタイルが異なるのが非常に興味深いですね。10人のプレーヤーに同じ質問をしても、10通りの答えが返ってきます。

 結局のところ、プレーヤーとして何がモチベーションになっているかによると思うのですが、ミニマム/マックススタイルが好きなら、アイテムセットを追い求めて、すべてのクラフトスキルを最大にし、すべての装備を簡単にアップグレードして、できるだけ多くのゴールドを手に入れたいと思うでしょうし、クリエイティブなことが好きな人なら、絶対にハウジングシステムをやりたいと思うはずです。その自由度の高さは、他に類を見ないですからね。

 PVPを好むプレーヤーには、シロディール、デュエル、バトルグラウンドが現在の選択肢ですが、将来的にはいくつかの新しいものを提供できるよう取り組んでいます。

――一方でチュートリアルの一新など、初心者向けの施策も多いです。また、本作はプレーヤーによって敵の強さが変わるシステムを採用しています。初心者が、ソロで楽しむためのアドバイスをお願いします。

リッチ氏:ESOを初めてプレイする人への最大のアドバイスは、とにかくゆっくり探索することです。ESOは他のゲームと違って、最大レベルまで上げないとゲームを楽しめないということはありませんし、意味のある進歩を遂げることができます。

 世界のどこに行っても、好きな順番でストーリーを進めることができ、探索や友人との遊びを妨げるような、任意のレベルゲートは存在しません。

「ESO」では丁寧なチュートリアルが用意されている。シリーズでお約束の"囚人状態でスタート"もファンには嬉しい。「ESO」はプレーヤーのレベルに合わせ敵の強さが変化するので、初心者でもストーリーをサクサク進めることができる。様々な地域で展開するストーリーをすぐに楽しめるのだ

――ゲーム内で仲間がいるとこのゲームはさらに楽しめますか? 海外のユーザーとも気軽に遊ぶにはどんなことを心がければ良いでしょうか?

リッチ氏:ESOではフレンドと一緒にできることがたくさんあります。ワールドボスやダンジョンなど、難易度が高く、連携が必要なコンテンツは、常に仲間がいることで有利に進めることができます。

 ダンジョンには「ノーマル」と「ベテラン」の難易度があり、自分の好きな難易度を選んで冒険することができます。

1年にわたって描かれた新章「ハイアイル」、そして最新コンテンツ「ファイアソング」とは?

――一年前から"新しいエピソード"である「ハイ・アイル」が始まりました。「エピソード」として他のコンテンツと違う印象を受けます。どういった意図でこの「ハイ・アイル」を導入したのでしょうか?

リッチ氏:ハイ・アイルの最大の目標は、これまでとは異なるタイプのストーリーを展開することでした。

 世界を破滅に導くような宇宙的な脅威ではなく、より地に足の着いた、特定の地域に根ざした物語にしたいと思っておりました。「ハイ・アイル」は、政治、貴族、ミステリーを中心とした物語です。

「ハイ・アイル」はこの地で密かに進行する陰謀が大きなテーマになる。政治、貴族、ミステリーと、これまでとは雰囲気が異なる物語だ

――「ハイ・アイル」は、初心者プレーヤーがいきなり挑戦することも可能です。こちらでも初心者や、はじめて「ハイ・アイル」を訪れる人へのアドバイスをお願いします。

リッチ氏:ゾーンとストーリーを探検してみてください - 面白いストーリーがたくさんあり、「テイルズ・オブ・トリビュート」という素晴らしいゲーム内のカードゲームもアンロックできます。

――そして先日"最終章"である「ファイアソング」が導入されました。これはどういうものでしょうか?

リッチ氏:ファイアソングは、今年1年間かけて語ってきた物語の集大成です。この地域の3番目の島であるガレンを舞台に、このエリアのブレトンとドルイドについて考察しています。

 「ファイアソング」と「ハイ・アイル」をクリアすると、ボーナスクエストである「キャッパー」がアンロックされ、「ブレトンの遺産」のストーリーを全て終わらせることができます。

――最終章をいきなりプレイしてから、他の「ハイ・アイル」のコンテンツをプレイしても楽しめますか?

リッチ氏:もちろんです。ESOのストーリーは、どの順番でプレイしても楽しめるように設計されています。

――特に、「ファイアソング」で見てもらいたい要素はどこでしょう?

リッチ氏:チームは、この地のドルイドを中心とした、新しい伝承や物語を作ることに多くの時間を費やしました。非常に興味深いストーリーで、チームが見事に完成させたと思います。

11月に実装されたばかりの「ファイアソング」は、ハイ・アイルのストーリーの最終章となる。プレイするためには別途コンテンツを購入する必要があるが、月額サービスであるESO Plusに加入していれば他のDLC同様にプレイ可能だ

――改めて「ハイ・アイル」ではこの地方独自の対立や、ストーリー、地形などが存在しますが、個人的に気に入っているところ、見てもらいたい、体験してもらいたい要素はありますか?

リッチ氏:今年はハイ・アイルとファイアソングの変化を楽しみました。私は、鎧を着た騎士や貴族、政治など、ヨーロッパの歴史の中でも古典的な時代である中世が大好きです。

 ハイ・アイルはこの時代の影響を強く受けているので、その時代が好きな人にはとても魅力的だと思います。

――「ESO」で実装されてない地域の1つとして、「蛇人」が住む国「アカヴィル」があります。「ESO」でもまだまだ明らかにされていない地域は多いですが、今後はこういった新たな地が追加されていくのでしょうか?

リッチ氏:次にどこへ行くのか、どんなストーリーになるのかは、時間が経ってみないとわかりません。:)

――世界に対してキャラクターの存在感が増していく「ESO」ですが、例えば「D&D」はキャラクターが成長していくことで半神のような超人的な存在に成長します。キャラクター自身の力が大きく増し、世界に影響を与えるような要素なども考えていますか?

リッチ氏:「ESO」では、現在すでにそのようなことが起こっていると思います。プレーヤーは世界に大きな影響を与え、キャラクターはその影響を認識しています。デイドラの神を倒し、世界を救ってください!

ソロプレイも、協力プレイも楽しい。12人で楽しめるコアなダンジョンも!

――「ESO」には8年以上の膨大なコンテンツがあります。まず基本的なストーリー部分での魅力的なポイントを教えてください。その上で、「ゾーンDLC」という様々な地方が追加されています。こちら1つずつ聞いてしまうと膨大な量になってしまうので、リッチ氏が個人的に大好きなコンテンツを教えてください。

リッチ氏:ベースゲームでは、私のお気に入りのゾーンは「オルシニウム」です。オークとその文化が大好きで、オルシニウムはそういった側面を掘り下げています。

 オルシニウムには、これまで作ったコンテンツの中で一番気に入っている「メイルストローム・アリーナ」があります。これはソロダンジョンで、特にベテランの難易度では、クリアすると素晴らしい報酬が得られるので、挑戦してみてください。

「ESO」初のDLCとなった「オルシニウム」。オークの文化が掘り下げられる

――「ダンジョンDLC」も魅力的な要素です。ただ、初心者や復帰者はソロプレイも多いと思います。ソロで楽しめるダンジョンDLCはありますか?

リッチ氏:私たちのダンジョンはグループベースのコンテンツで、メイルストローム・アリーナ(オルシニウムゾーン)とヴァテシュラン洞穴(リーチ)という2つのソロアリーナがあります。

オルシニウムのダンジョン「メイルストローム・アリーナ」はソロ向けコンテンツ

――逆に大人数なら楽しめる「ダンジョンDLC」はどれでしょうか?

リッチ氏:「試練」は、大人数のフレンドと一緒に飛び込みたくなる場所になるかと思います。12人用のコンテンツで、クリアするにはグループの連携とスキルが必要です。

 「試練」での報酬は、素敵なコスメから強力なアイテムセット、さらには最高難易度でクリアした場合のマウントまで、多岐にわたります。

――最後に日本のファンへのメッセージをお願いします。

リッチ氏:ZOS(ZeniMax Online Studios)のチーム全員を代表して、日本の皆様からの長年のサポートに感謝いたします。そして、1月にいくつかのエキサイティングな発表がありますので、楽しみにしていてください!

――ありがとうございました。

「The Elder Scrolls」の世界に旅立つチャンス!

 「ESO」は日本で6年サービスが継続しているMMORPGだ。欧米の本格的ファンタジーMMORPGをフルローカライズでプレイできる作品として、やはり「ESO」は特別な存在だ。また「The Elder Scrolls」の世界を旅できるゲームとしても成長し続けるこのコンテンツは魅力的である。

 MMORPGは毎日のようにログインし、どっぷりとプレイするプレイスタイルが主流であったが現在は気ままにログインし、世界を探索するという遊び方をしている人も多そうだ。「ESO」はレベル上げで苦労せず様々なコンテンツにアクセスできると言う点も魅力だろう。コアプレーヤー用のコンテンツもあるが、自分のペースで進めることも可能なのだ。

 「久し振りにがっつりとファンタジー世界に浸ってみたい」、「ESO」はそういう人にぴったりのゲームだ。ソロで遊べるし、やりこみたくなればコミュニティに参加しても良い。この機会にこの世界に飛び込んでみよう。