【特集】
【年末特集】2023年こそ行ってみたい! 「ジブリパーク」までの“道のり”攻略ガイド
2022年12月26日 10:26
「ジブリパーク」は現状3エリア。ジブリ作品を体感できる場所が盛りだくさん!
最後に「ジブリパーク」内の3つのエリアを紹介。過去の詳細レポートも交えつつ、「ジブリパーク」の見どころや楽しみ方を紹介していきたい。
青春の丘(扱う作品:耳をすませば、猫の恩返し)
「青春の丘」は、パークの正面玄関から一番近いエリア。ここでは、中学生の月島雫と天沢聖司の恋を描いた「耳をすませば」に登場するアンティークショップ「地球屋」と、“耳すま”のスピンオフ作品となる「猫の恩返し」より“猫の事務所”が再現されている。パーク全体で見ると比較的小さなエリアだが、この場所での体験はとても濃密だ。
地球屋では、天沢くんがバイオリンを作っていた工房が忠実に再現されているほか、猫の事務所では、バロンとムタの日常シーンを“覗く”ことができる。さらに「青春の丘」にあるポストは実際に投函でき、専用の消印付きで配送されるほか、黄色のジャケットを羽織って自転車に乗る“天沢聖司体験”が可能など、作品の世界に入り込んだような体験ができる。
エリア面積が小さいこともあって、滞在時間は1時間程度を想定しておきたい。レポート記事では、「地球屋」と「猫の事務所」の模様を詳細に伝えている。「青春の丘」に行く前は、ぜひとも「耳をすませば」と「猫の恩返し」を見て、作品の予習をしておきたい。
ジブリの大倉庫(扱う作品:ジブリ作品のほとんど)
「ジブリの大倉庫」は、ジブリパークのメインエリアで、スタジオジブリ作品の数々を、見る・触れる・食べるなど、五感で体験することができる。さらに、屋内展示場のため、雨の日でも思い切り楽しめる安心のエリアだ。
また、本エリアにある「ジブリのなりきり名場面展」は、ジブリファン垂涎の場所。「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」、「崖の上のポニョ」など、数々のジブリキャラクターになりきることができ、ジブリファンであれば一度は訪れておきたい。また、カフェ「大陸横断飛行」やミルクスタンド「シベリあん」で軽食をとることができるほか、「冒険飛行団」では“ここだけ”のグッズを買うことができる。
短編映画の上映や企画展示もあるため、滞在時間は急ぎ足でも4時間ほど。パークを堪能したい方は、もっと多くの時間を費やしてもいいだろう。レポートでは、「ジブリのなりきり名場面展」や展示物の様子、軽食のメニュー、お土産の一部を紹介している。「ジブリパーク」に訪れた際は、ぜひとも「ジブリの大倉庫」に訪れてみてほしい。
どんどこ森(扱う作品:となりのトトロ)
「どんどこ森」は、先ほど紹介した2つのエリアから少し離れた場所にある“森”を中心としたエリアだ。ここでは、ジブリ作品のトレードマークとなった「トトロ」が登場する「となりのトトロ」を空気を体験することができる。
「サツキとメイの家」では、主人公の草壁サツキ・メイ姉妹と、父・タツオが暮らす家がそのまま再現。家の中に入ることもでき、ついさっきまで誰かが暮らしていたかのような、作品の“生”の空気を味わうことができる。また、裏山を登り「どんどこ森」の頂上に着くと、大トトロがお出迎えしてくれるなど、子供と大人がどちらも楽しめるエリアだ。
こちらもエリア面積は小さいが、裏山へ登る時間なども考慮すると、滞在時間は約2時間ほどを想定したい。だが、「どんどこ森」は正面玄関より徒歩25分ほどの離れた場所にあるが、シャトルバスも運行しているため、移動の点については安心してほしい。レポートでは、「サツキとメイの家」の中の様子や、裏山にいるトトロの模様を詳細に伝えている。
秋以降はさらなる混雑も!? 2023年も「ジブリパーク」から目が離せない
ここまで「ジブリパーク」へ行くまでの“道のり”を指南してきた。先着順となったチケットの取り方や、名古屋駅からパークまでの道のりを紹介したが、皆さんの「2023年 ジブリパーク」計画の手助けになっただろうか。
実は「ジブリパーク」は、現在も新エリア開業に向けて準備を進めていて、2023年秋には「もののけの里」、2023年度中には「魔女の谷」の開業が予定されている。新たなエリアが開業してから訪れるのも手段の1つだが、新エリアが開業すると、必然的に来場客が多くなるため、チケットが先着順となった“2023年前半”に1度訪れておくのがいいだろう。
「ジブリパーク」は、何度も訪れたくなるような仕掛けがたくさん用意されている。「ジブリパーク」を楽しみにしている方に、本稿が少しでも助けになってくれれば幸いだ。
© 2022 GHIBLI PARK Co., Ltd. All Rights Reserved.
© 2022 Studio Ghibli