【特集】

【年末特集】2023年こそ行ってみたい! 「ジブリパーク」までの“道のり”攻略ガイド

チケット販売から電車の乗換も。パークの見どころまで詳しく紹介!

 2022年11月に愛知県に開園した「ジブリパーク」。遊園地のような“ジェットコースター”などのアトラクションは一切なく、「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」などに代表される“ジブリ映画”の世界観をとことん味わえるテーマパークだ。開園前は「ジブリパーク」公式Twitterが情報を小出しに発表し、展示物の再現度が話題となった。

 開園すると、チケットは抽選制となり、抽選結果の発表でSNSを賑わせるなど、話題の絶えない「ジブリパーク」。現在はチケットは先着順となったが、それでもチケットの入手難は続いている。そこで本稿では、「ジブリパーク」のチケットの入手方法から、パークへ向かうまでの交通手段を紹介。パークの見どころも交えつつ、2023年こそ行ってみたい「ジブリパーク」への“道のり”をお伝えしたい。

行きたいエリア・スケジュールを決めよう! 年明け1発目の狙いは“4月入場分”

 まずは、ジブリパークのエリアを大まかに見ていこう。パーク内は、現時点で3エリアが開業しており、正面玄関となる「公園北口」から入って、すぐの場所が「耳をすませば」と「猫の恩返し」がモチーフの「青春の丘」エリア。次に屋内展示棟となる「ジブリの大倉庫」、そして歩いて20分ほどの場所に「となりのトトロ」がモチーフの「どんどこ森」エリアがある。これら3つのエリアには、それぞれチケットが必要となっているが、この点については、のちほど詳しく紹介しよう。

 エリアの確認が済んだら、ジブリパークへ行くスケジュールを見ていこう。ジブリパークのチケットは、全て日時指定となっていて、いつ、どの時間に行くかを決めておかなければならない。なお、指定されている時間は“入場時間”となっていて、「青春の丘」と「どんどこ森」エリアは指定入場時刻より30分以内、「ジブリの大倉庫」は1時間以内に入場する必要がある。だが、退場時刻の指定はされていないため、一度入場すれば、最後までとことん楽しむことができる。

こちらがジブリパークのマップ。「青春の丘」と「ジブリの大倉庫」、「どんどこ森」の3つのエリアにわかれている
公式サイトでも案内があるように、ジブリパークは日時指定の予約制。チケットのないまま、現地に行っても入場できないため、注意が必要だ

 スケジュールの確認が済んだら、いよいよチケットを購入していく。先ほども少し触れたが、開園直後より2023年1月入場分までは抽選販売だったチケットは、2023年2月入場分より先着販売となった。2023年1月分は既に完売しているため、これから「ジブリパーク」へ行きたい場合は、早くとも2月以降となる。その点については注意が必要だ。

 チケットの購入には「Boo-Wooチケット」というサービスを利用していく。サービスを初めて利用する場合は会員登録が必要だが、本サービスは「ローソンチケット(ローチケ)」が提供しているため、ローチケを一度でも利用したことがある人は、新たに会員登録をする必要はない。ローチケのアカウントがある場合は、そちらを利用しよう。

開園以来、チケットの抽選販売が行なわれていたが、現在は先着販売が行なわれている
こちらがジブリパークのチケットを販売する「Boo-Wooチケット」。利用には会員登録が必要となる
会員登録画面。なお、以前に同じメールアドレスで「ローチケ」を利用している場合は、アカウント登録ができず、「ローチケ」アカウントを利用するよう促される

 会員登録が済んだら、「Boo-Wooチケット」のトップページより“ジブリパーク”を選択。すると、各種チケットの選択画面に移行するだろう。「ジブリパーク」では、1つのチケットのみでは全エリアに入場できず、各エリア専用のチケットが必要となる。現在販売されているのは「青春の丘+ジブリの大倉庫セット」、「ジブリの大倉庫のみ」、「どんどこの森のみ」の3種類だ。「青春の丘」エリアへ行きたい場合は、「ジブリの大倉庫」とのセットのみとなっているため、注意が必要だ。

 行きたいエリアは、家族や友人と話し合って、事前に決めておくほうがいいだろう。また「青春の丘+ジブリの大倉庫セット」と「どんどこ森」を両方購入すると、全エリアを回ることができるが、どちらも時間指定があるため、それぞれのエリアへの時間配分には気を付けよう。なお、本稿の最後には、ジブリパーク各エリアの魅力を紹介しているため、そちらも参考にしていただきたい。

現在販売されているチケットは3種類。「青春の丘」のみ「ジブリの大倉庫」とのセット販売となるため、注意が必要だ。
「Boo-Wooチケット」のジブリパークページには、それぞれのチケットへの案内がある。なお画像には「青春の丘」のみのチケットが表示されているが、こちらは既に販売終了となっている。

 家族・友人と話し合い、スケジュールや行きたいエリアは決まっただろうか。ここでは、例として「青春の丘+ジブリの大倉庫セット」のチケットを購入するという設定で案内していく。「青春の丘+ジブリの大倉庫セット」の先着販売はすでに始まっているが、残念ながら2月分のチケットは全て売り切れており、3月分は少なからず残っているという状況。抽選販売が終わったからと言って、チケットが取りやすいというわけではないのだ。

 そのため、年明けにねらい目なのが“4月入場分”だ。「ジブリパーク」のチケット先着販売は、毎月10日に3か月後のチケットを販売する。例えば、2023年3月分のチケットは、12月10日に販売が開始されるという流れだ。つまり年明けとなる2023年1月10日からは、2023年4月入場分のチケットが販売される。4月末からはゴールデンウィークも始まってくるため、年末年始のうちにスケジュールを決めて、1月10日の販売開始と同時に購入する流れが最適だろう。

 なお、前回・前々回と販売開始時刻が14時だったため、2023年4月分のチケットの販売開始時刻も、2023年1月10日の“14時”だと思われるが、本稿執筆時点で開始時刻は明らかにされていないため、公式サイトをこまめにチェックすることをオススメする。

□「Boo-Wooチケット ジブリパーク」のページ

Boo-Wooチケットの案内画面。平日と祝日で料金が異なる。
チケットは毎月10日に販売開始。2023年4月分は、2023年1月10日販売開始となる。

 あとは画面の指示に従って、人数や支払い方法を選択。支払い方法は、クレジットカード・店頭支払い・d払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払の5つだ。店頭支払いは、ローソンとミニストップにて利用できる。クレジットカードを利用していない人は、こちらを使用しよう。

 チケットの購入が済んだら、あとは指定日時に「ジブリパーク」に向かうだけ。実は「ジブリパーク」、愛知県の中心となる“名古屋駅”から公共交通機関で50分ほどの郊外にある。電車の乗り換えも含め、次項では「ジブリパーク」への行き方を紹介していく。

支払い方法は計5種類あるので安心だ
ジブリパークは名古屋駅から乗り換え時間を含め50分ほど。ルートを予習してからパークへ向かおう