【特別企画】

【ジブリパーク】宮崎吾朗氏、ジブリパークの将来的なエリア拡張に言及

「拡大主義ではないが、やれというのであれば三期や四期も」

【ジブリパーク】

11月1日 開園予定

 10月12日、愛知県にオープン予定のテーマパーク「ジブリパーク」の内覧会にて、制作現場を指揮するスタジオジブリの宮崎吾朗監督が「ジブリパーク」の将来的なエリア拡張に言及した。

 宮崎氏が発言したのは、愛知県の大村秀章知事とのトークイベントでのこと。宮崎氏は「サツキとメイの家」を愛知万博後も維持を続けられたことが「ジブリパーク」実現の先駆けとなったことから、「まずは作ったものをきちんと維持していくことが大事。拡大主義ではなく、今あるものの維持を心がけたい」とした。その上で、「ただ将来、大村知事や愛知県のみなさんの声があって、『三期も四期もやれ』ということであれば考えたい」とした。

スタジオジブリの宮崎吾朗監督
愛知県の大村秀章知事

 また大村知事は、「『ジブリパーク』はテーマパークではあるが、愛知県の公園施設でもある。テーマパークと公園が合わさった日本でも珍しいハイブリッドな施設になる。もともとこの公園は、愛知万博を記念して作られたもので、愛知万博の理念は『人、生き物、地球に対する愛』。スタジオジブリの理念にも重なるものがあり、一緒に構想をスタートすることができた。10月11日からは、インバウンドのお客さんも本格的に入ってくるようになった。世界中の人に楽しんでいただけるよう、スタジオジブリのコンテンツを作り、育てていきたい」と語った。

 ジブリパークは愛知県の愛・地球博記念公園内にて11月1日オープン予定。2023年秋には「もののけの里」、2024年3月には「魔女の谷」エリアがオープン予定となっている。

ジブリパーク「ジブリの大倉庫」エリア
トークイベントは「ジブリの大倉庫」内にある「映像展示室オリヲン座」で行なわれた。オープン後は、「三鷹の森ジブリ美術館」でのみ上映されている「くじらとり」などの短編映像作品を上映する施設になる