【特別企画】

【ジブリパーク】造形物として楽しい! 「ジブリのなりきり名場面展」レポート

シータにポニョにシシ神様。キャラクターを間近で感じる貴重な展示会

【ジブリパーク】

11月1日 開園予定

 11月1日に開園を予定しているテーマパーク「ジブリパーク」。メディア向けの内覧会では、企画展示「ジブリのなりきり名場面展」を見ることができた。

 「ジブリのなりきり名場面展」は、「千と千尋の神隠し」や「天空の城ラピュタ」といったスタジオジブリの映画からワンシーンを切り取り、立体造形などで再現した展示会で、自ら展示物の中に入ってキャラクターになりきり、記念撮影できるスポットにもなっている。

 展示内容の一部は速報でもお伝えしているが、展示は2階に分かれており、思った以上の数がある。「崖の上のポニョ」はクライマックスの大迫力シーンが再現されていたり、「コクリコ坂から」では考古学研究会&新聞部の本棚や荷物が雑多に置かれている様子などが細かく再現されている。

「ジブリのなりきり名場面展」入り口の車掌さん(千と千尋の神隠し)
「崖の上のポニョ」は大迫力! 一方でポニョもとてもかわいく作られている
「コクリコ坂から」の考古学研究会(にある新聞部)。部室の雑多な感じが細かく再現されている

 もちろん記念撮影目的で訪れてもいいが、ポルコ・ロッソやポニョが等身大で目の前に“いる”迫力や感覚を思い切り楽しんでもいいだろう。

 個人的なお気に入りは「天空の城ラピュタ」。ひとつは映画序盤でシータが空から降りてくるシーン、もうひとつは囚われたシータを助け出すシーンが再現されている。いずれもパズーとなって撮影できる展示だ。

 特にシータを助けるシーンは、フラップターに乗るような格好ができる。展示にはドーラも登場しており、足場の位置的に顔をはっきりと見ることはできないが、その頼りになる背中を間近に感じることができる。こちらを見据えるシータの表情も表現力豊かで、シーンに入り込めること間違いなしだ。

 ほかにも、「もののけ姫」からはシシ神様に「首をお返しする」シーンが登場している。この展示には音と光の演出があって動画の撮影向きになっているなど、様々な切り口の展示になっているのも楽しい。ジブリの大倉庫を訪れた際は、ぜひ「ジブリのなりきり名場面展」に注目していただきたい。

シータが空から降りてくるシーン
展示2つ目はこのシーン! 懸命に手を伸ばすパズーを演じられる
シータの表情も見どころ
ドーラの頼りになりすぎる背中!
【もののけ姫】
「首をお返しする!」ができる展示。こんなに近くにシシ神様を感じられるとは恐れ多い
【紅の豚】
ボロボロになりながら殴り合うポルコ・ロッソ。忠実再現の顔が良い
【千と千尋の神隠し】
カオナシの隣に座る電車のシーンが再現されている
【おもひでぽろぽろ&海がきこえる】
「おもひでぽろぽろ」と「海がきこえる」はパネル展示が登場
【平成狸合戦ぽんぽこ】
狸たちによる作戦会議のシーン。どの狸もそれぞれの細かい作り込みを感じる。1匹ずつじっくり堪能したくなるようなかわいらしさがある
【かぐや姫の物語】
桜の舞う「かぐや姫の物語」のパネル展示
【ゲド戦記】
「ゲド戦記」からは、「命を大切にしないやつなんか大嫌いだ」のシーンが登場。近くで見るとテルーの怒りがわかる
【風立ちぬ】
「風立ちぬ」からは、堀越二郎の夢のシーン。カプローニと一緒に飛行機作りに思いを馳せられる
【思い出のマーニー】
「思い出のマーニー」からはマーニー。なお映画を再現するなら、背中合わせになって手をつなぐのが正解だ
元シーンと照らし合わせられる掲示もある